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公開番号
2024176230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094635
出願日
2023-06-08
発明の名称
鞍乗型車両の後部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
35/00 20060101AFI20241212BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】簡易な構成でユーザの給油作業の作業性を向上させる。
【解決手段】鞍乗型車両(1)の後部構造には、燃料タンクが収容されている。鞍乗型車両の後部構造には、燃料タンクの給油口の周囲を覆うトレイ(36)と、給油口を露出させるトレイの開口を覆うリッド(41)と、が設けられている。トレイが車両後部に位置付けられ、リッドが車両後部に横開き可能に連結されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料タンク又はバッテリが収容された鞍乗型車両の後部構造であって、
前記燃料タンクの給油口又は前記バッテリの充電口の周囲を覆うトレイと、
前記給油口又は前記充電口を露出させる前記トレイの開口を覆うリッドと、を備え、
前記トレイが車両後部に位置付けられ、前記リッドが車両後部に横開き可能に連結されていることを特徴とする鞍乗型車両の後部構造。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
車体を傾けて自立させるサイドスタンドが車幅方向一方側に位置付けられ、前記リッドが車幅方向他方側に横開き可能であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の後部構造。
【請求項3】
前記サイドスタンドによって車体が自立した状態で、前記リッドの連結軸よりも前記リッドの重心が車幅方向他方側に位置付けられていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両の後部構造。
【請求項4】
前記鞍乗型車両には前記燃料タンクが収容されており、
排気ガスを排出するマフラーが車幅方向他方側に位置付けられ、前記リッドが車幅方向他方側に横開き可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両の後部構造。
【請求項5】
前記リッドの一側部が連結軸を介して前記トレイに連結され、
前記トレイには前記リッドの一側部に対向する保持壁が形成され、
前記トレイの保持壁及び前記リッドの一側部のいずれか一方には、いずれか他方に接して前記リッドを横開き状態で保持する保持部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両の後部構造。
【請求項6】
前記保持壁に形成された保持部が前記リッドの一側部に形成された凸部を掛け止めし、
前記保持壁及び前記リッドの一側部の少なくとも一方が弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両の後部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両の後部構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
スクータタイプの鞍乗型車両等では、車両後部のサイドカバーの内側に燃料タンクがレイアウトされることが多い。この種の鞍乗型車両として、燃料タンクの収容スペースをリッドによって上方から覆ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の収容スペースには、タンクキャップを上方に向けた状態で燃料タンクが設置されている。燃料タンクのタンクキャップが外装部品であるリッドに覆われて、鞍乗型車両の後部の意匠性が向上されている。リッドが開かれてタンクキャップが取り外されることで、給油口に給油ノズルが挿し込まれて給油される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-144268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の鞍乗型車両では車両後部に給油口が位置付けられるため、シート下やフートボードに給油口が位置付けられる場合とは異なり、ライダーが鞍乗型車両から降りることなく第三者が給油することができる。しかしながら、上開きのリッドが採用された場合、リッドの開き角度が浅いとタンクキャップや給油口が視認し難くなって、タンクキャップの着脱性や給油作業の作業性が悪化する。一方、下開きのリッドが採用された場合、給油作業時に給油ノズル等が開状態のリッドに乗せられることがあり、給油ノズル等の重さに耐えるためにリッドの強度を確保する必要がある。このような不具合は、電動車両の充電作業時にも生じる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でユーザの給油作業や充電作業の作業性を向上させることができる鞍乗型車両の後部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両の後部構造は、燃料タンク又はバッテリが収容された鞍乗型車両の後部構造であって、前記燃料タンクの給油口又は前記バッテリの充電口の周囲を覆うトレイと、前記給油口又は前記充電口を露出させる前記トレイの開口を覆うリッドと、を備え、前記トレイが車両後部に位置付けられ、前記リッドが車両後部に横開き可能に連結されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両の後部構造によれば、車両後部に給油口又は充電口が位置しているため、ライダーが鞍乗型車両から降りることなく第三者が給油作業又は充電作業を実施することができる。リッドが横開きであるため、リッドの開き角度が広く取り易くなり、キャップ、給油口、充電口が視認し易くなって、キャップの着脱性、給油作業、充電作業の作業性が向上する。また、下開きのリッドとは異なり、給油ノズルや充電コネクタが開状態のリッドに乗せられることがなくリッドの強度を高める必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の側面図である。
本実施例の鞍乗型車両の後部構造の斜視図である。
本実施例の鞍乗型車両の後部構造の後面図である。
図3の後部構造をA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例の鞍乗型車両の停車時の後部構造の後面図である。
本実施例のフューエルリッドの連結構造の断面図である。
本実施例のフューエルリッドの保持構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両の後部構造には燃料タンク又はバッテリが収容されている。燃料タンクの給油口又はバッテリの充電口の周囲がトレイによって覆われており、給油口又は充電口を露出させるトレイの開口がリッドに覆われている。トレイが車両後部に位置付けられ、リッドが車両後部に横開き可能に連結されている。これにより、車両後部に給油口又は充電口が位置しているため、ライダーが鞍乗型車両から降りることなく第三者が給油作業又は充電作業を実施することができる。リッドが横開きであるため、リッドの開き角度が広く取り易くなり、キャップ、給油口、充電口が視認し易くなって、キャップの着脱性、給油作業、充電作業の作業性が向上する。また、下開きのリッドとは異なり、給油ノズルや充電コネクタが開状態のリッドに乗せられることがなくリッドの強度を高める必要がない。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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