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公開番号2024175355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093077
出願日2023-06-06
発明の名称橋梁リニューアル方法および支援システム
出願人株式会社大林組,オフィスケイワン株式会社
代理人個人,個人
主分類E01D 22/00 20060101AFI20241211BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】橋梁のリニューアル工事の工期を短縮することができるリニューアル方法および支援システムを提供する。
【解決手段】支援システム10は、橋軸方向に複数の床版が並設された橋梁のリニューアルを支援するシステムである。支援システム10は、既設橋梁を上空から撮像した既設橋梁の路上点群データと既設橋梁の路下を撮像した既設橋梁の路下点群データとを取得し、路上点群データと路下点群データとを合成して既設橋梁の3Dモデルを作成する。支援システム10は、その3Dモデルに基づいて既設桁の形状を特定し、ハンチ形状シミュレーションにより既設桁の形状に応じたハンチ部の形状が決定された新設床版の設計データを作成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
橋軸方向に複数の床版が並設された橋梁をリニューアルする橋梁リニューアル方法であって、
前記橋梁のリニューアルを支援する支援システムが、
既設橋梁の路上点群データと前記既設橋梁の路下点群データとを取得し、
前記路上点群データと前記路下点群データとを合成して前記既設橋梁の3Dモデルを作成し、
前記3Dモデルに基づいて既設桁の形状を特定し、ハンチ形状シミュレーションにより前記既設桁の形状に応じてハンチ部の形状が決定された新設床版の設計データを作成する
橋梁リニューアル方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記支援システムが、前記3Dモデルと割付ルールとに基づく割付シミュレーションにより新設床版の割付を行ったのち、前記割付後の新設床版について前記ハンチ形状シミュレーションを行う
請求項1に記載の橋梁リニューアル方法。
【請求項3】
前記支援システムが、前記既設桁に設けられている干渉物との干渉を回避する切り欠き部を前記ハンチ部に形成することを許容し、前記ハンチ部の厚さであるハンチ厚、および、前記ハンチ部と既設桁との間の調整厚を適正範囲に保持しながら前記調整厚が小さくなるように、前記ハンチ形状シミュレーションを行う
請求項1に記載の橋梁リニューアル方法。
【請求項4】
前記新設床版が、プレキャスト工法により製作されるものであり、
前記支援システムが、前記新設床版の製作に必要な型枠が少なくなるように前記ハンチ形状シミュレーションを行う
請求項1~3のいずれか一項に記載の橋梁リニューアル方法。
【請求項5】
橋軸方向に複数の床版が並設された橋梁のリニューアルを支援する支援システムであって、
既設橋梁の路上点群データと前記既設橋梁の路下点群データとを取得し、
前記路上点群データと前記路下点群データとを合成して前記既設橋梁の3Dモデルを作成し、
前記3Dモデルに基づいて既設桁の形状を特定し、ハンチ形状シミュレーションにより前記既設桁の形状に応じてハンチ部の形状が決定された新設床版の設計データを作成する
支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁リニューアル方法および支援システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
既設の橋梁をリニューアルするリニューアル工事が行われている。リニューアル工事においては、例えば、特許文献1のように、橋軸方向に並設されている床版が交換される。具体的には、まず、橋梁の周辺に足場を組み立てたのち、その足場を利用して橋梁の測量を行う。そして、測量結果と建設時に作成した竣工図とに基づいて、現在の橋梁と竣工図との違いを把握する。次に、竣工図、現在の橋梁と竣工図との違いや割付ルールに基づいて、設計者が実際に設置する新設床版の割付を行うことで新設床版の設計を行う。設計者の設計に基づいて新設床版が製作されたのち、施工現場へと搬入される。施工現場においては、既設床版を除去して既設桁を露出させたのち、搬入された新設床版が設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-085172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したリニューアル工事は、例えば高速道路であれば通行止めなどの交通規制をした状態で行われることから、現場周辺の道路において交通が混雑したり、渋滞したりする。そのため、交通規制の期間を含め、橋梁のリニューアル工事の工期短縮が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する橋梁リニューアル方法は、橋軸方向に複数の床版が並設された橋梁をリニューアルする橋梁リニューアル方法であって、前記橋梁のリニューアルを支援する支援システムが、既設橋梁の路上点群データと前記既設橋梁の路下点群データとを取得し、前記路上点群データと前記路下点群データとを合成して前記既設橋梁の3Dモデルを作成し、前記3Dモデルに基づいて既設桁の形状を特定し、ハンチ形状シミュレーションにより前記既設桁の形状に応じてハンチ部の形状が決定された新設床版の設計データを作成する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、橋梁のリニューアル工事の工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
橋梁リニューアル方法の一実施形態の流れを示すフローチャートである。
支援システムの一実施形態の概略構成を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
設計準備工程の流れを示すフローチャートである。
路上点群データの取得方法の一例を模式的に示す図である。
路下点群データの取得方法の一例を模式的に示す図である。
設計工程の流れを示すフローチャートである。
新設床版割付工程の流れを示すフローチャートである。
割付素案の代表図を模式的に示す図である。
断面形状設計工程の流れを示すフローチャートである。
新設床版を模式的に示すとともに形状ルール登録工程において登録される形状ルールの一部を示す図である。
切り欠き部が形成されたハンチ部の形状を模式的に示す図であって、(a)橋軸方向から見たときのハンチ部の形状を模式的に示す図であり、(b)橋軸直角方向から見たときのハンチ部の形状を模式的に示す図である。
新設床版についてのヒートマップの一例を模式的に示す図である。
出来形シミュレーションの様子を模式的に示す図である。
施工支援システムを用いた現場作業の様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図15を参照して、橋梁リニューアル方法およびその支援システムの一実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、リニューアル工事において既設床版を交換する場合について説明する。
【0009】
図1に示すように、既設橋梁の既設床版を交換するリニューアル工事においては、設計準備工程(ステップS101)、設計工程(ステップS102)、床版製作工程(ステップS103)、施工準備工程(ステップS104)、施工工程(ステップS105)が行われる。
【0010】
図2に示すように、リニューアル工事を支援する支援システム10は、設計支援システム20、製作支援システム30、および、施工支援システム40を備えている。設計支援システム20は、リニューアル工事を設計する設計者が利用するシステムである。設計支援システム20は、設計支援装置21を備える。製作支援システム30は、床版といった交換対象を製作する製作者が利用するシステムである。製作支援システム30は、製作支援装置31を備える。施工支援システム40は、リニューアル工事を施工する施工者が利用するシステムである。施工支援システム40は、施工支援装置41を備える。これらの支援装置(21,31,41)は、サーバ100を介して相互通信可能に構成されている。すなわち、各支援装置(21,31,41)は、サーバ100にアップロードされた情報を共有可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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