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公開番号2024175102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2024162182,2022539501
出願日2024-09-19,2021-07-27
発明の名称照明装置用導光部材、照明装置および建築部材
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F21S 2/00 20160101AFI20241210BHJP(照明)
要約【課題】従来よりも透過率が高く、ヘイズ値が小さい照明装置用の導光部材を提供する。
【解決手段】照明装置用導光部材は、導光層であって、第1主面と、第1主面とは反対側の第2主面と、光源から出射された光を受ける受光側面とを有し、第1主面は第2主面よりも光出射側に配置されている導光層10と、導光層の第1主面側に配置され、導光層の屈折率nGPよりも小さい屈折率nL1を有する第1低屈折率層20Aと、導光層内を伝搬する光の一部を少なくとも第1低屈折率層に向けることができる配光制御構造と有し、可視光透過率が80%以上であり、ヘイズ値が5%未満であって、配光制御構造は導光層の第2主面側に設けられている。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
導光層であって、第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面と、光源から出射さ
れた光を受ける受光側面とを有する導光層と、
前記導光層の前記第1主面側に配置され、前記導光層の屈折率n
GP
よりも小さい屈折
率n
L1
を有する第1低屈折率層と、
前記導光層内を伝搬する光の一部を少なくとも前記第1低屈折率層側または前記第1低
屈折率層とは反対側に向けることができる配光制御構造と、
を有し、
可視光透過率が80%以上であり、ヘイズ値が5%未満であって、
前記配光制御構造は、前記導光層の前記第2主面側に設けられた第1方向変換層に形成されており、内部全反射によって光を前記第1低屈折率層側または前記第1低屈折率層側とは反対側に向ける界面を形成する複数の内部空間を有し、
前記複数の内部空間は、前記導光層の導光方向および前記導光方向に直交する方向に離散的に配置されており、前記導光層を前記第1主面の法線方向から平面視したときに、前記導光層の面積に占める前記複数の内部空間の面積の割合は10%未満である、照明装置用導光部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記配光制御構造は、前記導光層内を伝搬する光の一部を少なくとも前記第1低屈折率層側に向ける、請求項1に記載の照明装置用導光部材。
【請求項3】
前記配光制御構造は、前記導光層内を伝搬する光の一部を少なくとも前記第1低屈折率層側とは反対側に向ける、請求項1に記載の照明装置用導光部材。
【請求項4】
前記第1低屈折率層の前記導光層とは反対側に配置され、硬度が鉛筆硬度H以上の第1ハードコート層をさらに有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置用導光部材。
【請求項5】
前記第1低屈折率層の前記導光層とは反対側に第1基材層を有し、前記第1ハードコート層は、前記第1基材層の前記第1低屈折率層とは反対側に形成されている、請求項4に記載の照明装置用導光部材。
【請求項6】
前記導光層と前記第1方向変換層との間に設けられた第1光結合層をさらに有し、
前記第1光結合層は、前記導光層の屈折率n
GP
よりも小さい屈折率n
C1
を有する複
数の第1低屈折率領域を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置用導光部材。
【請求項7】
前記導光層の前記第2主面側に配置され、前記導光層の屈折率n
GP
よりも小さい屈折率n
L2
を有する第2低屈折率層をさらに有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置用導光部材。
【請求項8】
前記第2低屈折率層の前記導光層とは反対側に配置され、前記導光層の硬度H
GP
よりも高い硬度H
H2
を有する第2ハードコート層をさらに有する、請求項7に記載の照明装置用導光部材。
【請求項9】
前記第2低屈折率層の前記導光層とは反対側に第2基材層を有し、前記第2ハードコート層は、前記第2基材層の前記第2低屈折率層とは反対側に形成されている、請求項8に記載の照明装置用導光部材。
【請求項10】
前記第1ハードコート層のヘイズ値は、前記第2ハードコート層のヘイズ値よりも大きい、請求項4を間接的に引用する請求項8または9に記載の照明装置用導光部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置用導光部材、照明装置および建築部材に関し、特に、シート状またはフィルム状の透明な照明装置用導光部材、およびそれを備える照明装置ならびに建築部材に関する。なお、建築部材は、外装用および内装用を含む。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、LED照明に代表される次世代半導体照明(Solid State Lighting:SSL)の利用が進んでいる。例えば、アーキテイメント照明(Architainment Lighting)と呼ばれる、例えば建築部材と照明装置とを組み合わせることによって、意匠性または娯楽性に富む照明が提案されつつある。
【0003】
例えば、特許文献1には、板状の透明基材の端部に光源を有し、夜間等の照明時には光源から出射され透明基材内を導光した光を透明基材の片面から出射する照明装置として機能し、昼間等の非照明時には透明窓として機能する、片面照明兼用窓が開示されている。
【0004】
特許文献1に記載の片面照明兼用窓という照明装置は、透明基材の一方の主面に、複数の反射性凹面(または凸面)が形成されており、透明基材内を導光し、複数の反射性凹面(または凸面)によって反射された光が他方の主面から出射される。
【0005】
このような複数の反射性凹面(または凸面)は、汚れやほこりが付着しやすい、または傷付きやすい。また、複数の反射性凹面(または凸面)による配光制御(照明光の配光方向の分布の制御)が難しい、あるいは、可視光に対する透過率(以下、「可視光透過率」という。)が十分に得られず、例えば、すりガラス状に白濁して見える等の課題を有し得る。
【0006】
一方、特許文献2には、光学媒体層(例えば、ポスター、反射型ディスプレイ、電子ペーパー等の画像表示物、あるいは透明窓または壁)と、光学媒体層に光を照射する透明照明装置とを有する光学装置が開示されている。透明照明装置は、導光層と、導光層の観察者側に配置された低屈折率層と、導光層と光学媒体層との間に設けられた光学機能層(低屈折率層、または複数のエアキャビティを有する層)とを有する。特許文献2に記載の透明な照明装置は、最外面に反射性凹面(または凸面)を有しない。また、観察者側に配置された低屈折率層を有するので、その表面に汚れが付着しても、そこから光が漏れることがない。また、特許文献3には、導光層と、低屈折率層と、基材層とを含むLED照明器具が開示されている。特許文献3の照明器具の表面に汚れが付着しても、光の導波効率は低下しない。
【0007】
また、特許文献4および5には、複数のエアキャビティの界面による全反射を利用する配光構造が開示されている。特許文献4および5に開示されている配光構造を用いると、配光制御の自由度および精度を向上させることができる。
【0008】
特許文献2~5の開示内容のすべてを参照により本明細書に援用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2019/102959号
国際公開第2019/182091号
国際公開第2019/146628号
国際公開第2011/124765号
国際公開第2019/087118号
特開2001-215312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来の透明な照明装置は、例えば、窓や壁に用いることができるものの、透過率が低い、あるいは、白濁する(ヘイズ値が大きい)などの理由から、用途に制限があった。従来技術として導光板にドット状のパターンを形成して光を取り出す方式が挙げられるが、本方式は法線方向に対しては透明性が十分ではない。さらには、表面が汚れやすい、傷付きやすい、あるいは、汚れや傷による光学特性の変化が大きいという問題を有するものもあった。また、使用環境によっては、表面に結露が発生し、その結果、表面に汚れが付着するという問題が生じることがあった。特許文献6には、光路変換斜面を具備する溝構造を複数有する層とカバーフィルムと防汚層を含む光学フィルムが開示されているが、これでは十分な透明性は確保できない。
(【0011】以降は省略されています)

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