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公開番号2024176059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094270
出願日2023-06-07
発明の名称繊維機械システム
出願人村田機械株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類D01H 13/00 20060101AFI20241212BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】巻取装置の情報と精紡装置の情報の両方の閲覧を効率的に行う。
【解決手段】繊維機械システム100は、給糸ボビンB1から糸Y1を巻き取ってパッケージP1を形成する巻取装置11を有する第1繊維機械1と、繊維束Tに旋回空気流を作用させて紡績糸Y2を生成し、生成した紡績糸Y2を巻き取ってパッケージP2を形成する精紡装置21を有する第2繊維機械2と、第1繊維機械1及び第2繊維機械2と通信を行う管理装置3と、を備える。管理装置3は、第1繊維機械1に関する第1情報IN1を第1繊維機械1から取得し、第2繊維機械2に関する第2情報IN2を第2繊維機械2から取得し、取得した第1情報IN1と第2情報IN2とを第1表示画面GUI1、GUI1’、第2表示画面GUI2、GUI2’に表示させる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有する第1繊維機械と、
繊維束に旋回空気流を作用させて糸を生成し、生成した糸を巻き取ってパッケージを形成する精紡装置を有する第2繊維機械と、
前記第1繊維機械及び前記第2繊維機械と通信を行う管理装置と、を備え、
前記管理装置は、
前記第1繊維機械に関する第1情報を前記第1繊維機械から取得し、前記第2繊維機械に関する第2情報を前記第2繊維機械から取得し、
取得した前記第1情報と前記第2情報とを表示画面に表示させる、
繊維機械システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記表示画面は、前記第1情報又は前記第2情報のいずれを表示するかを選択する表示情報選択部を有する、請求項1に記載の繊維機械システム。
【請求項3】
前記第1情報及び前記第2情報は、前記第1繊維機械及び前記第2繊維機械の稼働に関する情報、又は、パッケージの生産に関する情報を含む、請求項1又は2に記載の繊維機械システム。
【請求項4】
前記第1情報及び前記第2情報は、前記第1情報と前記第2情報とで意義が共通する共通情報と、前記第1情報と前記第2情報とで意義が異なる固有情報と、を有する、請求項3に記載の繊維機械システム。
【請求項5】
前記表示画面は、前記第1情報又は前記第2情報のいずれを表示するかを選択する表示情報選択部を有し、 前記管理装置は、前記第1情報を前記表示画面に表示させる場合であっても、前記第2情報を前記表示画面に表示させる場合であっても、前記共通情報の少なくとも1つを前記表示画面において同じ位置に表示させる、請求項4に記載の繊維機械システム。
【請求項6】
前記共通情報は、前記巻取装置又は前記精紡装置の識別情報、糸に関する情報、及び前記パッケージの生産日に関する情報の少なくとも1つを含む、請求項4又は5に記載の繊維機械システム。
【請求項7】
前記第1情報の固有情報は、前記巻取装置において糸をトラバースするドラムが1回転したときに巻き取られる糸の長さに関する情報、糸を巻き取るときの張力に関する情報、及び前記ドラムのトラバース制御に関する情報の少なくとも1つを含み、
第2情報の固有情報は、前記精紡装置における前記繊維束のドラフトに関する情報、前記繊維束の紡績に関する情報、及び巻取りに関する情報の少なくとも1つを含む、請求項4~6のいずれかに記載の繊維機械システム。
【請求項8】
前記第2情報の固有情報は、前記精紡装置における糸の欠陥を検出するクリアラの設定を含み、
前記表示画面において、前記ドラフトに関する情報、前記紡績に関する情報及び巻取りに関する情報の少なくとも1つと、前記クリアラの設定とは切り替えて表示可能である、請求項7に記載の繊維機械システム。
【請求項9】
前記第1情報の固有情報は、前記巻取装置における糸の欠陥を検出するクリアラの設定を含み、
前記表示画面において、前記巻取装置において糸をトラバースするドラムが1回転したときに巻き取られる糸の長さに関する情報、糸を巻き取るときの張力に関する情報、及び前記ドラムのトラバース制御に関する情報の少なくとも1つと、前記クリアラの設定とは切り替えて表示可能である、請求項4~8のいずれかに記載の繊維機械システム。
【請求項10】
前記共通情報は、前記パッケージの生産条件を識別する識別情報を含み、
前記管理装置は、同じ識別情報を有する第1情報の内容を比較し、同じ識別情報を有する第1情報に異なる内容の情報が含まれている場合には、異なる内容を含む部分を他とは異なる表示形式で前記表示画面に表示させ、または、
同じ識別情報を有する第2情報の内容を比較し、同じ識別情報を有する第2情報に異なる内容の情報が含まれている場合には、異なる内容を含む部分を他とは異なる表示形式で前記表示画面に表示させる、
請求項4~9のいずれかに記載の繊維機械システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、糸のパッケージを製造する装置から各種情報を収集し、収集した情報の管理等を行う繊維機械システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、糸のパッケージを製造する複数の繊維機械と、当該複数の繊維機械から情報を収集し管理する管理装置と、を備えた繊維機械システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。複数の繊維機械から得られた情報を収集、管理することで、複数の繊維機械の状態を全体的に把握し易くし、異常の早期発見等に役立てることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-92707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
糸のパッケージを製造する繊維装置としては、ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、繊維束に旋回空気流を作用させて糸を生成し、生成した糸を巻き取ってパッケージを形成する精紡装置と、が知られている。従来の繊維機械システムでは、巻取装置のためのシステムと、精紡装置のためのシステムと、が個別のシステムとなっていた。すなわち、従来の繊維機械システムでは、管理装置が巻取装置と精紡装置とで個別のものとなっていた。
【0005】
このため、従来の繊維機械システムでは、巻取装置の情報を閲覧する場合と、精紡装置の情報を閲覧する場合とで、個別の管理装置にアクセスする必要があった。その結果、巻取装置の情報と精紡装置の情報とを両方確認したい場合などに、情報の閲覧を効率的に行うことができなかった。
【0006】
本発明の目的は、繊維機械システムにおいて、巻取装置の情報と精紡装置の情報の両方の閲覧を効率的に行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る繊維機械システムは、第1繊維機械と、第2繊維機械と、管理装置と、を備える。第1繊維機械は、ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有する。第2繊維機械は、繊維束に旋回空気流を作用させて糸を生成し、生成した糸を巻き取ってパッケージを形成する精紡装置を有する。管理装置は、第1繊維機械及び第2繊維機械と通信を行う。また、管理装置は、第1繊維機械に関する第1情報を第1繊維機械から取得し、第2繊維機械に関する第2情報を第2繊維機械から取得し、取得した第1情報と第2情報とを表示画面に表示させる。
【0008】
上記の繊維機械システムでは、管理装置が、第1繊維機械に関する第1情報と、第2繊維機械に関する第2情報と、を両方取得し、取得した第1情報と第2情報のいずれも表示画面に表示させることができる。すなわち、上記の繊維機械システムでは、管理装置が第1情報と第2情報とを両方取得及び管理しており、当該管理装置にアクセスすれば、第1情報と第2情報の両方を閲覧できるので、これら2種類の情報の閲覧を効率的に行うことができる。
【0009】
上記の繊維機械システムにおいて、表示画面は、第1情報又は第2情報のいずれを表示するかを選択する表示情報選択部を有してよい。このように、表示画面において第1情報と第2情報を切り替えて表示することにより、ユーザが一方の繊維機械の情報を他方の繊維機械の情報と取り違えることを防止できる。この結果、情報の閲覧を効率的に行うことができる。
【0010】
上記の繊維機械システムにおいて、第1情報及び第2情報は、第1繊維機械及び第2繊維機械の稼働に関する情報 、又は、パッケージの生産に関する情報を含んでいてもよい。これにより、第1繊維機械及び第2繊維機械の両方について、稼働に関する情報とパッケージの生産に関する情報とを効率的に閲覧できる。
(【0011】以降は省略されています)

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