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公開番号2025062741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171960
出願日2023-10-03
発明の名称紫外線吸収剤の着色抑制剤
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C09K 3/00 20060101AFI20250408BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 塩素系漂白剤による紫外線吸収剤の着色を抑制することができる剤を提供する。
【解決手段】 不飽和モノカルボン酸系単量体(A)由来の構造単位(a)と不飽和ジカルボン酸系単量体(B)由来の構造単位(b)とを有するポリカルボン酸系重合体(α)を含む、紫外線吸収剤の着色抑制剤。
【選択図】なし




特許請求の範囲【請求項1】
不飽和モノカルボン酸系単量体(A)由来の構造単位(a)と不飽和ジカルボン酸系単量体(B)由来の構造単位(b)とを有するポリカルボン酸系重合体(α)を含む、紫外線吸収剤の着色抑制剤。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記ポリカルボン酸系重合体(α)は、前記構造単位(b)の含有割合が、全構造単位100モル%に対して15~80モル%である、請求項1に記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤。
【請求項3】
アルキレンイミンに由来する構造単位(c)を有するポリアルキレンイミン系重合体(β)を含む、紫外線吸収剤の着色抑制剤。
【請求項4】
前記ポリアルキレンイミン系重合体(β)は、ポリアルキレンイミン、又は、アルキレンイミンに由来する構造単位(c)とアルキレンオキシドに由来する構造単位(d)とを有するポリアルキレンイミン誘導体である、請求項3に記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤と紫外線吸収剤とを含む、化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線吸収剤の着色抑制剤に関する。より詳しくは、日焼け止め等の化粧料に好適に用いられる紫外線吸収剤の着色抑制剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紫外線による皮膚への悪影響を防御するため、種々の日焼け止め化粧料が開発されている。日焼け止め化粧料に配合される紫外線防御剤には、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系紫外線散乱剤、及びパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル等の有機系紫外線吸収剤がある。(例えば特許文献1、特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-120365号公報
特開2015-017080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、紫外線吸収剤を含む化粧料が付着した衣類を、塩素系漂白剤を用いて洗濯した場合に、衣類がピンク色に着色するという課題があった。
【0005】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、塩素系漂白剤による紫外線吸収剤の着色を抑制することができる剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、紫外線吸収剤の着色を抑制できる化合物について種々検討したところ、不飽和モノカルボン酸系単量体由来の構造単位と不飽和ジカルボン酸系単量体(B)由来の構造単位とを有するポリカルボン酸系重合体、及び、アルキレンイミンに由来する構造単位を有するポリアルキレンイミン系重合体が、塩素系漂白剤による紫外線吸収剤の着色を抑制することができることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0007】
本発明は、以下の紫外線吸収剤の着色抑制剤等を包含する。
〔1〕不飽和モノカルボン酸系単量体(A)由来の構造単位(a)と不飽和ジカルボン酸系単量体(B)由来の構造単位(b)とを有するポリカルボン酸系重合体(α)を含む、紫外線吸収剤の着色抑制剤。
〔2〕上記ポリカルボン酸系重合体(α)は、上記構造単位(b)の含有割合が、全構造単位100モル%に対して15~80モル%である、上記〔1〕に記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤。
〔3〕アルキレンイミンに由来する構造単位(c)を有するポリアルキレンイミン系重合体(β)を含む、紫外線吸収剤の着色抑制剤。
〔4〕上記ポリアルキレンイミン系重合体(β)は、ポリアルキレンイミン、又は、アルキレンイミンに由来する構造単位(c)とアルキレンオキシドに由来する構造単位(d)とを有するポリアルキレンイミン誘導体である、上記〔3〕に記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤。
〔5〕上記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の紫外線吸収剤の着色抑制剤と紫外線吸収剤とを含む、化粧料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の紫外線吸収剤の着色抑制剤は、上述の構成よりなり、塩素系漂白剤による紫外線吸収剤の着色を抑制することができるため、化粧料等に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の好ましい形態について具体的に説明するが、本発明は以下の記載のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下に記載される本発明の個々の好ましい形態を2又は3以上組み合わせた形態も、本発明の好ましい形態に該当する。
【0010】
〔紫外線吸収剤の着色抑制剤〕
第1の本発明の紫外線吸収剤の着色抑制剤は、不飽和モノカルボン酸系単量体(A)由来の構造単位(a)と不飽和ジカルボン酸系単量体(B)由来の構造単位(b)とを有するポリカルボン酸系重合体(α)を含む。
また、第2の本発明の紫外線吸収剤の着色抑制剤は、アルキレンイミンに由来する構造単位(c)を有するポリアルキレンイミン系重合体(β)を含む。
本明細書中において単に「本発明」という場合には第1、第2の本発明に共通する事項を意味するものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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