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公開番号2025092302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208106
出願日2023-12-09
発明の名称洗浄剤の製造方法
出願人個人,オオノ開發株式会社
代理人個人
主分類C11D 7/12 20060101AFI20250612BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】界面活性剤に依らずに被洗浄物を洗浄可能な洗浄剤を製造する。
【解決手段】炭酸ナトリウムを含みかつpHがアルカリ性領域である、界面活性剤を実質的に含まない水溶液を貯留部20に貯留する。ポンプ30を作動させて貯留部20の水溶液を送液管21から流入部12を通じてプラズマ発生装置1の本体11内へ供給し、流出部13から貯留部20に循環する。水溶液の循環状態でプラズマ発生部10に設けられた一対の電極14に高周波パルス電源により電圧を印加すると、一対の電極14間に磁場が発生し、この磁場により本体11を通過する水溶液内にプラズマが発生する。これにより、水溶液中にはアセトンやエタノール等の油脂類を溶解可能な有機化合物が生成し、この有機化合物を含みかつpHがアルカリ性領域に維持された水溶液が得られる。この水溶液は、洗浄剤として利用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩のうちの少なくとも一つを含みかつpHがアルカリ性領域である、界面活性剤を実質的に含まない水溶液を用意する工程と、
前記水溶液中にプラズマを発生させる工程と、
を含む洗浄剤の製造方法。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記水溶液のpHが9以上である、請求項1に記載の洗浄剤の製造方法。
【請求項3】
前記水溶液に対して二酸化炭素または大気を吹込みながら前記水溶液中にプラズマを発生させる、請求項1または2に記載の洗浄剤の製造方法。
【請求項4】
プラズマの発生時間を1分以上5分以下に制御する、請求項3に記載の洗浄剤の製造方法。
【請求項5】
前記水溶液は、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物のうちの少なくとも一つを含む水溶液に二酸化炭素または大気を吹込むことで調製したものである、請求項1または2に記載の洗浄剤の製造方法。
【請求項6】
水と、
アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩のうちの少なくとも一つの無機化合物と、
カルボニル化合物およびアルコール類のうちの少なくとも一つの有機化合物と、
を含み、
pHがアルカリ性領域でありかつ界面活性剤を実質的に含まない、
洗浄剤。
【請求項7】
pHが9以上である、請求項6に記載の洗浄剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄剤の製造方法、特に、界面活性剤に依らない洗浄剤の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
金属製品、樹脂製品、ガラス製品、陶磁器および繊維製品などの洗浄においては、通常、界面活性剤を含む洗浄剤が用いられる(例えば、特許文献1、2および3)。この洗浄剤が適用された被洗浄物は、付着した汚れが界面活性剤の作用により剥離するとともにミセル化することから、洗浄剤を水で濯ぎ落とすことで汚れが除去される。
【0003】
界面活性剤を含む洗浄剤は、高い洗浄効果を有するものの被洗浄物から濯ぎ落とすために多くの水を要することから、それを用いた洗浄では濯ぎ用水のための費用増大が不可避となる。また、界面活性剤は、自然分解されにくいことから環境負荷が高く、魚類をはじめとする生物への毒性も懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-100648号公報
特開2022-167847号公報
特開2023-49362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、界面活性剤に依らずに被洗浄物を洗浄できるようにしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、洗浄剤の製造方法に関するものであり、この製造方法は、アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩のうちの少なくとも一つを含みかつpHがアルカリ性領域である、界面活性剤を実質的に含まない水溶液を用意する工程と、用意した水溶液中にプラズマを発生させる工程とを含む。
【0007】
この製造方法において水溶液中にプラズマを発生させると、水溶液中のアルカリ金属炭酸塩若しくはアルカリ土類金属炭酸塩または両者および水の一部が開裂して一酸化炭素ラジカル、水素ラジカルおよび水酸基ラジカルなどが生成するとともに生成したラジカル間での反応が進行し、カルボニル化合物やアルコール類等の油脂類を溶解可能な有機化合物が生成する。この結果、当該有機化合物を含むアルカリ性の水溶液が得られ、この水溶液は洗浄剤として用いることができる。
【0008】
この製造方法において用意する水溶液のpHは、9以上が好ましい。
【0009】
この製造方法の一形態では、用意した水溶液に対して二酸化炭素または大気を吹込みながら水溶液中にプラズマを発生させる。この場合、プラズマの発生時間を1分以上5分以下に制御するのが好ましい。
【0010】
この製造方法の他の形態において、水溶液は、例えば、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物のうちの少なくとも一つを含む水溶液に二酸化炭素または大気を吹込むことで調製したものである。
(【0011】以降は省略されています)

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