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公開番号
2025018062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121467
出願日
2023-07-26
発明の名称
変性蛋白質可溶化液
出願人
クリーンケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
1/83 20060101AFI20250130BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】熱変性した蛋白質を可溶化することができる変性蛋白質可溶化液を提供する。
【解決手段】変性蛋白質可溶化液は、界面活性剤、還元剤、及び、水を含有している。そして、界面活性剤の成分として、ドデシル硫酸ナトリウムを1%以上10%以下の配合濃度、トリトンXを1%以上10%以下の配合濃度、或いは、Tween80を1%以上10%以下の配合濃度、のいずれかを含有している。また、還元剤の成分として、1-チオグリセロールを0.1%以上10%未満の配合濃度、チオ尿素を2.5%以上5%以下の配合濃度、ジチオトレイトールを0.1%以上10%未満の配合濃度、或いは、2-メルカプトエタンスルホン酸ナトリウム塩を0.5%以上10%未満の配合濃度、のいずれかを含有し、且つ、pHが4以上8以下である。
特許請求の範囲
【請求項1】
界面活性剤、還元剤、及び、水を含有してなる変性蛋白質可溶化液。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記界面活性剤の成分として、ドデシル硫酸ナトリウムを1%以上10%以下の配合濃度、トリトンXを1%以上10%以下の配合濃度、或いは、Tween80を1%以上10%以下の配合濃度、のいずれかを含有してなる請求項1に記載の変性蛋白質可溶化液。
【請求項3】
前記還元剤の成分として、1-チオグリセロールを0.1%以上10%未満の配合濃度、チオ尿素を2.5%以上5%以下の配合濃度、ジチオトレイトールを0.1%以上10%未満の配合濃度、或いは、2-メルカプトエタンスルホン酸ナトリウム塩を0.5%以上10%未満の配合濃度、のいずれかを含有し、且つ、pHが4以上8以下である請求項1又は2に記載の変性蛋白質可溶化液。
【請求項4】
前記還元剤の成分として、1-チオグリセロールを0.1%以上9%未満の配合濃度、チオ尿素を2.5%以上5%以下の配合濃度、ジチオトレイトールを0.1%以上10%未満の配合濃度、或いは、2-メルカプトエタンスルホン酸ナトリウム塩を0.1%以上9%未満の配合濃度、のいずれかを含有し、且つ、pHが8より高く12未満である請求項1又は2に記載の変性蛋白質可溶化液。
【請求項5】
前記還元剤の成分として、1-チオグリセロールを0.1%以上2%未満の配合濃度、チオ尿素を2.5%以上5%以下の配合濃度、N,N-ジメチル-2-メルカプトエチルアンモニウム塩酸塩を0.1%以上6%未満の配合濃度、或いは、2-メルカプトエタンスルホン酸ナトリウム塩を0.1%以上6%未満の配合濃度、のいずれか含有し、且つ、pHが12以上14以下である請求項1又は2に記載の変性蛋白質可溶化液。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱変性した蛋白質を可溶化することができる変性蛋白質可溶化液に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
手術に使用された器材は、血液や体液等が多量に付着していることから、十分な洗浄、滅菌を行うことは感染管理の点で非常に重要である。また、洗浄後の器材の清浄度を評価するために洗浄評価を実施する必要がある。洗浄評価とは、器材に残留した血液中の蛋白質を指標とし、残留している蛋白質量を基に器材の清浄度を評価することである。この洗浄評価方法について、非特許文献1に洗浄評価の項目があり、詳細な方法が記載されている。
【0003】
ところで、洗浄評価を行う際、器材に残留した蛋白質を抽出するために界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウム(以下、SDS)を使用するが、SDSでは変性した蛋白質を抽出することができないことは公知の事実である。そのため、実際の洗浄工程では90℃程度の高温で洗浄を行うことが多々あるが、洗浄評価を実施するためには蛋白質が変性しない60℃より低い温度で洗浄を行う必要がある旨が記載されている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
一般社団法人日本医療機器学会,医療現場における滅菌保証のガイドライン2021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それゆえ、洗浄評価の際には、実際とは異なる洗浄工程にて洗浄評価を実施する必要があることから、評価したい洗浄工程を本当に正しく評価できているかについては疑問が残る。また、洗浄機の種類によっては高温洗浄のみ対応しているものもあり、洗浄評価を行えないのが現状である。
【0006】
そこで、本発明者らは、実際の洗浄工程で洗浄した器材を正しく洗浄評価するためには熱変性した蛋白質を抽出することができる溶液が必要であると考え、本発明を開発するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、熱変性した蛋白質を可溶化することができる変性蛋白質可溶化液を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。
【0009】
すなわち、請求項1に係る変性蛋白質可溶化液は、界面活性剤、還元剤、及び、水を含有してなることを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明は、上記請求項1に記載の変性蛋白質可溶化液において、前記界面活性剤の成分として、ドデシル硫酸ナトリウムを1%以上10%以下の配合濃度、トリトンXを1%以上10%以下の配合濃度、或いは、Tween80を1%以上10%以下の配合濃度、のいずれかを含有してなることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
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