TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024176061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094273
出願日2023-06-07
発明の名称繊維機械システム
出願人村田機械株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類D01H 13/00 20060101AFI20241212BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】優先的な対応が必要な保全情報を端末に表示させる。
【解決手段】繊維機械システム100は、繊維機械1と、管理装置2と、第1端末3~第3端末6と、を備える。繊維機械1は、糸Y1を巻き取ってパッケージP1を形成する巻取装置11を有する。管理装置2は、繊維機械1の稼働に関する稼働情報を管理し、稼働情報から求められる繊維機械1の保全に関する保全情報を第1リストLI1に記憶し、第1リストLI1を基に、保全作業の優先度に関する所定の条件に基づいて、保全作業の優先度が高い保全情報を第2リストLI2に記憶し、第2リストを第2端末4に表示させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有する繊維機械と、
前記繊維機械の稼働に関する稼働情報を管理する管理装置と、
前記管理装置と通信可能な端末と、を備え、
前記管理装置は、
前記稼働情報から求められる前記繊維機械の保全に関する保全情報を第1リストに記憶し、
前記第1リストを基に、保全作業の優先度に関する所定の条件に基づいて、保全作業の優先度が高い前記保全情報を第2リストに記憶し、
前記第2リストを前記端末に表示させる、
繊維機械システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記繊維機械は、前記稼働情報を算出し、算出した前記稼働情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記繊維機械から受信した前記稼働情報について異常の診断を行い、
前記診断の結果、異常と判断され保全が必要であると判断された前記稼働情報に基づいて前記保全情報を生成する、請求項1に記載の繊維機械システム。
【請求項3】
前記管理装置は、前記第1リストを前記端末に表示させ、
前記管理装置は、前記保全情報の項目に対して前記端末により入力された入力情報を受信し、
前記管理装置は、前記入力情報が入力された前記保全情報の項目を、前記保全情報の他の項目と異なる態様で表示し、
前記管理装置は、前記入力情報の内容を確定し、前記第1リストを更新し、前記入力情報の内容が確定された前記保全情報の項目を、前記保全情報の他の項目と同じ態様で表示する、
請求項1又は2に記載の繊維機械システム。
【請求項4】
前記管理装置は、前記第1リストを前記端末に表示させ、
前記端末に表示される前記第1リストの前記保全情報の項目数は、前記端末に表示される前記第2リストの前記保全情報の項目数よりも多い、請求項1~3のいずれかに記載の繊維機械システム。
【請求項5】
前記管理装置は、所定の期間内の前記稼働情報と、前記稼働情報に対する診断結果に関する情報と、前記稼働情報を取得した時間に関する情報と、を関連付けて過去データとして第3リストに記憶し、
管理装置は、前記第3リストに記憶された前記稼働情報の内容と前記第1リストに記憶された前記保全情報の内容に基づいて、それぞれの前記保全情報に対して、当該保全情報の基となった稼働情報が初めて異常と診断されたことを示す第1ステータス、当該保全情報の基となった稼働情報が過去に異常と診断され、それに対して保全作業が行われないまま再度異常と診断されたことを示す第2ステータス、又は、当該保全情報の基となった稼働情報が過去に異常と診断され、それに対して保全作業が行われたが再度異常と診断されたことを示す第3ステータスのいずれであるか、を判定する、請求項1~4のいずれかに記載の繊維機械システム。
【請求項6】
保全作業の優先度に関する前記所定の条件は、前記保全情報の生成数が多い前記繊維機械を優先するとの条件である、請求項1~5のいずれかに記載の繊維機械システム。
【請求項7】
保全作業の優先度に関する前記所定の条件は、過去に異常と診断された連続回数が多い稼働情報に基づいて生成された前記保全情報を優先するとの条件である、請求項5に記載の繊維機械システム。
【請求項8】
保全作業の優先度に関する前記所定の条件は、前記第2ステータスを有する前記保全情報、前記第1ステータスを有する前記保全情報、前記第3ステータスを有する前記保全情報の順で優先するとの条件である、請求項5に記載の繊維機械システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保全作業を行うために必要な情報を提供する繊維機械システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、保全作業を行うために必要な情報を提供するシステムが知られている。例えば、糸の巻取効率、糸欠陥の発生頻度等を解析した結果を保全情報として端末に送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。保全情報には、異常の発生箇所に関する情報、異常の内容に関する情報等が含まれている。このシステムでは、端末にて保全情報を確認した場合には、当該保全情報を解消する作業等の対応を繊維機械に対して行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-92707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のシステムでは、対応が不要、又は、対応の優先度が低い保全情報も含めて全ての保全情報が端末に表示されていた。このため、従来のシステムでは、対応が不要、又は、対応の優先度が低い保全情報に対する作業等がなされる一方で、対応の優先度が高い保全情報に対する作業等が遅れることがあった。
【0005】
本発明の目的は、繊維機械の保全情報を端末に表示させる繊維機械システムにおいて、対応が必要な保全情報を端末に表示させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る繊維機械システムは、繊維機械と、管理装置と、端末と、を備える。繊維機械は、糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有する。管理端末は、繊維機械の稼働に関する稼働情報を管理する。端末は、管理装置と通信可能である。管理装置は、稼働情報から求められる繊維機械の保全に関する保全情報を第1リストに記憶し、第1リストを基に、保全作業の優先度に関する所定の条件に基づいて、保全作業の優先度が高い保全情報を第2リストに記憶し、第2リストを端末に表示させる。
【0007】
上記の繊維機械システムでは、稼働情報から求められる繊維機械の保全に関する保全情報、すなわち、繊維機械において稼働効率を低下させている要因に対し保全を行うための保全情報を第1リストに記憶しておき、第1リストを基に、保全作業の優先度に関する所定の条件に基づいて、保全作業の優先度が高い保全情報を第2リストに記憶し、第2リストを端末に表示している。このように、繊維機械システムでは、繊維機械において稼働効率を低下させている要因に対し保全を行うための保全情報のうち、保全作業の優先度が高い保全情報(すなわち、優先的な対応が必要な保全情報)のみを端末に表示できる。この結果、例えば、端末に表示された第2リストを参照して、保全作業が優先的に必要な保全情報に対して確実に保全作業を実行できる。
【0008】
上記の繊維機械システムにおいて、繊維機械が、稼働情報を算出し、算出した稼働情報を管理装置に送信してもよい。また、管理装置が、繊維機械から受信した稼働情報について異常の診断を行い、当該診断の結果、異常と判断され保全が必要であると判断された稼働情報に基づいて保全情報を生成してもよい。これにより、正確な保全情報を生成できる。また、繊維機械システムの効率的な運用が可能となる。
【0009】
上記の繊維機械システムにおいて、管理装置は、第1リストを端末に表示させ、保全情報の項目に対して端末により入力された入力情報を受信し、入力情報が入力された保全情報の項目を、保全情報の他の項目と異なる態様で表示してもよい。
さらに、管理装置は、入力情報の内容を確定し、第1リストを更新し、入力情報の内容が確定された保全情報の項目を、保全情報の他の項目と同じ態様で表示してもよい。これにより、端末を用いた保全情報の項目に対する入力がなされたこと、当該入力の内容が確定されたことを、表示画面において、視覚的に認識できる。
【0010】
第1リストの表示画面には、端末により入力された保全情報を確定させるための確定ボタンが設けられてもよい。この場合、ユーザが確定ボタンを押すことによって、管理装置は、端末により入力された保全情報を確定させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

村田機械株式会社
作業台
22日前
村田機械株式会社
繊維機械
22日前
村田機械株式会社
巻取装置
22日前
村田機械株式会社
玉揚装置
22日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
供給装置
17日前
村田機械株式会社
天井搬送車
25日前
村田機械株式会社
糸巻取装置
16日前
村田機械株式会社
糸巻取装置
16日前
村田機械株式会社
自動ワインダ
22日前
村田機械株式会社
自動ワインダ
22日前
村田機械株式会社
数値制御装置
22日前
村田機械株式会社
ボビン処理装置
22日前
村田機械株式会社
ローラユニット
22日前
村田機械株式会社
繊維機械システム
15日前
村田機械株式会社
自動倉庫システム
22日前
村田機械株式会社
ライナー交換装置
22日前
村田機械株式会社
繊維束ガイド機構
22日前
村田機械株式会社
繊維機械システム
15日前
村田機械株式会社
糸道ガイド機構及び繊維機械
22日前
村田機械株式会社
フィラメントワインディング装置
22日前
村田機械株式会社
フィラメントワインディング装置
22日前
村田機械株式会社
フィラメントワインディング装置
22日前
東ソー株式会社
ポリエチレン繊維
1か月前
日本エステル株式会社
分割型複合繊維
8日前
株式会社豊田自動織機
精紡機の繊維束集束装置
16日前
株式会社豊田自動織機
精紡機の粗糸供給停止装置
16日前
株式会社豊田自動織機
紡機における繊維束集束装置
22日前
村田機械株式会社
紡績機、及び紡績機の制御方法
1か月前
村田機械株式会社
ダスト回収装置
29日前
村田機械株式会社
繊維機械システム
15日前
続きを見る