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公開番号2025063860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2024172107
出願日2024-10-01
発明の名称食器手洗い用液体洗剤組成物
出願人ザプロクターアンドギャンブルカンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 3/20 20060101AFI20250409BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】起泡及び粘度が改善された食器手洗い用液体洗剤組成物を提供する。
【解決手段】食器手洗い用液体洗剤組成物であって、前記組成物の5重量%～50重量%の界面活性剤系を含み、前記界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤と、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される補助界面活性剤とを含み、前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の少なくとも40重量%のアニオン性界面活性剤と、前記組成物の1.0重量%～10重量%のアルキルポリグルコシド非イオン性界面活性剤とを含み、前記組成物が、0.1%～10%の中鎖1,2-アルカンジオールを更に含み、前記1,2-アルカンジオールの中鎖アルキル鎖が、6～14個の炭素原子を含む、液体洗剤組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
食器手洗い用液体洗剤組成物であって、前記組成物の５重量％～５０重量％の界面活性剤系を含み、前記界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤と、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される補助界面活性剤とを含み、前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の少なくとも４０重量％のアニオン性界面活性剤と、前記組成物の１．０重量％～１０重量％のアルキルポリグルコシド非イオン性界面活性剤とを含み、
前記組成物が、０．１％～１０％の中鎖１，２－アルカンジオールを更に含み、前記１，２－アルカンジオールの中鎖アルキル鎖が、６～１４個の炭素原子を含む、食器手洗い用液体洗剤組成物。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記組成物が、前記食器手洗い用液体洗剤組成物の０．２５重量％～５．０重量％、より好ましくは０．５重量％～２．０重量％の前記中鎖１，２－アルカンジオールを含む、請求項１に記載の組成物。
【請求項３】
前記中鎖１，２－アルカンジオールのアルキル鎖が、直鎖状アルキル鎖である、請求項１又は２に記載の組成物。
【請求項４】
前記中鎖１，２－アルカンジオールが、１，２－ヘキサンジオール、１，２－オクタンジオール、１，２－デカンジオール、１，２－ドデカンジオール、１，４－テトラデカンジオール又はこれらの混合物からなる群、好ましくは、１，２－オクタンジオール、１，２－デカンジオール、１，２－ドデカンジオール及びこれらの混合物からなる群、最も好ましくは、１，２－オクタンジオール、１，２－デカンジオール及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項１～３のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項５】
前記組成物中に存在する前記１，２－アルカンジオールの少なくとも５０重量％、好ましくは少なくとも８０重量％、より好ましくは少なくとも９８重量％が、中鎖１，２－アルカンジオールである、請求項１～４のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項６】
前記組成物が、二価金属塩、好ましくは、マグネシウム及び／又はカルシウムの塩化物塩、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩及びこれらの混合物からなる群、より好ましくは、マグネシウムの塩化物塩、硫酸塩、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩及びこれらの混合物からなる群、より好ましくは、マグネシウムの塩化物塩、硫酸塩及びこれらの混合物からなる群から選択される二価金属塩、最も好ましくは塩化マグネシウムを含む、請求項１～５のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項７】
前記組成物が、前記洗剤組成物の６．０重量％～４０重量％、好ましくは１５重量％～３５重量％の前記界面活性剤系を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項８】
前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の５０重量％～９０重量％、好ましくは６５重量％～８５重量％の前記アニオン性界面活性剤を含む、請求項１～７のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項９】
前記アニオン性界面活性剤が、前記アニオン性界面活性剤の少なくとも７０重量％、好ましくは少なくとも８５重量％、より好ましくは１００重量％のアルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含み、好ましくは、前記アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤が、８～１８個の炭素原子、好ましくは１０～１４個の炭素原子、より好ましくは１２～１４個の炭素原子、更により好ましくは１２～１３個の炭素原子の数平均アルキル鎖長を有する、請求項１～８のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項１０】
前記アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤が、少なくとも１０％、好ましくは２０％～６０％、より好ましくは３０％～５０％の重量平均分岐度を有する、請求項９に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、食器手洗い用液体洗剤組成物に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
食器洗い用洗剤は、優れた洗浄性能、高い粘度及び強力な起泡作用を発揮するべきものである。洗剤組成物により効果的に汚れが除去されても、起泡レベル又は粘度が低いと、洗浄が不十分であると認識されることが観察されている。このことは主に、豊かで「濃密な」泡が高い洗浄効果を示しているとする、使用者の一般的な考えに帰せられる。
【０００３】
したがって、高い洗浄効果及び強力な起泡の両方を発揮する液体洗剤組成物が依然として必要とされている。
【０００４】
国際公開第２０２２／１９９７９０（Ａ）号は、（ａ１）１，２－ヘキサンジオール；（ａ２）１，２－ヘプタンジオール；（ａ３）１，２－オクタンジオール；（ａ４）１，２－デカンジオール；（ａ５）２，３－ヘプタンジオール（ａ６）２，３－ヘキサンジオール；（ａ７）２，３－オクタンジオール；（ａ８）２，３－ノナンジオール；（ａ９）カプリル酸グリセリル；（ａ１０）４－ヒドロキシアセトフェノン；及び任意に（ｂ）トロポロン又はその混合物からなる群から選択される、少なくとも１つのヒドロキシル化合物を含むか、又はそれからなる液体洗浄剤組成物に関するものである。国際公開第２０２３／１２２０９８（Ａ）号には、ラウレス硫酸ナトリウム（ＳＬＥＳ）を含む１つ以上のアニオン性界面活性剤と、１つ以上の両性界面活性剤と、カプリリルグリコール、エタノール及びこれらの組み合わせから選択される添加剤と、を含む、洗浄組成物、例えば食器洗い用組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
国際公開第２０２２／１９９７９０（Ａ）号
国際公開第２０２３／１２２０９８（Ａ）号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、食器手洗い用液体洗剤組成物であって、組成物の５重量％～５０重量％の界面活性剤系を含み、界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤と両性補助界面活性剤とを含み、界面活性剤系が、界面活性剤系の少なくとも４０重量％のアニオン性界面活性剤と、組成物の１．０重量％～１０重量％のアルキルポリグルコシド非イオン性界面活性剤とを含み、組成物が、０．１～１０％の中鎖１，２－アルカンジオールを更に含み、１，２－アルカンジオールの中鎖アルキル鎖が、平均６～１４個の炭素原子を含む、食器手洗い用液体洗剤組成物に関する。
【０００７】
本発明は更に、食器類を洗浄する方法であって、上記のいずれかの請求項による組成物を所定の体積の水に供給して洗浄溶液を形成する工程と、食器類を洗浄溶液中に浸漬する工程と、を含む、方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本明細書に記載される通り、中鎖１，２－アルカンジオールとアルキルポリグルコシド非イオン性界面活性剤とを含むように食器手洗い用液体洗剤組成物を配合すると、組成物の洗浄力に加えて、組成物の起泡が改善される。
【０００９】
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「ａ」及び「ａｎ」などの冠詞は、特許請求又は記述されるもののうちの１つ以上を意味すると理解される。
【００１０】
本明細書で使用するとき、「含む」という用語は、特に言及したもの以外の工程及び成分を付加できることを意味する。この用語は、「からなる（consisting of）」及び「から本質的になる（consisting essentially of）」という用語を包含する。本発明の組成物は、本明細書に記載される発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載されるあらゆる追加若しくは任意の成分、構成要素、工程、又は制限事項を含み、これらからなり、あるいは、これらから本質的になることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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