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公開番号2025043671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151101
出願日2023-09-19
発明の名称カチオン基含有化合物とポリアルキレングリコール化合物とを含む組成物
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C11D 7/32 20060101AFI20250325BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】界面活性剤との相溶性に優れる組成物を提供する。
【解決手段】カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)とを含む組成物であって、カチオン基含有化合物(α)は、下記一般式(1);
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025043671000017.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">19</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">156</com:WidthMeasure> </com:Image>
(一般式(1)中、R1は、同一又は異なって、炭素数2~6の炭化水素基を表す。s1は、1~300の整数である。Y1は、直接結合、又は、炭素数1~10の直鎖もしくは分岐の炭化水素基を表す。T1は、水素原子、又は、炭素数1~30の有機基を表す。)で表される置換基(A)と、窒素原子を有するカチオン基とを有し、該置換基(A)が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合しており、該ポリアルキレングリコール化合物(β)の含有割合が、カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)との総量100質量%に対して、1~30質量%である、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)とを含む組成物であって、
カチオン基含有化合物(α)は、下記一般式(1);
TIFF
2025043671000014.tif
19
156
(一般式(1)中、R

は、同一又は異なって、炭素数2~6の炭化水素基を表す。s1は、1~300の整数である。Y

は、直接結合、又は、炭素数1~10の直鎖もしくは分岐の炭化水素基を表す。T

は、水素原子、又は、炭素数1~30の有機基を表す。)で表される置換基(A)と、
窒素原子を有するカチオン基とを有し、
該置換基(A)が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合しており、
該ポリアルキレングリコール化合物(β)の含有割合が、カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)との総量100質量%に対して、1~30質量%である、組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記一般式(1)に記載の置換基(A)中のY

が、炭素数2~4の炭化水素基である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記カチオン基含有化合物(α)は、下記一般式(2);
TIFF
2025043671000015.tif
18
156
(一般式(2)中、R

は、同一又は異なって、炭素原子数2~6の直鎖アルキレン基、又は、炭素原子数3~6の分岐アルキレン基を表す。Pは、同一又は異なって、水素原子、又は、分岐による別のアミノ基を有する構造単位を表す。a及びbは、同一又は異なって、0~100の整数を表し、a、bの少なくとも一方は1以上である。)で表される化合物由来の構造を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記カチオン基含有化合物(α)は、更に、下記一般式(3);
TIFF
2025043671000016.tif
16
156
(一般式(3)中、Y

は、直接結合、又は、炭素数1~10の直鎖もしくは分岐の炭化水素基を表す。T

は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基、又は、炭素数1~30の有機基を表す。)で表される置換基(B)を有し、該置換基(B)が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合している、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリアルキレングリコール化合物(β)は、下記一般式(4);


-(OR


s2
-O-R

一般式(4)
(一般式(4)中、R

、R

は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1~18の有機基を表す。但し、R

、R

の少なくとも一方は炭素数1~18の有機基である。R

は、同一又は異なって、炭素数2~6の炭化水素基を表す。s2は、1~300の整数である。)で表される構造である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の組成物を含む洗剤又は洗剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カチオン基含有化合物とポリアルキレングリコール化合物とを含む組成物に関する。より詳しくは、洗剤等に有用なカチオン基含有化合物とポリアルキレングリコール化合物とを含む組成物に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリアルキレンイミンを主鎖とし、エチレンオキシド等がポリアルキレンイミン中の窒素原子に付加した重合体は、ポリアルキレンイミンポリアルキレンオキシドとして知られている。この重合体は、高分子系ビルダーとして作用することが知られており、液体洗剤中に溶けるという性質を有することから、液体洗剤を構成する成分として使用されている。ポリアルキレンイミンポリアルキレンオキシドを活性剤と共に洗剤中に含有させると、洗濯により取り除かれた汚れによる再汚染を防止して、高い洗浄力を発揮することになる。
【0003】
ポリアルキレンイミンポリアルキレンオキシドについては、従来より様々な研究がされており、例えば、特許文献1では、ポリアルキレンオキシドをもつアルキレンイミン単量体単位を有するポリアルキレンイミンアルキレンオキシド共重合体のポリアルキレンオキシドの末端基に、無水マレイン酸を付加反応させた構造の共重合体が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、ポリアルキレンオキシド鎖を有するアルキレンアミン構造単位を含むポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体であって、ポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体の有するポリアルキレンオキシド鎖の末端基の一部または全部が、ラウリルグリシジルエーテルで付加反応をさせた構造の重合体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-241372号公報
特開2012-149185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、本願発明者らは、これまでの検討により、ポリアルキレンオキシド鎖を有するアルキレンアミン構造単位を含むカチオン基含有化合物を洗剤組成物に用いて、再汚染防止能を向上することを見出してきた。
【0007】
近年、液体洗剤は高濃縮タイプ(水の組成比が低い)が好まれる傾向にあり、また、需要者の嗜好として、濁りのない、透明度の高い液体洗剤が好まれる傾向にあるため、上記のようなカチオン基含有化合物を洗剤組成物として用いる際に、界面活性剤との相溶性をより向上させる余地があった。
【0008】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、界面活性剤との相溶性に優れる組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、ポリアルキレンオキシド鎖を有するアルキレンアミン構造単位を含むポリアルキレンオキシド系共重合体を含む組成物について種々検討したところ、所定の構造の置換基と窒素原子を有するカチオン基とを有し、該置換基が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合するカチオン基含有化合物とポリアルキレングリコール化合物とを含み、ポリアルキレングリコール化合物の割合が所定の範囲である組成物が、界面活性剤との相溶性優れることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0010】
本発明は、以下の組成物等を包含する。
〔1〕カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)とを含む組成物であって、カチオン基含有化合物(α)は、下記一般式(1);
TIFF
2025043671000001.tif
19
156
(一般式(1)中、R

は、同一又は異なって、炭素数2~6の炭化水素基を表す。s1は、1~300の整数である。Y

は、直接結合、又は、炭素数1~10の直鎖もしくは分岐の炭化水素基を表す。T

は、水素原子、又は、炭素数1~30の有機基を表す。)で表される置換基(A)と、窒素原子を有するカチオン基とを有し、該置換基(A)が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合しており、該ポリアルキレングリコール化合物(β)の含有割合が、カチオン基含有化合物(α)とポリアルキレングリコール化合物(β)との総量100質量%に対して、1~30質量%である、組成物。
〔2〕上記一般式(1)に記載の置換基(A)中のY

が、炭素数2~4の炭化水素基である上記〔1〕に記載の組成物。
〔3〕上記カチオン基含有化合物(α)は、下記一般式(2);
TIFF
2025043671000002.tif
18
156
(一般式(2)中、R

は、同一又は異なって、炭素原子数2~6の直鎖アルキレン基、又は、炭素原子数3~6の分岐アルキレン基を表す。Pは、同一又は異なって、水素原子、又は、分岐による別のアミノ基を有する構造単位を表す。a及びbは、同一又は異なって、0~100の整数を表し、a、bの少なくとも一方は1以上である。)で表される化合物由来の構造を有する、上記〔1〕又は〔2〕に記載の組成物。
〔4〕上記カチオン基含有化合物(α)は、更に、下記一般式(3);
TIFF
2025043671000003.tif
16
156
(一般式(3)中、Y

は、直接結合、又は、炭素数1~10の直鎖もしくは分岐の炭化水素基を表す。T

は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基、又は、炭素数1~30の有機基を表す。)で表される置換基(B)を有し、該置換基(B)が、該カチオン基に含まれる窒素原子の少なくとも一つと結合している、上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の組成物。
〔5〕上記ポリアルキレングリコール化合物(β)は、下記一般式(4);


-(OR


s2
-O-R

一般式(4)
(一般式(4)中、R

、R

は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1~18の有機基を表す。但し、R

、R

の少なくとも一方は炭素数1~18の有機基である。R

は、同一又は異なって、炭素数2~6の炭化水素基を表す。s2は、1~300の整数である。)で表される構造である、上記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の組成物。
〔6〕上記〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物を含む洗剤又は洗剤組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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