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公開番号
2024175678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2024091055
出願日
2024-06-05
発明の名称
ドラフト装置、紡糸ステーション、及び方法
出願人
ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー
,
Saurer Spinning Solutions GmbH & Co. KG
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類
D01H
15/00 20060101AFI20241211BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】本発明は、繊維機械、特にエアジェット紡糸機械のためのドラフト装置に関する。
【解決手段】繊維機械、特にエアジェット紡糸機械のためのドラフト装置101に関し、ドラフト装置は、互いに異なるように駆動され得る複数のローラ対を有し、ローラ対は、スライバ31を延伸するために、回転動作中にローラ対のトップローラとボトムローラとの間にスライバを誘導するように設計及び配置し、ドラフト装置は、スライバがドラフト装置内で切断された後に継ぎ合わせプロセスを遂行するように設計及び構成することができ、紡糸プロセスを最適化するために、ドラフト装置は、継ぎ合わせプロセス中に、少なくとも2つのローラ対と、それらの駆動部を介して、規定された様態で係合するように設計及び構成されることが想定される。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維機械、特にエアジェット紡糸機械のためのドラフト装置(101)であって、前記ドラフト装置(101)が、互いに異なるように駆動され得る複数のローラ対を有し、前記ローラ対が、スライバ(31)を延伸するために、回転動作中にそれぞれの前記ローラ対のトップローラとボトムローラとの間に前記スライバ(31)を誘導するように設計及び配置されており、
前記ドラフト装置(101)が、前記ドラフト装置(101)における前記スライバ(31)の切断後に継ぎ合わせ方法(100)を遂行するように設計及び構成されており、前記ドラフト装置(101)が、前記継ぎ合わせ方法(100)において、少なくとも2つのローラ対と、それらの駆動部を介して、規定された様態で係合するように設計及び構成されていることを特徴とする、ドラフト装置(101)。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
規定された係合のための前記少なくとも2つのローラ対が、
-入力ローラ対、
-中央ローラ対、及び/又は、
-エプロンローラ対、のローラ対のリストから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のドラフト装置(101)。
【請求項3】
紡糸口金(40)、特にエアジェット紡糸口金が、少なくとも1つの洗浄位置をとるように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のドラフト装置(101)。
【請求項4】
前記ドラフト装置(101)が、少なくとも1つのローラ対の協調係合によって、特に少なくとも2つのローラ対の協調係合によって、前記スライバ(31)を切断するように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)。
【請求項5】
前記ドラフト装置(101)が、少なくとも1つのローラ対の協調係合を介して、特に少なくとも2つのローラ対の協調係合を介して、前記スライバ(31)の前記切断を紡糸口金(40)の洗浄位置への移送と協調させるように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)。
【請求項6】
前記ドラフト装置(101)が、前記ローラ対のうちの少なくとも1つ、特に前記ローラ対のうちの少なくとも2つを駆動するための少なくとも1つのプロセスパラメータを、規定された期間(715)にわたって具体的に調整するように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)。
【請求項7】
前記ドラフト装置(101)が、継ぎ合わせランプ中に、前記ローラ対のうちの少なくとも1つの規定された前記駆動のためのランプアッププロファイルにおいて少なくとも2つの支持点(725、735、745)を形成するように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)。
【請求項8】
前記ドラフト装置(101)が、前記ローラ対のうちの1つの前記駆動部の、及び/又は前記ローラ対のうちの1つの前記ローラのゴムライニングの規定された温度を、特に紡糸ステーションが動作していない間、維持するように設計及び構成されていることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)。
【請求項9】
紡糸ステーションであって、
-少なくとも1つの紡糸口金(40)、特にエアジェット紡糸口金と、
-少なくとも1つの糸端部準備装置と、
-少なくとも1つの糸引出し部と、を備え、
前記紡糸口金(40)及び前記糸端部準備装置が、継ぎ合わせを開始するように配置及び設計されており、
前記糸引出し部が、紡糸プロセス後に前記紡糸口金から糸を除去するように配置及び設計されており、
ドラフト装置(101)の、特に請求項1~8のいずれか一項に記載のドラフト装置(101)のうちの少なくとも1つの駆動可能なローラ対が、前記ローラ対の前記駆動部を介して、協調した様態で係合されることを特徴とする、紡糸ステーション。
【請求項10】
前記糸引出し部が、前記少なくとも1つのローラ対とともに、協調した様態で係合されるように設計及び構成されており、
前記少なくとも1つのローラ対のランプアッププロファイルが、少なくとも2つの支持点(725、735、745)を含む継ぎ合わせランプ(710、720、730)を有することを特徴とする、請求項9に記載の紡糸ステーション。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラフト装置に関する。本発明は、紡糸ステーションに関する。本発明は、方法に関する。本発明は、制御装置に関する。本発明は、繊維機械に関する。本発明は、コンピュータプログラム製品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ドラフト装置は、先行技術において既知である。それらは、特に繊維機械、特にエアジェット紡糸のためのエアジェット紡糸機械において使用される。エアジェット紡糸では、練条機スライバとも呼ばれるスライバが、ドラフト装置、特に4ローラドラフト装置によって、達成されるべき番手に応じて引っ張られ、紡糸口金に供給される。紡糸口金は、特に紡糸ステーションの機能装置である。紡糸口金の内部では、供給された繊維の一部が、回転流によって平行な繊維コアの周りに巻き付けられ得る。特に、これにより、平行な繊維とラッピング繊維とからなる紡ぎ糸コアのエアジェット紡ぎ糸特有の紡ぎ糸構造が得られ、ラッピング繊維は、紡ぎ糸コアに対してある特定の角度で位置し、紡ぎ糸の強度を確保することができる。
【0003】
ドラフト装置の個々のローラが、より長い期間にわたって静止している場合、スライバは、時間の経過とともに凹む可能性がある。同様に、繊維機械及び/又はドラフト装置が頻繁に停止される場合、スライバは、エアジェット紡糸プロセスの考えられるエラー源であり得る。糸切れ、糸切断、又はスライバ切れの場合、糸の紡糸を再開するために、継ぎ合わせが提供され得る。スライバのくぼみは、継ぎ合わせを困難にし、それから作られた糸に弱点をもたらす可能性がある。
【0004】
糸を紡糸することに加えて継ぎ合わせのために使用され得る紡糸ステーションは、先行技術において既知である。例えば糸切れ後に継ぎ合わせのために糸端部が準備され、その結果、糸の紡糸を継続するために繊維を糸に再び取り付けることができる。これにより、例えば糸切れが発生した後に、紡糸プロセスを継続することが可能になる。例示的な実施形態によるエアジェット紡糸機械では、継ぎ合わせは、特に、エアジェット紡糸口金の渦室内の解きほぐされた糸端部とスライバの新たに到着する繊維とを一緒にすることに基づく。糸端部戻りのタイミング及びドラフト装置の速度並びにそれらの時間は、糸を継ぎ合わせることにとって特に重要である。継ぎ合わせは、特にタイミングが不正確である場合に、糸に不規則性をもたらす可能性があり、これは紡ぎ糸品質に悪影響を及ぼす可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
したがって、本発明の目的は、結果として生じる糸をより均一にし、ひいては、紡糸プロセスに必要な資源を低減するために、紡糸プロセス、特に継ぎ合わせを改善することである。
【0006】
本目的は、請求項1の特徴を有するドラフト装置によって達成される。本目的は、請求項9の特徴を有する紡糸ステーションによって達成される。本目的は更に、請求項12の特徴を有する方法によって達成される。本目的は、請求項13の特徴を有する制御装置によって達成される。本目的は更に、請求項14の特徴を有する繊維機械によって達成される。本目的は、請求項15の特徴を有するコンピュータプログラム製品によって達成される。
【0007】
本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
【0008】
一態様によれば、本目的は、請求項1の特徴を有するドラフト装置によって達成される。
【0009】
ドラフト装置は、繊維機械用に設計することができる。特に、繊維機械は、エアジェット紡糸機械であることができる。ドラフト装置は、互いに異なるように駆動され得る複数のローラ対を有することができる。ローラ対は、スライバを延伸するために、動作中にそれぞれのローラ対のトップローラとボトムローラとの間にスライバを誘導するように設計及び配置することができる。ドラフト装置は、スライバがドラフト装置内で切断された後に継ぎ合わせプロセスを遂行するように設計及び構成することができる。ドラフト装置は、継ぎ合わせプロセス中に、少なくとも2つのローラ対と、それらの駆動部を介して、規定された様態で係合するように設計及び構成することができる。これは、ローラ対を特に、規定された様態で制御することができ、それに応じて互いに異なる動作モードで動作させることができることを意味する。異なる動作モードは、他の箇所で説明されるように、少なくとも1つのパラメータによって異なり得る。特に、ローラは、異なる速度及び/又は異なる加速度を有することができる。これは、例えば、継ぎ合わせプロセス中に完全停止から、すなわち静止から、動作状態へ(線形に)加速しないことを可能にする。これはまた、ローラを静止モードからウォームアップする必要を除去することができる。むしろ、ローラを保温することができる。これは、紡糸、特に継ぎ合わせを改善することができ、糸をより均一にすることができ、これにより、紡糸プロセスに必要な資源を低減することができる。
【0010】
ドラフト装置はまた、ドラフティングシステムを有し得、かつ/又はそのように呼ばれることもある。特に、このようなドラフティングシステムは、いくつかのローラ対を有することができる。特に、これらのローラ対は、それぞれ少なくとも1つの能動ローラを有することができ、これは、能動ローラ又は駆動ローラと呼ばれる場合がある。駆動ローラは、好ましくはローラを駆動するための個別駆動部に連結された個別従動ローラであってもよい。ローラ対の一方のローラのみが能動である場合、他方のローラは、第1の能動ローラに追従することができ、それによって駆動され得る。特に、非能動ローラは、受動ローラである。能動ローラとしての駆動ローラと受動ローラとしての追従ローラとの間の力の伝達を可能にするために、2つのローラ間に接触圧力が形成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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