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公開番号
2024175673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2024090054
出願日
2024-06-03
発明の名称
紡糸機械及び方法
出願人
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
,
Saurer Spinning Solutions GmbH & Co. KG
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類
D01H
15/00 20060101AFI20241211BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】ボビン上の糸端部を見つけるために負圧に供することができる吸引ノズルとともに、糸を生産するための負圧に供することができる紡糸装置においてより柔軟な負圧配分を実現できる繊維機械を提供する。
【解決手段】繊維機械は、少なくとも1つの第2の負圧システムを備えることができる。この第2の負圧システムを、第2の負圧点との流体接続部に引き入れることができるように設計及び配置することができる。代替的に、第2の負圧システムを、第2の負圧点との流体接続部になるように設計及び配置することができる。繊維機械の構造をより柔軟にし、負圧の配分を更に改善し、負圧の配分をより柔軟にするために、第1の負圧システムと第2の負圧システムとの間の接続部は、接続部を選択的に確立又は遮断することができるように設計されることが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維機械(18)、具体的には紡糸機械、更に具体的にはロータ紡糸機械であって、
-糸を生産するための少なくとも1つの第1の負圧点(11)と、
-前記糸を吸引するための少なくとも1つの第2の負圧点(12)と、
-前記第1の負圧点(11)との流体接続部(13)に引き入れるように設計及び配置されているか、又は前記第1の負圧点(11)との流体接続部(13)にあるように設計及び配置されている、少なくとも1つの第1の負圧システム(1)と、
-前記第2の負圧点(12)との流体接続部(14)に引き入れるように設計及び配置されているか、又は前記第2の負圧点(12)との流体接続部(14)にあるように設計及び配置されている、少なくとも1つの第2の負圧システム(3)と、を備え、
接続部(15、16、17)、具体的にはバイパス接続部が、前記接続部(15、16、17)を選択的に確立又は遮断することができるように、前記第1の負圧システム(1)と前記第2の負圧システム(3)との間に形成されることを特徴とする、繊維機械(18)。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の負圧点(11)が、前記糸を生産するための紡糸装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載の繊維機械(18)。
【請求項3】
前記糸を吸引するための前記第2の負圧点(12)が、以下:
-巻き取りボビン、具体的には綾巻きボビンから糸をピックアップするための吸引ノズル、
-糸をピックアップするための糸格納ノズル、及び
-負圧に供することができる作業要素、のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の繊維機械(18)。
【請求項4】
前記第1の負圧システム(1)と前記第2の負圧システム(3)との間の前記接続部が、以下の領域:
-負圧源チャンバ(6、8)、具体的にはファンチャンバ、
-フィルタチャンバ(9、10)、及び
-負圧チャネル(13、14)、のうちの少なくとも1つに配置されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維機械(18)。
【請求項5】
前記第1の負圧システム(1)と前記第2の負圧システム(3)との間の前記接続部(15、16、17)が、調整することができることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の繊維機械(18)。
【請求項6】
前記第1の負圧システム(1)と前記第2の負圧システム(3)との間の前記接続部(15、16、17)が、以下:
-少なくとも1つの制御デバイス(5)、及び
-少なくとも1つの周波数変換器(7)、のうちの少なくとも一方を介して調整することができ、
各場合において、少なくとも1つの負圧源(2、4)を制御するように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の繊維機械(18)。
【請求項7】
前記接続部(15、16、17)が、前記負圧システム(1、3)のそれぞれの動作状態に応じて自動的に調整されるように、具体的には完全に又は部分的に開放又は閉鎖されるように設計及び配置されていることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の繊維機械(18)。
【請求項8】
前記接続部(15、16、17)が、流体流調整装置(19)によって流体流を調整するように、具体的には前記流体流調整装置(19)を少なくとも部分的に閉鎖するように、設計及び配置されていることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の繊維機械(18)。
【請求項9】
負圧を配分するための、具体的には請求項1~8のいずれか一項に記載の繊維機械のための方法(20)であって、:
-少なくとも1つの流体流調整装置(19)を作動させる(26)ステップであって、第1の負圧システム(1)と第2の負圧システム(3)との間の流体流を調整するように、具体的には、第1の負圧システム(1)と第2の負圧システム(3)との間の接続部(15、16、17)を調整するように、具体的には、前記流体流調整装置(19)を少なくとも部分的に閉鎖するように、作動させるステップによって特徴付けられる、方法(20)。
【請求項10】
制御デバイス(5)であって、請求項9に記載の方法(20)を実施するように設計され、かつ/又は請求項1~8のいずれか一項に記載の繊維機械(18)のために設計及び構成されている、制御デバイス(5)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維機械に関する。本発明はまた、負圧を配分するための方法に関する。本発明は、制御デバイスに更に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
繊維機械は、先行技術から既知である。これにより、ワークステーションで糸を生産するための負圧を紡糸装置に供することが可能である。少なくとも1つの吸引ノズルを提供することもでき、この吸引ノズルは、例えば、糸切れ後にボビンから上糸をピックアップするために負圧に供される。
【0003】
欧州特許第3901336(A1)号は、紡糸機械の形態のそのような繊維機械を説明する。これは、互いに隣接して配置された複数のワークステーションを備え、ワークステーションの各々は、ボビン上の糸端部を見つけるために負圧に供することができる吸引ノズルとともに、糸を生産するための負圧に供することができる紡糸装置を備える。ピックアップされるこのような糸端部の糸は、上糸と称され得る。繊維機械は、少なくとも第1の負圧システムを備える。これは、少なくとも1つの第1の負圧源とともに、紡糸機械のワークステーションに沿って延在する少なくとも1つの第1の負圧チャネルを備える。各ワークステーションの紡糸装置は、第1の負圧システムに接続されている。紡糸機械は、少なくとも第2の負圧システムを備える。これは、紡糸機械のワークステーションに沿って延在する少なくとも1つの第2の負圧チャネルと、少なくとも1つの第2の負圧源と、を備える。ワークステーションの少なくとも第1の部分的数、好ましくは全てのワークステーションの吸引ノズルは、第2の負圧システムに接続されている。第1の負圧システム及び第2の負圧システムは、互いに空気圧的に完全に分離されている。
【0004】
このことは、紡糸真空と上糸を収集するための負圧とを別々に調節することを可能にする。これにより、「紡糸」及び「上糸処理」の2つの機能グループの各々を、最適化された負圧に別々に割り当てることができる。負圧の出力は、それぞれの負圧システムによって指定される。制限的な効果を有することができる負圧の設計及び寸法決めが指定される。
【発明の概要】
【0005】
したがって、本発明の目的は、繊維機械の構造をより柔軟にすることである。本発明の目的は、負圧の配分を更に改善することである。本発明の目的は、負圧の配分をより柔軟にすることである。
【0006】
この目的は、請求項1の特徴を有する繊維機械によって達成される。この目的は、請求項9の特徴を有する方法によって更に達成される。この目的は、請求項10の特徴を有する制御デバイスによって更に達成される。
【0007】
本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
【0008】
一態様によれば、この目的は、請求項1に記載の繊維機械によって達成することができる。
【0009】
繊維機械は、糸を生産するための少なくとも1つの第1の負圧点を備えることができる。繊維機械は、糸を吸引するための少なくとも1つの第2の負圧点を備えることができる。繊維機械は、少なくとも1つの第1の負圧システムを備えることができる。この第1の負圧システムを、第1の負圧点との流体接続部に引き入れることができるように設計及び配置することができる。代替的に、第1の負圧システムを、第1の負圧点との流体接続部にあるように設計及び配置することができる。繊維機械は、少なくとも1つの第2の負圧システムを備えることができる。この第2の負圧システムを、第2の負圧点との流体接続部に引き入れることができるように設計及び配置することができる。代替的に、第2の負圧システムを、第2の負圧点との流体接続部にあるように設計及び配置することができる。第1の負圧システムと第2の負圧システムとの間の接続部は、必要に応じて接続部を選択的に確立又は遮断することができるように設計することができる。結果として、第1の負圧点における第1の負圧システムと第2の負圧点における第2の負圧システムとの間の流体接続部によって作り出される異なる負圧レベルを互いに接続するために、負圧システムを互いに適合させるように設計することができるので、繊維機械をより柔軟に設計することができる。結果として、第1の負圧システム内のすなわち第1の負圧点における第1の負圧レベルは、第2の負圧システム内のすなわち第2の負圧点における負圧レベルによって互いに関連して設定することができる。具体的には、負圧レベルは、互いに補完及び/又は補償することができる。結果として、負圧の配分を更に改善することができ、具体的には、より柔軟にすることができる。
【0010】
繊維機械は、具体的には紡糸機械、更に具体的にはロータ紡糸機械とすることができる。紡糸装置が、負圧点のうちの1つを備える作業要素として提供されることが提供され得る。そのような負圧点は、紡糸装置に提供することができる。紡糸装置は、提供される繊維から糸を紡糸するために設計することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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