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公開番号
2025013120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024000039
出願日
2024-01-04
発明の名称
鉄、錆及び金属堆積物除去製品並びにその使用方法
出願人
ストーナー インコーポレイテッド
,
Stoner,Inc.
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
3/20 20060101AFI20250117BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】強く不快な臭気を有しない錆除去製品を提供する。
【解決手段】鉄堆積物、錆又は金属粒子を表面から除去する前記組成物であって、少なくとも1つの還元剤、キレート化により色が変化する少なくとも1つのキレート化剤、及び少なくとも1つの溶剤を含む前記組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄堆積物、錆又は金属粒子を除去する組成物であって、以下を含む組成物:
(a)少なくとも1つの還元剤、
(b)キレート化により色が変化する少なくとも1つのキレート化剤、
(c)少なくとも1つの溶媒。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
少なくとも1つのpH調整剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも1つの増粘剤をさらに含む、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1つの界面活性剤をさらに含む、請求項1~3の何れか一項に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも1つの染料をさらに含む、請求項1~4の何れか一項に記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも1つの保存剤をさらに含む、請求項1~5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記還元剤は、強酸、弱酸、マイルドな還元剤、又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項1~6の何れか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記還元剤は、乳酸、シュウ酸、塩酸ヒドロキシルアンモニウム、リン酸、酢酸、塩酸、硫酸、クエン酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される化合物を含む、請求項1~7の何れか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記キレート剤は、キレート化により色が変化する複素環式有機化合物を含む、請求項1~8の何れか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記複素環式有機化合物は、キレート化により赤色に変色する、請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本出願は、2023年7月14日に出願された米国仮出願第63/526,764号の優先権を主張する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
錆除去製品は、自動車の塗装及びクリアコートなどの表面に付着した鉄の降下物又は小さな鉄片及び/又は錆を除去する。現在の錆除去製品は、チオグリコール酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、及びそれらの塩、エステル、誘導体、例えばチオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、メルカプト酢酸ナトリウム、メルカプト酢酸などを使用している。チオグリコール酸は、第一鉄(Fe
3+
)を第二鉄(Fe
2+
)に還元し、第二鉄イオンをキレート化してチオグリコール酸第二鉄を形成する。これは暗赤色/紫色の化合物で、車両上ではっきりと確認できる。しかし、チオグリコール酸塩は硫黄を含み、この硫黄は、腐った卵に似た強く不快な臭いをチオグリコール酸種に与える。その結果、極度の悪臭と有害なガスが、これらの鉄除去剤/鉄降下物除去剤製品に関連する既知の特徴である。
【0003】
当技術分野には、強く不快な臭気を有しない錆除去製品に対する必要性があり、本開示はこの必要性を満たすものである。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様によれば、鉄堆積物、錆又は金属粒子を除去する組成物が提供され、
前記組成物は、
(a)少なくとも1つの還元剤、
(b)キレート化により色が変化する少なくとも1つのキレート化剤、及び
(c)少なくとも1つの溶媒、を含む。
【0005】
別の態様によれば、表面から鉄堆積物、錆、又は金属粒子を除去する組成物が提供され、
この組成物は、
(a)水、
(b)乳酸、
(c)1,10-フェナントロリン、
(d)2-ブトキシエタノール、
(e)メタケイ酸ナトリウム、
(f)少なくとも1つの保存剤、
(g)少なくとも1つの増粘剤、及び
(h)少なくとも1つの染料を含み、
前記組成物は、約5~約7のpHを有する。
【0006】
一態様において、表面から鉄、錆及び/又は金属粒子を除去する方法が提供され、
この方法は、
(a)前記表面に組成物を塗布する工程であって、該組成物は以下を含む、工程、
(i)少なくとも1つの還元剤、
(ii)キレート化により色が変化する少なくとも1つの鉄キレート化剤、及び
(iii)少なくとも1つの溶媒、
(b)前記組成物を一定期間、前記表面に静置させる工程であって、前記還元剤は、金属、鉄、又は錆粒子を還元して可溶性鉄種を形成し、鉄キレート化剤は、溶液中の前記可溶性鉄種に結合して鉄キレートを形成する、工程、及び
(c)前記表面から、前記組成物及び可溶性金属キレートを表面からすすぎ、それによって、錆、鉄、及び/又は金属粒子を除去する工程、を含む。
【0007】
いくつかの実施形態において、前記還元剤は、強酸、弱酸、マイルドな還元剤、又はそれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの実施形態において、前記還元剤は、乳酸、シュウ酸、塩酸ヒドロキシルアンモニウム、リン酸、酢酸、塩酸、硫酸、クエン酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される化合物を含む。
【0008】
いくつかの実施形態において、前記キレート化剤は、キレート化により色が変化する複素環式有機化合物を含む。いくつかの実施形態において、前記複素環式有機化合物は、キレート化により赤色に変色する。いくつかの実施形態において、前記複素環式有機化合物は、キレート化によりピンク色に変色する。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記複素環式有機化合物は、置換若しくは非置換のフェナントロリン、置換若しくは非置換のビピリジン、又はそれらの誘導体を含む。いくつかの実施形態において、複素環式有機化合物は、1,10-フェナントロリン、2,2’-ビピリジン、又はそれらの誘導体を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、前記溶媒は、極性プロトン性溶媒又は非プロトン性極性溶媒を含む。いくつかの実施形態において、前記溶媒は、水、グリコールエーテル、アルコール、アセトン、又はそれらの任意の組み合わせを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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