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公開番号
2025048780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2024157795
出願日
2024-09-11
発明の名称
洗浄剤組成物
出願人
株式会社スリーボンド
代理人
主分類
C11D
7/30 20060101AFI20250326BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】エアゾール缶に充填され噴射して使用する不燃性洗浄剤において、飛び散った洗浄剤によりプラスチックにクラックが入ることを防ぐ洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)~(C)成分を含み、(A)成分と(B)成分の質量比率が100:0~100:500である洗浄剤組成物。
(A)成分:20~25℃雰囲気下での蒸気圧が30~40kPaであるハイドロクロロフルオロオレフィン
(B)成分:20~25℃雰囲気下で(A)成分より蒸気圧が低いフッ素含有溶剤
(C)成分:噴射剤
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の(A)~(C)成分を含み、(A)成分と(B)成分の質量比率が100:0~100:500である洗浄剤組成物。
(A)成分:20~25℃雰囲気下での蒸気圧が30~40kPaであるハイドロクロロフルオロオレフィン
(B)成分:20~25℃雰囲気下で(A)成分より蒸気圧が低いフッ素含有溶剤
(C)成分:噴射剤
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記(B)成分が分子内に塩素を含まないフッ素含有溶剤である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記(A)成分がシス型とトランス型の混合物である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記(A)成分と前記(B)成分の混合物の沸点が54℃以上である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項5】
前記(C)成分が、LPG、DME、二酸化炭素、窒素およびヘリウムからなる群から少なくとも1つを含む請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項6】
前記(A)成分100質量部に対して、前記(B)成分が5~500質量部、前記(C)成分として二酸化炭素、窒素およびヘリウムからなる群から少なくとも1つを0.01~10質量部含む請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項7】
さらに、安定剤、酸化防止剤および防錆剤からなる群から少なくとも1つを含む請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の洗浄剤組成物が、耐圧性を有するエアゾール缶に充填された洗浄剤。
【請求項9】
下記の(A)成分および(B)成分を含み、(A)成分と(B)成分の質量比率が100:0~100:500である二重構造噴霧器に充填された洗浄剤。
(A)成分:20~25℃雰囲気下での蒸気圧が30~40kPaであるハイドロクロロフルオロオレフィン
(B)成分:20~25℃雰囲気下で(A)成分より蒸気圧が低いフッ素含有溶剤
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
金属や樹脂からなる表面の油脂などによる汚染物の洗浄に適した不燃性を有する洗浄剤組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1にはフッ素系の不燃性洗浄剤に係る発明が記載されており、シス-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペンが含まれることが知られている。洗浄剤としての課題として、ゴムや樹脂の侵襲性(浸食性)や透明度の低下を課題に挙げて評価している。これは、シス-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペンは洗浄力が強いがために、プラスチックが浸食されたり、プラスチックの表面が溶解する傾向が見られることによる。特許文献1では板状のゴムや樹脂を洗浄剤に浸漬させて評価を行っているが、特定の構造の一部に使用されていることから特定の領域に応力がかかっており、洗浄剤に浸食されて最初に亀裂が入り易い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-200989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不燃性洗浄剤はエアゾール缶に充填されて噴射して使用していたが、特定の領域だけに噴射したとしても飛び散りが発生することは避けることができず、最悪の場合に飛び散った洗浄剤によりプラスチックにクラックが入る可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討した結果、洗浄剤組成物に関する手法を発見し、本発明を完成するに至った。本願明細書において、「~」で表現した数値範囲はその上限値と下限値を含む範囲を示す。
【0006】
本発明の要旨を次に説明する。本発明の第一の実施態様は、下記の(A)~(C)成分を含み、(A)成分と(B)成分の質量比率が100:0~100:500である洗浄剤組成物である。
(A)成分:20~25℃雰囲気下での蒸気圧が30~40kPaであるハイドロクロロフルオロオレフィン
(B)成分:20~25℃雰囲気下で(A)成分より蒸気圧が低いフッ素含有溶剤
(C)成分:噴射剤
【0007】
本発明の第二の実施態様は、前記(B)成分が分子内に塩素を含まないフッ素含有溶剤である第一の実施態様に記載の洗浄剤組成物である。
【0008】
本発明の第三の実施態様は、前記(A)成分がシス型とトランス型の混合物である第一の実施態様に記載の洗浄剤組成物である。
【0009】
本発明の第四の実施態様は、前記(A)成分と前記(B)成分の混合物の沸点が54℃以上である第一の実施態様に記載の洗浄剤組成物である。
【0010】
本発明の第五の実施態様は、前記(C)成分が、LPG、DME、二酸化炭素、窒素およびヘリウムからなる群から少なくとも1つを含む第一の実施態様に記載の洗浄剤組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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