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公開番号
2024175494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093324
出願日
2023-06-06
発明の名称
精紡機の繊維束集束装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
D01H
5/72 20060101AFI20241211BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】トップローラが傾いて通気エプロンに押し付けられることを抑制できる精紡機の繊維束集束装置を提供すること。
【解決手段】繊維束集束装置10は、カバー55を備える。カバー55は、巻き掛け面56aよりも吸引管51とは反対側に突出する一対の突条部59を備えるとともに、一対の突条部59の各々は、荷重アーム115が荷重付与位置に至る前に一対のニップトップローラ22の各々が接触するローラ案内面60aを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ドラフト装置でドラフトされた繊維束を送り出す送出ローラ対よりも下流側に配置されるとともに、荷重アームに回転可能に支持された一対のトップローラを含み、かつ前記トップローラに対向するボトムローラを備える最終送出ローラ対と、
前記最終送出ローラ対よりも上流側でかつ前記送出ローラ対よりも下流側に配置され、前記繊維束を吸引する吸引流を発生させる吸引管と、
前記吸引管の前記トップローラ側に配置されるカバーと、
前記カバーに巻き掛けられ、前記カバーが備える巻き掛け面に摺接する通気エプロンと、を備え、
前記カバーは、前記巻き掛け面よりも前記吸引管とは反対側に突出する一対の突条部を備えるとともに、
前記一対の突条部の各々は、前記荷重アームが荷重付与位置に至る前に前記一対のトップローラの各々が接触するローラ案内面を備えることを特徴とする精紡機の繊維束集束装置。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記一対の突条部の各々は、前記通気エプロンの端縁との接触によって前記通気エプロンを案内するエプロン案内面を備える請求項1に記載の精紡機の繊維束集束装置。
【請求項3】
前記カバーにおいて、前記繊維束の移動方向における前記ローラ案内面よりも上流側に取り付けられる気流制御部材を備え、前記一対の突条部は、前記ローラ案内面よりも前記巻き掛け面寄りに位置して、前記気流制御部材を載置する載置面を備える請求項1又は請求項2に記載の精紡機の繊維束集束装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、精紡機の繊維束集束装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、繊維束集束装置を備える精紡機が開示されている。特許文献1に開示の精紡機において、ドラフト装置は、フロントトップローラ及びフロントボトムローラによって構成されるフロントローラ対を備える。また、繊維束集束装置は、ニップトップローラ及びニップボトムローラによって構成されるニップローラ対と、吸引パイプと、吸引パイプに巻き掛けられた通気エプロンと、を備える。ニップトップローラは、ニップボトムローラと通気エプロンの両方に押し付けられるように、ニップトップローラを加圧する加圧機構を備える。
【0003】
加圧機構は、バネ部材と、バネ部材に取り付けられたホルダと、を備える。ホルダは、バネ部材の自由端側に取り付けられている。ホルダは、ニップトップローラの回転支軸を支持する。ニップトップローラは、バネ部材の付勢力によって、吸引パイプとニップボトムローラに向かって押し付けられる。ニップトップローラの位置は、吸引パイプに巻き掛けられた通気エプロンとニップボトムローラとの両方に押し付けられる位置に調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-204125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、加圧機構に支持されたニップトップローラにおいて、回転支軸の傾き等を原因としてニップトップローラが傾くことがある。このようなニップトップローラの傾きが発生した場合、ニップトップローラが傾いたまま、ニップトップローラがニップボトムローラ及び通気エプロンに向けて押し付けられると、傾いたニップトップローラによって通気エプロンに横ずれが発生する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための精紡機の繊維束集束装置は、ドラフト装置でドラフトされた繊維束を送り出す送出ローラ対よりも下流側に配置されるとともに、荷重アームに回転可能に支持された一対のトップローラを含み、かつ前記トップローラに対向するボトムローラを備える最終送出ローラ対と、前記最終送出ローラ対よりも上流側でかつ前記送出ローラ対よりも下流側に配置され、前記繊維束を吸引する吸引流を発生させる吸引管と、前記吸引管の前記トップローラ側に配置されるカバーと、前記カバーに巻き掛けられ、前記カバーが備える巻き掛け面に摺接する通気エプロンと、を備え、前記カバーは、前記巻き掛け面よりも前記吸引管とは反対側に突出する一対の突条部を備えるとともに、前記一対の突条部の各々は、前記荷重アームが荷重付与位置に至る前に前記一対のトップローラの各々が接触するローラ案内面を備えることを要旨とする。
【0007】
これによれば、荷重アームが荷重付与位置に至る前に、一対のトップローラの両方が一対のローラ案内面の各々に接触する。トップローラに傾きが生じていた場合、トップローラの傾きは、ローラ案内面によって矯正される。このため、荷重付与位置において、トップローラが傾いて通気エプロンに押し付けられることを抑制できる。
【0008】
精紡機の繊維束集束装置について、前記一対の突条部の各々は、前記通気エプロンの端縁との接触によって前記通気エプロンを案内するエプロン案内面を備えていてもよい。
これによれば、カバーによって、通気エプロンの横ずれを抑制できる。
【0009】
精紡機の繊維束集束装置について、前記カバーにおいて、前記繊維束の移動方向における前記ローラ案内面よりも上流側に取り付けられる気流制御部材を備え、前記一対の突条部は、前記ローラ案内面よりも前記巻き掛け面寄りに位置して、前記気流制御部材を載置する載置面を備えていてもよい。
【0010】
これによれば、気流制御部材を載置面に載置すると、気流制御部材は、ローラ案内面よりも巻き掛け面寄りに位置する。このため、気流制御部材がカバーに取り付けられても、気流制御部材が、トップローラと干渉することを抑制できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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