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公開番号2024175108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2024162418,2020121268
出願日2024-09-19,2020-07-15
発明の名称光量調節装置および携帯端末
出願人キヤノン電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03B 9/02 20210101AFI20241210BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】絞り部材が光軸と直交する方向に移動した場合においても、光量を精度よく調整することができる光量調節装置を提供する。
【解決手段】光通過開口を有するベース部材と、光が通過するレンズを保持し、基準位置から光の光軸と直交する方向に移動可能なレンズ保持部材2と、レンズ保持部材2に取り付けられ、光通過開口内に進退して絞り開口を形成する絞り羽根9と、レンズ保持部材2に取り付けられると共に、マグネットを保持し絞り羽根を駆動する駆動力を伝達する駆動レバー5と、マグネット6と対向してベース部材1に配置されたコイル7を有し、駆動力を発生する駆動源とを備え、コイル7に通電して駆動レバー5を移動させる際に、レンズ保持部材2における基準位置からの移動量に応じて駆動レバー5の移動量を補正することを特徴とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
光通過開口を有するベース部材と、
前記光が通過するレンズを保持し、基準位置から前記光の光軸と直交する方向に移動可能なレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材に取り付けられ、前記光通過開口内に進退して絞り開口を形成する絞り羽根と、
前記レンズ保持部材に取り付けられると共に、マグネットを保持し前記絞り羽根を駆動する駆動力を伝達する駆動レバーと、
前記マグネットと対向して前記ベース部材に配置されたコイルを有し、前記駆動力を発生する駆動源と
を備え、
前記コイルに通電して前記駆動レバーを移動させる際に、前記レンズ保持部材における前記基準位置からの移動量に応じて前記駆動レバーの移動量を補正することを特徴とする光量調節装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載する光量調節装置であって、
前記レンズ保持部材が移動される時に、前記レンズ保持部材に対する前記駆動レバーの相対位置が変化しないことを特徴とする光量調節装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の光量調節装置を有し、
前記コイルへの通電量を制御して前記絞り開口の開口面積を変更することを特徴とする携帯端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末に搭載されるカメラ等の光学系として設けられる光量調節装置及びそれを備えるスマートフォンなどに代表される携帯端末に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、スマートフォンに代表される携帯端末や電子機器では、写真や動画が撮影できる光学機器が備えられている。最近のそれらの光学機器は、手振れによる撮影画像のブレを抑制する防振機構が備えられたものや、絞りを備えることで、光学特性を高めている
ものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-151312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、防振機構などを作動させる際に、光通過口を変化させる絞り部材が光軸と直交する方向に移動すると、その駆動機構との相対位置がずれ、調整した光量がずれる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題を鑑み、本発明の光量調節装置では、
光通過開口を有するベース部材と、
前記光が通過するレンズを保持し、基準位置から前記光の光軸と直交する方向に移動可能なレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材に取り付けられ、前記光通過開口内に進退して絞り開口を形成する絞り羽根と、
前記レンズ保持部材に取り付けられると共に、マグネットを保持し前記絞り羽根を駆動する駆動力を伝達する駆動レバーと、
前記マグネットと対向して前記ベース部材に配置されたコイルを有し、前記駆動力を発生する駆動源と
を備え、
前記コイルに通電して前記駆動レバーを移動させる際に、前記レンズ保持部材における前記基準位置からの移動量に応じて前記駆動レバーの移動量を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、絞り部材が光軸と直交する方向に移動した場合においても、光量を精度よく調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る携帯端末の一例。
本発明の一実施形態に係るレンズユニットの斜視図。
本発明の一実施形態に係るレンズユニットの分解斜視図。
本発明の一実施形態に係る絞り羽根の斜視図。
本発明の一実施形態に係るレンズユニットのフォーカス機構動作図。
本発明の一実施形態に係るレンズユニットの防振機構動作図。
本発明の一実施形態に係る絞りアクチュエータの動作説明図。
本発明の一実施形態に係る絞りの状態図。
本発明の一実施形態に係る防振機構およびアクチュエータの動作説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る携帯端末の斜視図で、携帯端末は一例としてスマートフォンが挙げられる。
【0009】
図1に示すように、レンズモジュール100は、点線で示すスマートフォン500における背面側に設けられる。このレンズモジュール100に対し、スマートフォン500の正面側には撮像素子としてのカメラモジュールが配置され、レンズモジュール100内部に配置されるレンズによって撮像素子の撮像面に被写体像を結像する。
【0010】
レンズモジュール100について詳述する。図2(a)には本実施形態に係るレンズモジュール100の斜視図を示している。図2(b)は一部部品の表示を消した内部構造を示す斜視図を示している。図2(c)は図2(b)を中心軸に対して180度回転させた方向からの斜視図を示している。図3には本実施形態に係るレンズモジュール100の分解斜視図を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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