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公開番号
2024175438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093229
出願日
2023-06-06
発明の名称
頬のたるみの評価方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61B
5/107 20060101AFI20241211BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】頬のたるみを客観的により精度高く評価する方法の提供。
【解決手段】被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を指標として、当該被験体の頬たるみの程度を評価することを含む、頬のたるみの評価方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を指標として、当該被験体の頬たるみの程度を評価することを含む、頬のたるみの評価方法。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
以下の(1)、(2)及び(3)の工程を含む、被験物質又は被験処理の頬のたるみ改善効果の評価方法。
(1)被験体に被験物質又は被験処理を適用する工程
(2)前記被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を取得する工程
(3)(2)で取得した皮膚内部組織情報に基づいて、前記被験物質又は被験処理の頬たるみ改善効果を評価する工程
【請求項3】
以下の(1)、(2)及び(4)の工程を含む、頬のたるみを改善する剤又は処理の評価又は選択方法。
(1)被験体に被験物質又は被験処理を適用する工程
(2)前記被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を取得する工程
(4)(2)で取得した皮膚内部組織情報に基づいて、咬筋細胞外脂肪量を減少、頬圧を増加、咬筋最大厚に対する頬の皮下脂肪断面積の比を減少、又は頬骨筋最大厚に対する頬の皮下脂肪断面積の比を減少させる被験物質又は被験処理を、頬たるみを改善する剤又は処理として評価又は選択する工程
【請求項4】
咬筋量又は頬骨筋量が咬筋又は頬骨筋の最大厚さであり、頬の皮下脂肪量が頬の皮下脂肪の断面積である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記頬圧が舌圧測定器を用いて測定される最大頬圧である、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記咬筋細胞外脂肪量、咬筋量、頬骨筋量及び頬の皮下脂肪量が核磁気共鳴画像法(MRI)装置を用いて測定される請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、頬のたるみの評価方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
老化に伴い顔、特に頬の皮膚に生じるたるみは典型的な肌悩みとして知られている。頬のたるみを改善するための化粧料や施術等の開発を行うためにはそのたるみの程度を評価する方法が求められる。従来、頬のたるみの程度の評価方法として、0~5の6段階からなる基準写真を参考とした専門家による判定(非特許文献1)や、三次元形状顔画像による施術前後での頬体積変化量の計測(特許文献1)が行われている。
【0003】
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層に分けられ、さらに下層には筋肉組織が存在する。近年、皮下組織や筋肉組織が皮膚形状に影響を与え得ることが明らかとなってきている(非特許文献2)。例えば、筋肉や神経への電気刺激により顔面筋の筋収縮を起こし、リフトアップ効果を期待する機器や(特許文献2、3)、マウスピースを口にくわえて口輪筋を鍛えるトレーニング機器等が開発されている(特許文献4)。
しかしながら、皮膚内部組織の詳細な機能や構造と頬のたるみ程度との関連については未だ明らかになっていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-113527号公報
特開2020-127748号公報
特開2023-47994号公報
特開2020-116306号公報
【非特許文献】
【0005】
Tsukahara K, et al., Int J Cosmet Sci 2000: 22: 247-258
T Ezure, et al., Skin Res Technol. 2009 Aug;15(3):299-305
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、頬のたるみを客観的により精度高く評価する方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、特定の皮膚内部組織情報が頬のたるみの程度と相関し、当該皮膚内部組織情報を指標として頬のたるみの評価が可能であることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の1)~3)に係るものである。
1)被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を指標として、当該被験体の頬たるみの程度を評価することを含む、頬のたるみの評価方法。
2)以下の(1)、(2)及び(3)の工程を含む、被験物質又は被験処理の頬のたるみ改善効果の評価方法。
(1)被験体に被験物質又は被験処理を適用する工程
(2)前記被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を取得する工程
(3)(2)で取得した皮膚内部組織情報に基づいて、前記被験物質又は被験処理の頬たるみ改善効果を評価する工程
3)以下の(1)、(2)及び(4)の工程を含む、頬のたるみを改善する剤又は処理の評価又は選択方法。
(1)被験体に被験物質又は被験処理を適用する工程
(2)前記被験体の咬筋細胞外脂肪量、頬圧、咬筋量に対する頬の皮下脂肪量の比、及び頬骨筋量に対する頬の皮下脂肪量の比から選ばれる少なくとも1種の皮膚内部組織情報を取得する工程
(4)(2)で取得した皮膚内部組織情報に基づいて、咬筋細胞外脂肪量を減少、頬圧を増加、咬筋最大厚に対する頬の皮下脂肪断面積の比を減少、又は頬骨筋最大厚に対する頬の皮下脂肪断面積の比を減少させる被験物質又は被験処理を、頬たるみを改善する剤又は処理として評価又は選択する工程
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特定の皮膚内部組織情報を指標とすることで、被験者の頬のたるみを客観的に精度よく評価することができる。また、皮膚内部組織情報の変化に基づいて、被験物質や被験処理の有効性を正しく把握でき、有用な頬のたるみを改善する剤又は処理を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
核磁気共鳴画像法(MRI)装置を用いて取得した左右の口角を通る位置における横断像(口角横断像)を示す。
核磁気共鳴画像法(MRI)装置を用いて取得した硬口蓋を通る位置における横断像(硬口蓋横断像)を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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