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公開番号
2025062629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171766
出願日
2023-10-03
発明の名称
加熱用芳香具
出願人
個人
代理人
弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類
C11B
9/00 20060101AFI20250408BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】本発明は、蓄熱材を用いた簡単な構造で香料成分を安定して蒸散させることができるとともに再利用可能な加熱用芳香具を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明に係る加熱用芳香具1は、蓄熱材からなる本体部2と、本体部2の上面から中心部分に向かって穿設された蒸散孔部10と、蒸散孔部10に連通して中心部分に形成されるとともに香料成分及び水分を含む液体を含浸させた芳香体3を収容する収容部11と、本体部2の側面から中心部分に向かって蒸散孔部10に連通するように穿設された吸気孔部12とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄熱材からなる本体部と、前記本体部の上面から中心部分に向かって穿設された蒸散孔部と、前記蒸散孔部に連通して中心部分に形成されるとともに香料成分及び水分を含む液体を含浸させた芳香体を収容する収容部と、前記本体部の側面から中心部分に向かって前記蒸散孔部に連通するように穿設された吸気孔部とを備えている加熱用芳香具。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記本体部は、上側本体部及び下側本体部を着脱可能に接合して構成され、前記上側本体部には、上面から下面である上側接合面まで前記蒸散孔部が貫通しており、前記下側本体部には、上面である下側接合面において凹状に前記収容部が形成されており、前記上側接合面及び前記下側接合面が密着した接合部分には、前記吸気孔部が形成されている請求項1に記載の加熱用芳香具。
【請求項3】
複数の前記吸気孔部が放射状に拡がるように形成されている請求項1又は2に記載の加熱用芳香具。
【請求項4】
前記本体部は、含水率10%~20%の木材又は木質材料からなる請求項1又は2に記載の加熱用芳香具。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の加熱用芳香具の本体部にマイクロ波を照射して内部を加熱し、内部加熱により前記本体部が蓄熱した状態で加熱された前記芳香体から蒸発する香料成分を前記吸気孔部から流入して前記蒸散孔部を通過する気流により外部に蒸散させる加熱用芳香具の使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄熱材を用いた簡単な構造により香料成分を安定して蒸散させる加熱用芳香具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、香木等の香材から香りを室内に漂わせて癒しの空間を生成することが行われており、ニーズに合わせて様々な芳香剤等の製品や香りの蒸散技術が開発されている。例えば、香りを積極的に空気中に蒸散させるために、香料成分を含む液体を発熱体等により加熱することで、香料成分を空気中に蒸散させる方法が実用化されている。こうした蒸散方法は、香料成分を常温で自然に揮発させる方法に比べて、香りの拡散性及び持続性に優れており、様々な蒸散機構が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、熱波発生器を設けた熱波の放射台を内部に備え、放射台下に対流孔を形成し本体底部に導流孔を形成した蒸気芳香器が記載されており、放射台上に香料成分を含む木材を載置して加熱することで蒸し燻して香気を放出する点が記載されている。また、特許文献2には、ヒノキの木材粉からなる母材にヒノキの精油を含浸させた液体芳香材を燃焼温度以下の環境下で芳香させる点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3097414号公報
特許第6572287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1では、本体内部に熱波発生器を備えて香料成分を含む木材を加熱するようにしているが、本体構造が複雑になり、耐熱性及び断熱性を考慮した材料を使用する必要があるため、生産効率及びコストの面で課題がある。特許文献2では、母材に精油を含浸させた液体芳香材を製造するためのコストがかかり、液体芳香材を加熱して芳香させた後、母材を再利用することは想定されていないことから、高価なものとなることは避けられない。
【0006】
そこで、本発明は、蓄熱材を用いた簡単な構造で香料成分を安定して蒸散させることができるとともに再利用可能な加熱用芳香具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る加熱用芳香具は、蓄熱材からなる本体部と、前記本体部の上面から中心部分に向かって穿設された蒸散孔部と、前記蒸散孔部に連通して中心部分に形成されるとともに香料成分及び水分を含む液体を含浸させた芳香体を収容する収容部と、前記本体部の側面から中心部分に向かって前記蒸散孔部に連通するように穿設された吸気孔部とを備えている。さらに、前記本体部は、上側本体部及び下側本体部を着脱可能に接合して構成され、前記上側本体部には、上面から下面である上側接合面まで前記蒸散孔部が貫通しており、前記下側本体部には、上面である下側接合面において凹状に前記収容部が形成されており、前記上側接合面及び前記下側接合面が密着した接合部分には、前記吸気孔部が形成されている。さらに、複数の前記吸気孔部が放射状に拡がるように形成されている。さらに、前記本体部は、含水率10%~20%の木材又は木質材料からなる。
【0008】
本発明に係る加熱用芳香具の使用方法は、上記の加熱用芳香具の本体部にマイクロ波を照射して内部を加熱し、内部加熱により前記本体部が蓄熱した状態で加熱された前記芳香体から蒸発する香料成分を前記吸気孔部から流入して前記蒸散孔部を通過する気流により外部に蒸散させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記の構成を備えることで、蓄熱材からなる本体部の上面から中心部分に向かって蒸散孔部を穿設し、蒸散孔部に連通して中心部分に収容部を形成して香料成分及び水分を含む液体を含浸させた芳香体を収容し、本体部の側面から中心部分に向かって蒸散孔部に連通するように吸気孔部を穿設しているので、簡単な構造で香料成分を安定して蒸散させることができる。
【0010】
すなわち、本発明では、香料成分及び水分を含む液体を含浸した芳香体は、本体部の中心部分で蓄熱材に囲まれた状態となっており、本体部を通過したマイクロ波の照射により含浸した水分が加熱されて高温状態に設定され、香料成分が蒸発するようになる。本体部は蓄熱材からなるため加熱により発生した熱は本体部に蓄熱され、芳香体は高温状態が維持されて安定して香料成分を蒸発させるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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