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公開番号
2025028354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024225505
出願日
2024-12-20
発明の名称
ノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20250220BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】ノロウイルスの不活化に有効なノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物、及びそれを用いたノロウイルス不活化方法の提供。
【解決手段】(A)界面活性剤と、(B)アクリル酸マレイン酸コポリマー又はその塩を含有するノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)界面活性剤と、(B)アクリル酸マレイン酸コポリマー又はその塩を含有するノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
(A)界面活性剤が、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有する、請求項1記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
ノロウイルスがヒトノロウイルスである、請求項1記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物を繊維製品に接触させる、繊維製品の洗浄方法。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物をノロウイルス汚染が懸念される繊維製品に接触させる、ノロウイルス不活化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ノロウイルスは、カリシウイルス科、ノロウイルス属に分類されているエンベロープ(膜状構造)を持たないRNAウイルスであり、酸性(胃酸)に対して強い抵抗力を有し、少量(10~100個程度)で感染することが知られている。
現状では、ノロウイルスに対するワクチンや治療薬は存在しないことから、ノロウイルスが付着し得る調理器具、衣服、手指等を洗浄・消毒することによる除ウイルスやウイルス不活性化により感染を予防することが重要である。
【0003】
ノロウイルスは、物理化学的抵抗性が強いため、多くの細菌類に対して有効であるエタノールやカチオン界面活性剤を含む消毒剤等もノロウイルスに対しては一般的な使用法において十分な効果を得られない場合がある。そのため、ノロウイルスの不活化には、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム等)やヨード剤(ポビドンヨード等)、アルデヒド剤(グルタラール等)、過酢酸製剤等が使用されている。しかし、これら一般的な消毒剤は、粘膜や皮膚への刺激性が高いため、安全上の問題から使用用途が限られる。また、塩素系消毒剤等では繊維の色柄等を漂白する作用があり、衣料等の繊維製品への使用においては制限が生じるという問題がある。
【0004】
アクリル酸マレイン酸コポリマーは、アクリル酸系の水溶性ポリマーの一つで、カルボキシ基による無機塩類に対する吸着や電離による分散力に関して優れた性能を有することから、洗剤用ビルダー、金属イオン封鎖剤、スケール(炭酸カルシウム、リン酸塩等)防止剤等の用途に使用されている。
一方、特許文献1には、マレイン酸を構成単位として含む酸性ポリマー及びアニオン界面活性剤を含有する消毒用製剤について抗ウイルス活性と抗細菌活性の両方を有することが報告されている。
しかしながら、アクリル酸マレイン酸コポリマーに、また当該ポリマーと界面活性剤との組み合わせにノロウイルス不活化作用があることは全く知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2011-511764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ノロウイルスの不活化に有効なノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物、及びそれを用いたノロウイルス不活化方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、界面活性剤とアクリル酸マレイン酸コポリマーの組み合わせがヒトノロウイルスに対して優れた不活化効果を発揮することを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の1)~3)に係るものである。
1)(A)界面活性剤と、(B)アクリル酸マレイン酸コポリマー又はその塩を含有するノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物。
2)上記記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物を繊維製品に接触させる、繊維製品の洗浄方法。
3)上記記載のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物をノロウイルス汚染が懸念される繊維製品に接触させる、ノロウイルス不活化方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、衣料等の繊維製品に付着したノロウイルスを不活化することができ、ノロウイルス感染の拡大を防止又は低減することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物は、(A)界面活性剤(以下、(A)成分ともいう)と、(B)アクリル酸マレイン酸コポリマー又はその塩(以下、(B)成分ともいう)を含有する。
(【0011】以降は省略されています)
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