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公開番号
2024176157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094472
出願日
2023-06-08
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
20/10 20160101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】ハイブリッド車両の制御装置において、実施可能期間の推定精度を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置であって、要求トルクに応じて、エンジントルクおよびモータジェネレータトルクを設定する設定部と、走行情報を収集する情報収集部と、を備え、設定部は、エンジントルクの許容上限が要求トルクより小さい場合、アシストモードとして、当該エンジントルクと要求トルクとの差をモータジェネレータトルクとして設定し、エンジントルクの許容上限が要求トルクより小さい状態から要求トルクより大きい状態に移行した場合、充電走行モードとして、充電トルクと要求トルクとの和をエンジントルクとして設定し、アシストモード時の走行情報と充電走行モードの実施が可能な実施可能期間とを対応付けたマップを参照して、実施可能期間を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源であるエンジンおよびモータジェネレータと、前記モータジェネレータに電力を供給するとともに前記モータジェネレータによって発電された電力を蓄電する二次電池と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
前記ハイブリッド車両に要求された要求トルクに応じて、前記エンジンから出力されるエンジントルクおよび前記モータジェネレータから出力されるモータジェネレータトルクを設定する設定部と、
走行中の前記ハイブリッド車両に関する走行情報を収集する情報収集部と、を備え、
前記設定部は、
出力が許容される前記エンジントルクの許容上限が前記要求トルクより小さい場合、アシストモードとして、前記許容上限以下の前記エンジントルクを設定したうえで、当該エンジントルクと前記要求トルクとの差を前記モータジェネレータトルクとして設定し、
前記エンジントルクの前記許容上限が前記要求トルクより小さい状態から前記要求トルクより大きい状態に移行した場合、充電走行モードとして、前記二次電池の充電に用いる充電トルクと前記要求トルクとの和を前記エンジントルクとして設定したうえで、当該充電トルクに応じて負の前記モータジェネレータトルクを設定するとともに、前記アシストモード時の前記走行情報と前記充電走行モードの実施が可能な実施可能期間とを対応付けたマップを参照して、前記実施可能期間を推定する、ハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記情報収集部が収集する前記走行情報には、前記アシストモードが終了した時点での前記ハイブリッド車両の車速が含まれており、
前記実施可能期間と対応付けられた走行情報には、前記アシストモードが終了した時点での前記ハイブリッド車両の車速が含まれている、ハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記マップは、前記ハイブリッド車両が新規に走行した際の、前記アシストモード時の前記走行情報と当該走行情報に対応する前記実施可能期間とを用いて更新される、ハイブリッド車両の制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、さらに、
前記ハイブリッド車両の外部と通信する通信部を備え、
前記設定部は、前記外部との通信を介して、他の前記ハイブリッド車両の走行による前記アシストモード時の前記走行情報と当該走行情報に対応する前記実施可能期間とを用いて更新された前記マップを参照可能である、ハイブリッド車両の制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、さらに、
前記ハイブリッド車両の外部と通信する通信部を備え、
前記設定部は、前記外部との通信を介して、他の前記ハイブリッド車両が参照している他車両マップを用いて補正された前記マップを参照可能である、ハイブリッド車両の制御装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記設定部は、推定された前記実施可能期間に応じて、前記充電トルクを設定する、ハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、駆動源であるエンジンおよびモータジェネレータと、モータジェネレータとの間で電力の授受を行う二次電池と、を備えたハイブリッド車両が知られている。このようなハイブリッド車両では、加速のために要求される要求トルクに応じて、エンジントルクおよびモータジェネレータトルクの配分が設定される。特許文献1~3には、この配分の設定に関する種々の制御手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-77897号公報
特開2002-256918号公報
特開2011-63089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1~3では、モータジェネレータの稼働により消費された二次電池の充電量の不足を抑制することについては十分に考慮されていなかった。ここで、二次電池の充電量の不足を抑制するために、例えば、出力が許容されるエンジントルクの許容上限が要求トルクより大きい状態である際に、二次電池の充電に用いる充電トルクと要求トルクとの和をエンジントルクとして設定する充電走行モードを実施することが考えられる。このとき充電トルクは、充電走行モードの実施が可能な実施可能期間の長さに応じて設定するべきである。しかし、この実施可能期間は、走行環境や運転手の状態(急いでいる、慣れた道である等)等の影響で変動するため推定が難しい。また、低い精度で推定された実施可能期間に応じて充電トルクが設定された場合には、二次電池を十分に充電できず、モータジェネレータの走行補助による燃費の改善効果および排気ガスの低減効果を維持できなくなることが懸念される。そのため、充電走行モードを実施する場合、実施可能期間の推定精度を向上することができる技術が望まれる。
【0005】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、ハイブリッド車両の制御装置において、実施可能期間の推定精度を向上することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、ハイブリッド車両の制御装置が提供される。この制御装置は、駆動源であるエンジンおよびモータジェネレータと、前記モータジェネレータに電力を供給するとともに前記モータジェネレータによって発電された電力を蓄電する二次電池と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、前記ハイブリッド車両に要求された要求トルクに応じて、前記エンジンから出力されるエンジントルクおよび前記モータジェネレータから出力されるモータジェネレータトルクを設定する設定部と、走行中の前記ハイブリッド車両に関する走行情報を収集する情報収集部と、を備え、前記設定部は、出力が許容される前記エンジントルクの許容上限が前記要求トルクより小さい場合、アシストモードとして、前記許容上限以下の前記エンジントルクを設定したうえで、当該エンジントルクと前記要求トルクとの差を前記モータジェネレータトルクとして設定し、前記エンジントルクの前記許容上限が前記要求トルクより小さい状態から前記要求トルクより大きい状態に移行した場合、充電走行モードとして、前記二次電池の充電に用いる充電トルクと前記要求トルクとの和を前記エンジントルクとして設定したうえで、当該充電トルクに応じて負の前記モータジェネレータトルクを設定するとともに、前記アシストモード時の前記走行情報と前記充電走行モードの実施が可能な実施可能期間とを対応付けたマップを参照して、前記実施可能期間を推定する。
【0008】
本願発明者らは、市街地や郊外、高速道路をハイブリッド車両に走行させた際の複数のデータを解析したところ、充電走行モードが開始される直前のアシストモード時の走行情報と、充電走行モードの実施が可能な実施可能期間と、の間に正の相関があることを見出した。この構成によれば、そのような知見に基づいて作成されたアシストモード時の走行情報と実施可能期間とを対応付けたマップを参照して、実施可能期間を推定することから、実施可能期間の推定精度を向上することができる。その結果、精度良く推定された実施可能期間に基づいて充電走行モードが実施されるため、二次電池の充電量が不足するのを抑制できることから、モータジェネレータの走行補助による燃費の改善効果および排気ガスの低減効果を維持することができる。
【0009】
(2)上記形態の制御装置において、前記情報収集部が収集する前記走行情報には、前記アシストモードが終了した時点での前記ハイブリッド車両の車速が含まれており、前記実施可能期間と対応付けられた走行情報には、前記アシストモードが終了した時点での前記ハイブリッド車両の車速が含まれてもよい。
本願発明者らは、アシストモードが終了した時点でのハイブリッド車両の車速と、実施可能期間と、の間に正の相関があることを見出した。この構成によれば、マップにおいて実施可能期間に対応付けられる走行情報に当該車速が含まれていることから、実施可能期間の推定精度をより一層向上することができる。
【0010】
(3)上記形態の制御装置において、前記マップは、前記ハイブリッド車両が新規に走行した際の、前記アシストモード時の前記走行情報と当該走行情報に対応する前記実施可能期間とを用いて更新されてもよい。
この構成によれば、ハイブリッド車両が新規に走行した際のデータを用いてマップを更新できることから、実施可能期間の推定精度をより一層向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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