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公開番号2024174638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092566
出願日2023-06-05
発明の名称供給装置
出願人村田機械株式会社
代理人個人
主分類B65H 67/06 20060101AFI20241210BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】芯管に糸が巻かれたボビンと芯管に糸が巻かれていないボビンを区別して異なる位置まで搬送可能な供給装置を提供する。
【解決手段】供給装置は、コンベア群と、糸層センサ61と、芯管センサ62と、制御装置と、を備える。コンベア群は、ボビン91の搬送方向に隣接して配置されボビン91を搬送する複数のコンベアを含む。制御装置は、芯管センサ62と糸層センサ61の検出結果に基づいて、コンベア群を制御して、糸層を有するボビン91を糸巻取機に供給するための中継位置まで搬送し、糸層を有さないボビン91を回収位置まで搬送する。制御装置は、ボビン91を中継位置又は回収位置まで搬送する際に、複数のコンベアのうち下流側に位置する方のコンベアを上流側に位置する方のコンベアよりも高速で動作させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
紡績機で生成された糸が芯管に巻き付けられたボビンを糸巻取機に供給する供給装置において、
前記ボビンの搬送方向に隣接して配置され前記ボビンを搬送する複数のコンベアを含むコンベア群と、
前記コンベア群によって搬送される、糸層を有する前記ボビンを検出するための糸層センサと、
前記コンベア群によって搬送される、糸層を有さない前記ボビンを検出するための芯管センサと、
前記コンベア群を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記芯管センサと前記糸層センサの検出結果に基づいて、前記コンベア群を制御して、糸層を有する前記ボビンを前記糸巻取機に供給するための中継位置まで搬送し、糸層を有さない前記ボビンを回収位置まで搬送し、
前記制御装置は、前記ボビンを前記中継位置又は前記回収位置まで搬送する際に、複数の前記コンベアのうち下流側に位置する方の前記コンベアを上流側に位置する方の前記コンベアよりも高速で動作させることを特徴とする供給装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の供給装置であって、
前記回収位置に搬送される前記ボビンを検出する回収センサを備えることを特徴とする供給装置。
【請求項3】
請求項2に記載の供給装置であって、
前記制御装置は、前記コンベア群を駆動して糸層を有さない前記ボビンを前記回収位置に搬送し、
前記回収センサは、前記コンベア群から前記回収位置に搬送される途中の前記ボビンを検出するとともに、前記回収位置に到達した前記ボビンを検出しないように回収位置に配置されることを特徴とする供給装置。
【請求項4】
請求項3に記載の供給装置であって、
前記コンベア群から前記回収位置に前記ボビンを受け渡す経路を開放する状態と、当該経路を閉鎖する状態とを切り替えるシャッタと、
前記コンベア群の最下流に設けられ、前記コンベア群によって搬送される前記ボビンを検出するシャッタセンサと、
を備え、
前記制御装置は、前記ボビンが前記回収位置に到達したと判定した後に、前記シャッタセンサが前記ボビンを検出している場合は、前記シャッタセンサが前記ボビンを検出しなくなるまで、前記コンベア群を前記ボビンが前記回収位置から離れる方向に駆動し、
前記中継位置は、前記コンベア群の受渡位置から前記ボビンを受け取る位置であり、
前記シャッタセンサは、前記ボビンが前記中継位置と前記受渡位置の少なくとも一方に存在するか、前記ボビンが前記中継位置と前記受渡位置の両方に存在しないかを検出可能であり、
前記シャッタセンサは、前記コンベアの前記中継位置と前記受渡位置の両方を検知できるように、前記受渡位置において前記コンベアの搬送方向と直交する方向に光軸を向けて配置されていることを特徴とする供給装置。
【請求項5】
請求項4に記載の供給装置であって、
前記制御装置は、前記コンベア群を前記ボビンが前記回収位置から離れる方向に駆動した後であって、閾値時間が経過した場合は、前記シャッタセンサの検出結果に関係なく、前記シャッタを閉鎖することを特徴とする供給装置。
【請求項6】
請求項5に記載の供給装置であって、
前記制御装置は、前記コンベア群を駆動した後の前記シャッタセンサの検出結果に基づいて、前記中継位置に前記ボビンが存在するか否かを判定することを特徴とする供給装置。
【請求項7】
請求項1から6までの何れか一項に記載の供給装置であって、
前記コンベア群は、
上流コンベアと、
前記上流コンベアに対して、前記搬送方向の下流側に配置されている下流コンベアと、
を備え、
前記下流コンベアの前記搬送方向の中央よりも上流側には入口センサが設けられ、
前記下流コンベアの前記搬送方向の中央よりも下流側には出口センサが設けられることを特徴とする供給装置。
【請求項8】
請求項7に記載の供給装置であって、
前記上流コンベア及び前記下流コンベアが停止している状態から前記上流コンベア及び前記下流コンベアの駆動を再開する際において、
前記制御装置は、前記入口センサが前記ボビンを検出している場合、前記下流コンベアの駆動を再開した後であって、前記入口センサが前記ボビンを検出しなくなった後に、前記上流コンベアの駆動を再開することを特徴とする供給装置。
【請求項9】
請求項8に記載の供給装置であって、
前記制御装置は、前記下流コンベアの駆動を再開した後であって、第1閾値時間が経過した場合は、前記入口センサの検出結果に関係なく、前記上流コンベアの駆動を再開することを特徴とする供給装置。
【請求項10】
請求項7から9までの何れか一項に記載の供給装置であって、
前記上流コンベアの前記搬送方向の中央よりも下流側には上流出口センサが設けられ、
前記制御装置は、前記上流出口センサが前記ボビンを検出しない状態で第2閾値時間が経過した場合は、前記上流コンベアの搬送速度を上昇させることを特徴とする供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、紡績機で生成された糸が巻かれたボビンを糸巻取機に供給する供給装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、パーツフィーダと、ボビンフィードコンベアと、ボビン振分け装置と、を備えるボビン供給装置を開示する。パーツフィーダには螺旋状通路が設けられている。螺旋状通路は、ボビン供給装置に投入されたボビンをボビンフィードコンベアまで搬送する。ボビンフィードコンベアは、螺旋状通路から供給されたボビンを、ボビン振分け装置まで搬送する。ボビン振分け装置は、ボビンを下流側に搬送するボビン導入コンベアを備える。ボビン振分け装置は、ボビン導入コンベアによって導入されたボビンを複数のボビン通路に振り分けて配置する。
【0003】
特許文献1では、ボビンが連なった状態で供給されるのを防止するために、ボビンフィードコンベアとボビン導入コンベアの送りスピードを異ならせることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-064797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、芯管に糸が巻かれたボビンと、芯管に糸が巻かれていないボビンと、を区別して搬送することが記載されていない。そのため、芯管に糸が巻かれていないボビンが糸巻取機に向けて搬送されることがある。
【0006】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ボビンの連なりを解消しつつ、芯管に糸が巻かれたボビンと芯管に糸が巻かれていないボビンを区別して異なる位置まで搬送可能な供給装置を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0008】
本発明の観点によれば、以下の構成の供給装置が提供される。即ち、供給装置は、紡績機で生成された糸が芯管に巻き付けられたボビンを糸巻取機に供給する。供給装置は、コンベア群と、糸層センサと、芯管センサと、制御装置と、を備える。前記コンベア群は、前記ボビンの搬送方向に隣接して配置され前記ボビンを搬送する複数のコンベアを含む。前記糸層センサは、前記コンベア群によって搬送される、糸層を有する前記ボビンを検出する。前記芯管センサは、前記コンベア群によって搬送される、糸層を有さない前記ボビンを検出する。前記制御装置は、前記コンベア群を制御する。前記制御装置は、前記芯管センサと前記糸層センサの検出結果に基づいて、前記コンベア群を制御して、糸層を有する前記ボビンを前記糸巻取機に供給するための中継位置まで搬送し、糸層を有さない前記ボビンを回収位置まで搬送する。前記制御装置は、前記ボビンを前記中継位置又は前記回収位置まで搬送する際に、複数の前記コンベアのうち下流側に位置する方の前記コンベアを上流側に位置する方の前記コンベアよりも高速で動作させる。
【0009】
これにより、下流側に位置する方のコンベアを上流側に位置する方のコンベアよりも高速で動作させることで、ボビンの連なりを解消できる。また、糸層センサ、芯管センサ、回収位置、中継位置を有することにより、芯管に糸が巻かれたボビンと、芯管に糸が巻かれていないボビンと、を区別してそれぞれ異なる位置まで搬送できる。
【0010】
前記の供給装置においては、前記回収位置に搬送される前記ボビンを検出する回収センサを備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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