TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024176027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094219
出願日2023-06-07
発明の名称画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム
出願人キヤノン電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像読取装置において排他制御を行う開始するタイミングをより適切に設定できるようにする。
【解決手段】画像読取装置は、端末装置においてWebブラウザによって表示される設定画面を介して受け付けたスキャン指示に従ってスキャン処理を行う第1スキャン機能(ブラウザスキャン機能)と、Webブラウザを使用せずに受け付けたスキャン指示に従ってスキャン処理を行う第2スキャン機能(PULL及びPUSHスキャン機能)とを有する。画像読取装置は、第2スキャン機能よりも第1スキャン機能のためのスキャン指示の受け付けを優先する優先モードが設定されている場合、Webブラウザによって設定画面が表示されたことに従って、第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を開始する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
画像読取装置であって、
原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を行う処理手段であって、
スキャン設定のための設定画面であって、前記スキャン処理の開始を指示するスキャン指示を受け付け可能な設定画面を、前記画像読取装置と通信可能な端末装置で動作するWebブラウザに提供し、前記Webブラウザによって表示される前記設定画面を介して受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第1スキャン機能と、
前記Webブラウザを使用せずに受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第2スキャン機能と、
を有する、前記処理手段と、
前記スキャン処理が行われている間に、新たにスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第2スキャン機能よりも前記第1スキャン機能のためのスキャン指示の受け付けを優先する優先モードが設定されている場合、前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を開始する、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御手段は、
前記優先モードが設定されていない場合には、前記第1スキャン機能による前記スキャン処理が開始されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする前記排他制御を開始し、
前記優先モードが設定されている場合には、前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする前記排他制御を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記設定画面の提供を受けるためのアクセスを前記Webブラウザから受け付けると、前記Webブラウザとの間でセッションを確立し、前記スキャン処理が完了するまで前記セッションを維持するように前記セッションを管理する管理手段を更に備え、
前記制御手段は、前記優先モードが設定されている場合、前記セッションが確立されている状態において、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記優先モードが設定されていない場合、前記端末装置において前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されている状態で、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けることを可能にする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記優先モードが設定されていない場合、前記端末装置において前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されている状態で、他の端末装置で動作するWebブラウザに提供した設定画面を介してスキャン指示を受け付けることを可能にする、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
ユーザの操作に従って前記優先モードを設定する設定手段を更に備え、
前記設定手段は、前記Webブラウザに提供した操作画面を介して、前記優先モードを設定するための指示をユーザから受け付ける、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記第2スキャン機能は、前記画像読取装置の操作部を介して受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を実行し、当該スキャン処理により得られた画像データを所定の送信先へ送信するスキャン機能を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記第2スキャン機能は、前記画像読取装置と通信可能な外部装置から前記Webブラウザを用いずに送信されたスキャン指示に従って前記スキャン処理を実行するスキャン機能を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記優先モードが設定されている場合、前記端末装置において前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されている状態で、他の端末装置で動作するWebブラウザに提供した設定画面を介してスキャン指示を受け付けないようにする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記優先モードが設定されている状態で、前記画像読取装置の原稿台にセットされている原稿が取り除かれ、新たに原稿が前記原稿台にセットされると、前記優先モードを解除する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
原稿の画像を読み取って読取画像の画像データを生成する画像読取装置は、PULL機能及びPUSH機能といったスキャン機能を備えうる。PULL機能は、PCから送信されたスキャン指示に従ってスキャン処理を実行する機能である。PUSH機能は、画像読取装置本体の操作部を介して受け付けたスキャン指示に従ってスキャン処理を実行し、PCを介さずに、得られた画像データを所定の送信先へ直接送信する機能である。また、外部装置からWebブラウザによるアクセスを可能にするためにWebサーバが実装された画像読取装置は、Webブラウザに提供した操作画面を介して受け付けたスキャン指示に従ってスキャン処理を実行するブラウザスキャン機能を更に備えうる。
【0003】
上述の画像読取装置では、あるユーザからスキャン指示を受け付けてからスキャン処理が完了するまでの間、他のユーザからスキャン指示を受け付けないようにする排他制御が行われる。ブラウザスキャン機能を備える画像読取装置において排他制御を行う場合に、例えば、あるユーザが原稿をセットし、ブラウザ画面を用いてスキャン指示を行って排他制御が実行される前に、別のユーザがPULLスキャン機能のためのスキャン指示を行うことがありうる。その結果、セットされた原稿についての読取画像の画像データが、別のユーザの端末に保存される問題が生じる。
【0004】
このような問題を避けるために、スキャン指示を受け付けるよりも早くに排他制御を開始することが行われうる。例えば特許文献1には、スキャナ装置が、外部装置からスキャン予約指示を受信した場合に排他制御を開始するのではなく、ユーザがスキャナ装置を操作して排他指示を行った場合に排他制御を開始する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-062337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、画像読取装置において排他制御を開始するタイミングを変更することで、あるユーザがセットした原稿を読み取って得られた読取画像の画像データが、別のユーザの端末に保存されることを防止できる。しかし、例えば、スキャン指示用のブラウザ画面が表示された状態で原稿をスキャナ装置にセットした場合に、スキャナ装置を操作して排他指示を行うまでの間に、別のユーザがPULLスキャン機能でのスキャン指示を行うことと、セットされた原稿についての読取画像の画像データが、別のユーザの端末に保存される問題が生じる。
【0007】
本発明は、画像読取装置において排他制御を行う開始するタイミングをより適切に設定できるようにする技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る画像読取装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を行う処理手段であって、スキャン設定のための設定画面であって、前記スキャン処理の開始を指示するスキャン指示を受け付け可能な設定画面を、前記画像読取装置と通信可能な端末装置で動作するWebブラウザに提供し、前記Webブラウザによって表示される前記設定画面を介して受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第1スキャン機能と、前記Webブラウザを使用せずに受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第2スキャン機能と、を有する、前記処理手段と、前記スキャン処理が行われている間に、新たにスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2スキャン機能よりも前記第1スキャン機能のためのスキャン指示の受け付けを優先する優先モードが設定されている場合、前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を開始する、ことを特徴とする。
【0009】
本開示の他の一態様に係る画像読取装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を行う処理手段であって、スキャン設定のための設定画面であって、前記スキャン処理の開始を指示するスキャン指示を受け付け可能な設定画面を、前記画像読取装置と通信可能な端末装置で動作するWebブラウザに提供し、前記Webブラウザによって表示される前記設定画面を介して受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第1スキャン機能と、前記Webブラウザを使用せずに受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第2スキャン機能と、を有する、前記処理手段と、前記スキャン処理が行われている間に、新たにスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1スキャン機能による前記スキャン処理が開始されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする前記排他制御を開始する第1モードと、前記Webブラウザによって前記設定画面が表示されたことに従って、前記第2スキャン機能のためのスキャン指示を受け付けないようにする前記排他制御を開始する第2モードと、のうちでユーザによって選択された制御モードで動作する、ことを特徴とする。
【0010】
本開示の更に他の一態様に係る画像読取装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を行う処理手段であって、前記スキャン処理の実行に関するスキャン指示を受け付け可能な画面情報を、前記画像読取装置と通信可能な端末装置で動作するWebブラウザに提供し、前記Webブラウザから受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第1スキャン機能と、 前記Webブラウザを使用せずに受け付けたスキャン指示に従って前記スキャン処理を行う第2スキャン機能と、を有する、前記処理手段と、前記スキャン処理が行われている間に、新たにスキャン指示を受け付けないようにする排他制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2スキャン機能よりも前記第1スキャン機能のためのスキャン指示の受け付けを優先する優先モードが設定されている場合、設定されていない場合よりも前記Webブラウザに前記画面情報が表示されてから早いタイミングで前記排他制御を開始する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン電子株式会社
画像読取装置
19日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
19日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
19日前
キヤノン電子株式会社
業務管理システム
19日前
キヤノン電子株式会社
振子及び振子を用いたサーボ加速度計
19日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム
7日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム
12日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム
14日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
19日前
キヤノン電子株式会社
光量調節装置および携帯端末
14日前
個人
挿耳装置
2か月前
個人
仮想アース
2か月前
個人
車両の制御装置
2か月前
個人
環境音制御方法
1か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
6日前
BoCo株式会社
聴音装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
25日前
太陽誘電株式会社
超音波装置
2か月前
個人
平面映像の回転による立体映像
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
19日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
2か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
続きを見る