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公開番号
2025031531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024092312
出願日
2024-06-06
発明の名称
液体洗浄剤組成物
出願人
松本油脂製薬株式会社
代理人
主分類
C11D
1/10 20060101AFI20250228BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】常温や-5℃の低温でも白濁せず、粘度及び起泡性の良好な液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】アミノ酸系アニオン界面活性剤(A)、下記一般式(1)で示されるベタイン(B)及び水(W)を含む液体洗浄剤組成物であって、前記組成物に占める、前記活性剤(A)の割合が5~20重量%、前記ベタイン(B)の割合が2~20重量%である、液体洗浄剤組成物。R
1
が炭素数8~22のアルキル基又はアルケニル基であると好ましい。ベタイン(B)が、前記R
1
が炭素数12以下のアルキル基又はアルケニル基であるベタインと、前記R
1
が炭素数14以上のアルキル基又はアルケニル基であるベタインとを含むと好ましい。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アミノ酸系アニオン界面活性剤(A)、下記一般式(1)で示されるベタイン(B)及び水(W)を含む液体洗浄剤組成物であって、
前記組成物に占める、前記活性剤(A)の割合が5~20重量%、前記ベタイン(B)の割合が2~20重量%であり、前記ベタイン(B)のR
1
は、少なくとも2種のアルキル基又はアルケニル基をもつ、液体洗浄剤組成物。
TIFF
2025031531000007.tif
34
92
(式(1)中、R
1
はアルキル基又はアルケニル基である。)
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記R
1
が炭素数8~22のアルキル基又はアルケニル基である、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記ベタイン(B)が、前記R
1
が炭素数12以下のアルキル基又はアルケニル基であるベタインと、前記R
1
が炭素数14以上のアルキル基又はアルケニル基であるベタインとを含む、請求項2に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
下記条件式1の値が0.3~4.0である、請求項3に記載の液体洗浄剤組成物。
条件式1:前記R
1
が炭素数12以下のアルキル基又はアルケニル基をもつベタインの合計重量/前記R
1
が炭素数14以上のアルキル基又はアルケニル基をもつベタインの合計重量
【請求項5】
ノニオン界面活性剤(C)をさらに含み、前記組成物に占める前記ノニオン界面活性剤(C)の割合が1.5~10重量%である、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体洗浄剤組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、液体洗浄剤組成物の基材には安価であることや洗浄性の面からアニオン界面活性剤を含むものが一般的である。洗浄剤組成物に配合されうるアニオン界面活性剤としては従来から脂肪酸塩などの石けん系界面活性剤やラウレス硫酸ナトリウムなどの硫酸系界面活性剤が使用されてきているが、近年では消費者の嗜好の変化により、アミノ酸系界面活性剤を使用することが望まれている。
【0003】
近年では、液体洗浄剤組成物の使用感の向上を求めて様々な構造を有するアミノ酸系界面活性剤が開発されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、液体洗浄剤組成物はその使用性から通常、適度に増粘される状態で上市されているが、一般的にアミノ酸系アニオン界面活性剤は増粘しにくく、保存時における分離・沈殿の問題があるが、特定の構造を有するアミノ酸系アニオン界面活性剤を使用することで、増粘を解決したものが開示されている(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-2962号公報
特開2018-188390号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び2のような従来の液体洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物のpHを下げると常温でも白濁が生じたり、-5℃の低温安定性も悪化したり、アニオン界面活性剤が水不溶性となり泡立ちも悪化したり、泡切れ性に劣る場合があった。
そこで、本発明は常温や-5℃の低温でも白濁せず、粘度及び起泡性の良好な液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定のアニオン界面活性剤及び特定のベタイン(B)を特定量含む液体洗浄剤組成物であれば、常温や-5℃の低温でも白濁せず、粘度及び起泡性の良好であり、上記課題が解決できることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、以下の<1>~<5>の態様を含むものである。
<1>
アミノ酸系アニオン界面活性剤(A)、下記一般式(1)で示されるベタイン(B)及び水(W)を含む液体洗浄剤組成物であって、前記組成物に占める、前記活性剤(A)の割合が5~20重量%、前記ベタイン(B)の割合が2~20重量%であり、前記ベタイン(B)のR
1
は、少なくとも2種のアルキル基又はアルケニル基をもつ、液体洗浄剤組成物。
TIFF
2025031531000001.tif
34
92
(式(1)中R
1
はアルキル基又はアルケニル基である。)
<2>
前記R
1
が炭素数8~22のアルキル基又はアルケニル基である、<1>に記載の液体洗浄剤組成物。
<3>
前記ベタイン(B)が、前記R
1
が炭素数12以下のアルキル基又はアルケニル基であるベタインと、前記R
1
が炭素数14以上のアルキル基又はアルケニル基であるベタインとを含む、<2>に記載の液体洗浄剤組成物。
<4>
下記条件式1の値が0.3~4.0である、<3>に記載の液体洗浄剤組成物。
条件式1:前記R
1
が炭素数12以下のアルキル基又はアルケニル基をもつベタインの合計重量/前記R
1
が炭素数14以上のアルキル基又はアルケニル基をもつベタインの合計重量
<5>
ノニオン界面活性剤(C)をさらに含み、前記組成物に占める前記ノニオン界面活性剤(C)の割合が1.5~10重量%である、<1>又は<2>に記載の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明の液体洗浄剤組成物は、常温や-5℃の低温でも白濁せず、粘度及び起泡性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、液体洗浄剤組成物(以下、単に洗浄剤組成物ということがある)の各成分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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