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公開番号
2025066540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176223
出願日
2023-10-11
発明の名称
洗浄剤組成物
出願人
株式会社片山化学工業研究所
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
C11D
1/72 20060101AFI20250416BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】 有機物由来の汚れと無機物由来の汚れとが合わさった複合汚れを洗浄可能な新たな洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 本開示は、一態様として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルであるノニオン界面活性剤(成分1)と、ポリオキシアルキレンアルキルアミンであるノニオン界面活性剤(成分2)とを含有する洗浄剤組成物に関する。
(成分1)HLBが8.5以上であって、炭素数が8~18のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル。
(成分2)HLBが10以上であって、炭素数が10以上であるアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルアミン。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記のポリオキシアルキレンアルキルエーテルであるノニオン界面活性剤(成分1)と、下記のポリオキシアルキレンアルキルアミンであるノニオン界面活性剤(成分2)とを含有する洗浄剤組成物。
(成分1)HLBが8.5以上であって、炭素数が8~18のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル。
(成分2)HLBが10以上であって、炭素数が10以上であるアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルアミン。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記成分1は、下記式(1)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルである、請求項1記載の洗浄剤組成物。
R
1
-O-(AO)n-H (1)
式(1)において、
R
2
は、炭素数が8~18の直鎖状又は分岐状アルキル基であり、
AOは、炭素数が2~4のオキシアルキレン基であり、nはオキシアルキレン基の平均付加モル数であって、2~100である。
【請求項3】
キレート剤、有機溶剤、動植物油、及びアニオン界面活性剤からなる群から選択される少なくとも一つをさらに含有する、請求項1記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
pHが5.0~9.0である、請求項1記載の洗浄剤組成物。
【請求項5】
紙・パルプ工場における設備を洗浄するための、請求項1から4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項6】
紙・パルプ工場における設備を洗浄する方法であって、
請求項1から4のいずれかに記載の洗浄剤組成物を、洗浄対象に接触させることを含む、洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、洗浄剤組成物、及び当該洗浄剤組成物を用いた洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
紙・パルプ製造工場をはじめとする様々な製造工場における洗浄は、通常、分散能力の高さから、無機物由来の汚れには酸性処理が実施され、有機物由来の汚れにはアルカリ性処理が実施されている。また製造工場にて定期的に実施される配管などの洗浄は強酸性及び強アルカリ性が使用されるが、これらの薬剤は危険物であり、環境負荷への懸念から、廃水時には必ず中和処理が必要とされる。このため、強酸性及び強アルカリ性による洗浄処理を行うことができる現場は限られており、例えば、排水設備が不十分な工場では使用することが難しい。さらに、家庭紙工場などは紙への影響が危惧されることから、シャットダウン時に行われる工程洗浄であっても高アルカリや強酸性の薬剤を使用することは好まれず、工程洗浄を実施出来ていない現場が多くある。
【0003】
紙・パルプ製造工場における付着/堆積の汚れは、ピッチやバクテリア等の有機物、及びカルシウム塩等の無機物がある。また、この有機物及び無機物による汚れが合わさって複合物が形成されている場合も多く、汚れの種類に応じて様々な洗浄剤が提案されている。紙・パルプ製造工場に用いる洗浄剤としては、各種界面活性剤が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1は、脂肪族アミン、スルファミン酸及び水溶性アクリル酸系ポリマーを含む洗浄剤を開示する。特許文献2は、水溶性ポリマー及び脂肪族アミンを含む洗浄剤を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-102758号公報
特開2006-016737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、有機物由来の汚れと無機物由来の汚れとが合わさった複合汚れを洗浄可能な新たな洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、一態様において、下記のポリオキシアルキレンアルキルエーテルであるノニオン界面活性剤(成分1)と、下記のポリオキシアルキレンアルキルアミンであるノニオン界面活性剤(成分2)とを含有する洗浄剤組成物に関する。
(成分1)HLBが8.5以上であって、炭素数が8~18のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル。
(成分2)HLBが10以上であって、炭素数が10以上であるアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルアミン。
【0007】
本開示は、その他の態様において、紙・パルプ工場における設備を洗浄する方法であって、本開示の洗浄剤組成物を洗浄対象に接触させることを含む洗浄方法に関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、有機物由来の汚れと無機物由来の汚れとが合わさった複合汚れを洗浄可能な新たな洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、下記のポリオキシアルキレンアルキルエーテルであるノニオン界面活性剤(成分1)と、下記のポリオキシアルキレンアルキルアミンであるノニオン界面活性剤(成分2)とを含有する洗浄剤組成物によれば、洗浄時のpHが中性付近であったとしても紙・パルプ工場で発生し得る複合汚れに対して高い洗浄効果が得られる、という知見に基づく。
(成分1)HLBが8.5以上であって、炭素数が8~18のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル。
(成分2)HLBが10以上であって、炭素数が10以上であるアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルアミン。
【0010】
本開示における「洗浄時のpHが中性付近であっても洗浄効果が得られる」こととしては、洗浄時のpHを強酸又は強アルカリとしない場合であっても洗浄効果が得られることをいい、一又は複数の実施形態において、本開示の洗浄剤組成物の使用時(添加後)(25℃)の被処理対象のpHが、5.0~9.0であることをいう。pHはpHメータを用いて測定できる。具体的には実施例に記載の方法により測定できる。
(【0011】以降は省略されています)
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