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公開番号2025060930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024231582,2023526989
出願日2024-12-27,2020-12-01
発明の名称衣類から微生物を洗浄後に除去する方法
出願人ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 3/48 20060101AFI20250403BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】衣類から微生物を洗浄後に除去する方法を提供する。
【解決手段】方法は、a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、b)前記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、前記衣料品を、液体洗剤組成物であって、前記組成物の2重量%~60重量%の界面活性剤系と、前記組成物の0.01重量%~1重量%の特定のヒドロキシルジフェニルエーテルである抗菌剤と、を含み、前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の50.1重量%~60重量%のC6~C20直鎖アルキルベンゼンスルホネートと、前記界面活性剤系の10重量%~49.9重量%のC6~C20アルキルアルコキシサルフェートと、前記界面活性剤系の0.5重量%~10重量%のC10~C18アルキルエトキシレートと、を含む、液体洗剤組成物と接触させる工程と、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
衣料品から微生物を洗浄後に除去する方法であって、
a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、
b)前記洗濯機の洗浄サブサイクル中に、前記衣料品を、液体洗剤組成物であって、前記組成物の2重量%~60重量%の界面活性剤系と、前記組成物の0.01重量%~1重量%の式(I):
JPEG
2025060930000007.jpg
23
128
(式中、
各Yは、独立して、塩素、臭素、又はフッ素から選択され、
各Zは、独立して、SO

H、NO

、又はC

~C

アルキルから選択され、
rは、0、1、2、又は3であり、
oは、0、1、2、又は3であり、
pは、0、1、又は2であり、
mは、1又は2であり、
nは、0又は1である)
のヒドロキシルジフェニルエーテルである抗菌剤と、を含み、
前記界面活性剤系が、主界面活性剤としてC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含む、液体洗剤組成物と接触させる工程と、
を含む方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記組成物が、前記組成物の4重量%~50重量%、好ましくは6重量%~40重量%、より好ましくは10重量%~30重量%の前記界面活性剤系を含み、
好ましくは、前記界面活性剤系が、C

~C
20
アルキルサルフェート(AS)、C

~C
20
アルキルアルコキシサルフェート(AAS)、C

~C
20
メチルエステルスルホネート(MES)、C

~C
20
アルキルエーテルカルボキシレート(AEC)、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される追加のアニオン性界面活性剤、並びに/又はアルキルアルコキシル化アルコール、アルキルアルコキシル化フェノール、アルキル多糖類、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、ソルビタンエステル、及びソルビタンエステルのアルコキシル化誘導体、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される非イオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記C

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)が、前記組成物中の過半の界面活性剤として存在する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記界面活性剤系が、
1)前記界面活性剤系の50.1重量%~90重量%、好ましくは51重量%~70重量%、より好ましくは52重量%~60重量%のC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)と、
2)前記界面活性剤系の10重量%~49.9重量%、好ましくは30重量%~49重量%、より好ましくは40重量%~45重量%のC

~C
20
アルキルアルコキシサルフェート(AAS)と、
3)前記界面活性剤系の0.5重量%~10重量%、好ましくは1重量%~8重量%、より好ましくは2重量%~6重量%のC
10
~C
18
アルキルエトキシレートと、
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記組成物が、前記組成物の0.01重量%~0.1重量%、好ましくは0.01重量%~0.05重量%、より好ましくは0.01重量%~0.04重量%、最も好ましくは0.02重量%~0.03重量%の前記抗菌剤、好ましくは4-4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される前記抗菌剤を含み、より好ましくは、前記抗菌剤が4-4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記組成物が、前記組成物の0.1重量%~10重量%、好ましくは0.2重量%~5重量%、より好ましくは0.3重量%~2重量%のポリアミン、好ましくはポリエチレンイミン、より好ましくはアルコキシル化ポリエチレンイミンを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記組成物が、
a)前記組成物の15重量%~30重量%の前記界面活性剤系であって、前記界面活性剤系の52重量%~60重量%のC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)と、前記界面活性剤系の40重量%~45重量%のC

~C
20
アルキルアルコキシサルフェート(AAS)と、前記界面活性剤系の2重量%~6重量%のC
10
~C
18
アルキルエトキシレートとを含む、前記界面活性剤系と、
b)前記組成物の0.01重量%~0.04重量%の4,4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテルと、
c)前記組成物の0.3重量%~2重量%のアルコキシル化ポリエチレンイミンと、
を含む、請求項1に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、b)当該洗濯機の洗浄サブサイクル中に、当該衣料品を、界面活性剤系と、ジフェニルエーテルからなる群から選択される抗菌剤とを含む液体洗剤組成物であって、界面活性剤系が主界面活性剤としてC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含む液体洗剤組成物と接触させる工程と、を含む、衣類から微生物を洗浄後に除去する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
消費者製品は、その本来の意図される機能に加えて、抗菌の効用に対する利用者ニーズに対処するために発展してきた。例えば、抗菌洗濯洗剤製品は、布地を洗濯すると同時に布地の抗菌の効用を有するので、利用者によって所望される。現在、抗菌効果をもたらすために消費者製品製剤において使用する様々な抗菌剤、例えば漂白剤、クロロキシレノール(PCMX)、塩化ベンザルコニウム(BKC)、ジフェニルエーテル等が知られている。抗菌剤は2つの主な種類を含み、一方の種類は洗浄中に微生物を除去するための作用剤として機能し(例えば、漂白剤、PCMX、BKC)、他方の種類は保管又は使用中に微生物を防止するための作用剤として機能する(例えば、ジフェニルエーテル)。
【0003】
しかしながら、所望の抗菌効果を達成することは依然として困難である。とりわけ、衣類の保管又は使用中に、洗浄後の微生物除去をもたらすことができる抗菌洗剤製品は知られていない。特に、微生物の除去剤として機能する抗菌剤は、衣類に付着することができないため、洗浄中にしか機能することができない。一方、ジフェニルエーテルは、洗浄によって衣類に付着した後、衣類の使用中に微生物の増殖を防止する手段として機能することができるが、衣類に既に存在する微生物の除去には効果的でない。しかしながら、消費者にとっては、洗浄後の微生物防止だけでなく、洗浄後の微生物除去の効用をもたらすことができる抗菌洗剤製品を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、衣類から微生物を洗浄後に除去するために効果的な効用をもたらすことができる洗濯洗剤組成物が依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
液体洗剤製剤中の、主界面活性剤としてC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含む界面活性剤系と、ジフェニルからなる群から選択される抗菌剤との組み合わせが、洗浄後に衣類から微生物を除去するための効果的な効用をもたらし得ることは、本発明の驚くべき予想外の発見である。
【0006】
特に、本発明は、液体洗剤組成物であって、組成物の2重量%~60重量%の界面活性剤系と、組成物の0.01重量%~1重量%の式(I):
【0007】
JPEG
2025060930000001.jpg
23
128
(式中、
各Yは、独立して、塩素、臭素、又はフッ素から選択され、
各Zは、独立して、SO

H、NO

、又はC

~C

アルキルから選択され、
rは、0、1、2、又は3であり、
oは、0、1、2、又は3であり、
pは、0、1、又は2であり、
mは、1又は2であり、
nは、0又は1である)のヒドロキシルジフェニルエーテルである抗菌剤と、を含み、
界面活性剤系が、主界面活性剤としてC

~C
20
直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含む、液体洗剤組成物を提供する。
【0008】
これに対応して、本発明は一態様において、衣料品から微生物を洗浄後に除去する方法であって、
a)洗濯機内に衣料品を提供する工程と、
b)当該洗濯機の洗浄サブサイクル中に、当該衣料品を、本開示による液体洗剤組成物と接触させる工程と、
を含む方法に関する。
【0009】
別の態様では、本発明は、洗浄後に衣料品から微生物を除去するための、本開示による液体洗剤組成物の使用に関する。
【0010】
好ましくは、組成物は、組成物の4重量%~50重量%、好ましくは6重量%~40重量%、より好ましくは10重量%~30重量%の界面活性剤系を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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