TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025065392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025019364,2022510505
出願日2025-02-07,2021-03-22
発明の名称精油の脱色方法
出願人高砂香料工業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類C11B 3/08 20060101AFI20250410BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】本発明は、脱色後でも精油の風味変化が小さい、精油の脱色方法を提供することを解決すべき課題としている。
【解決手段】本発明の第一実施形態は、精油を酸化する酸化工程を有する精油の脱色方法であって、前記酸化工程は、遮光下で前記精油に空気又は酸素を通気させる通気工程を有する、精油の脱色方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
精油を酸化する酸化工程を有する精油の脱色方法であって、
前記酸化工程は、遮光下で前記精油に空気又は酸素を通気させる通気工程を有する、精油の脱色方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記通気工程は、100℃以下の条件下で実施される、請求項1に記載の精油の脱色方法。
【請求項3】
前記通気工程における前記空気又は前記酸素の通気量は、前記精油1Lあたり毎分0.01~10Lである、請求項1に記載の精油の脱色方法。
【請求項4】
前記精油を撹拌する撹拌工程を含む、請求項1に記載の精油の脱色方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の精油の脱色方法により得られる、脱色油。
【請求項6】
請求項5に記載の脱色油を含有する、香料組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の香料組成物を含有する、飲食品、オーラルケア製品又は香粧品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、精油の脱色方法に関する。また、本発明は、脱色油、香料組成物、飲食品、オーラルケア製品又は香粧品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品価値向上等の観点から、精油等の油を精製する過程で脱色が行われている。油を脱色するには種々の方法が用いられるが、例えば、特許文献1では、吸着剤として活性炭を用いて脱色を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特許第4648199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1に記載の技術を精油に適用すると、脱色後に精油の風味が大きく変化してしまうことがあることがわかった。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、脱色後でも精油の風味変化が小さい、精油の脱色方法を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の方法により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
<1>精油を酸化する酸化工程を有する精油の脱色方法であって、
前記酸化工程は、前記精油に水及びフェノール酸化酵素を添加する工程を有し、
前記水の添加量が、前記精油100質量部に対して、0.1~1000質量部である、精油の脱色方法。
<2>前記フェノール酸化酵素が、ラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及びチロシナーゼからなる群から選択される少なくとも1種である、<1>に記載の精油の脱色方法。
<3>前記フェノール酸化酵素が、ラッカーゼである、<1>又は<2>に記載の精油の脱色方法。
<4>精油を酸化する酸化工程を有する精油の脱色方法であって、
前記酸化工程は、遮光下で前記精油に空気又は酸素を通気させる通気工程を有する、精油の脱色方法。
<5>前記通気工程は、100℃以下の条件下で実施される、<4>に記載の精油の脱色方法。
<6>前記通気工程における前記空気又は前記酸素の通気量は、前記精油1Lあたり毎分0.01~10Lである、<4>又は<5>に記載の精油の脱色方法。
<7>前記精油を撹拌する撹拌工程を含む、<4>~<6>のいずれか1つに記載の精油の脱色方法。
<8><1>~<7>のいずれか1つに記載の精油の脱色方法により得られる、脱色油。
<9><8>に記載の脱色油を含有する、香料組成物。
<10><9>に記載の香料組成物を含有する、飲食品、オーラルケア製品又は香粧品。
【発明の効果】
【0008】
本発明の精油の脱色方法によって脱色された精油は、脱色前と比較して風味変化が小さい。また、本発明の精油の脱色方法は、簡便に行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳述するが、これらは望ましい実施態様の一例を示すものであり、本発明はこれらの内容に特定されるものではない。
【0010】
本発明の精油の脱色方法は、精油を酸化する酸化工程を有する。
本発明の第一実施形態においては、酸化工程は、精油に水及びフェノール酸化酵素を添加する工程を有し、水の添加量が、精油100質量部に対して、0.1~1000質量部である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

高砂香料工業株式会社
香料組成物
2か月前
高砂香料工業株式会社
精油の脱色方法
10日前
個人
お香の製造方法及びお香
2か月前
株式会社スリーボンド
洗浄剤組成物
24日前
株式会社赤玉化学
洗浄剤組成物
1か月前
ライオン株式会社
衣料用洗浄剤組成物
1か月前
かどや製油株式会社
胡麻油
1か月前
松本油脂製薬株式会社
液体洗浄剤組成物
1か月前
小川香料株式会社
香料組成物
10日前
株式会社カネコ化学
溶剤組成物
1か月前
花王株式会社
硬質表面用洗浄剤組成物
2か月前
株式会社 資生堂
洗浄剤
2か月前
花王株式会社
剥離型クリーナー用組成物
1か月前
松本油脂製薬株式会社
液体洗浄剤組成物及び洗浄方法
2か月前
個人
加熱用芳香具
12日前
株式会社カネコ化学
蒸気洗浄用組成物
1か月前
クリーンケミカル株式会社
変性蛋白質可溶化液
2か月前
常盤化学工業株式会社
洗浄剤組成物
25日前
ライオン株式会社
繊維製品用の液体洗浄剤組成物
1か月前
シーバイエス株式会社
野菜類用洗浄剤組成物
17日前
株式会社J-オイルミルズ
脱酸油の製造方法
1か月前
株式会社レゾナック
洗浄組成物の製造方法
2か月前
株式会社片山化学工業研究所
洗浄剤組成物
4日前
株式会社片山化学工業研究所
洗浄剤組成物
4日前
東ソー株式会社
錠剤化された溶血、希釈、洗浄液
4日前
株式会社片山化学工業研究所
濾布の再生方法
17日前
横浜油脂工業株式会社
高度不飽和脂肪酸含有乳化製剤
2か月前
花王株式会社
殺菌剤組成物
10日前
地方独立行政法人山口県産業技術センター
精製油脂の製造方法
1か月前
花王株式会社
ノロウイルス不活化用繊維製品用液体洗浄剤組成物
1か月前
無臭元工業株式会社
組成物及びスプレー装置
2か月前
花王株式会社
デンプン汚れ固着防止剤
1か月前
ライオン株式会社
硬質表面用の液体洗浄剤組成物及び硬質表面用の液体洗浄剤製品
1か月前
高砂香料工業株式会社
精油の脱色方法
10日前
美浜株式会社
溶剤組成物、洗浄剤、及び組成物
10日前
花王株式会社
インクジェットヘッド用洗浄組成物
1か月前
続きを見る