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公開番号
2024175009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2024158461,2024543206
出願日
2024-09-12,2023-07-26
発明の名称
導電性密封装置
出願人
NOK株式会社
代理人
弁理士法人NYTパートナーズ
主分類
F16J
15/3284 20160101AFI20241210BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高速で回転する内周側部材に対しても導電性能を維持することができる密封装置を提供する。
【解決手段】密封装置(1)は、環状の部材である、導電性を有する弾性材料から形成された部分を有する導電性弾性体部(2)を備えている。導電性弾性体部(2)は、電動モータのシャフト(101)及びハウジング(102)に接触可能になっている。導電性弾性体部(2)は、電動モータのシャフト(101)とハウジング(102)との間に導電回路(3)を形成可能になっている。周速60m/s以下の電動モータのシャフト(101)の回転における、導電回路(3)のインピーダンスは、0.01Ω以上100Ω以下である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに相対回転する内周側部材と外周側部材との間の環状の空間を密封するための密封装置であって、
軸線周りに環状の部材である、導電性を有する弾性材料から形成された部分を有する導電性弾性体部を備え、
前記導電性弾性体部は、前記内周側部材及び前記外周側部材に接触可能になっており、前記内周側部材と前記外周側部材との間に導電回路を形成可能になっており、
周速60m/s以下の前記相対回転における、前記導電回路のインピーダンスは、0.01Ω以上100Ω以下である、
ことを特徴とする密封装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記導電回路は、前記相対回転に基づく前記導電性弾性体部と前記内周側部材との接触を解消させる力を受けても、前記内周側部材との電気的な接触を維持しようとするようになっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】
前記導電性弾性体部は、-40°以上200°以下の耐熱性を有している、
ことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
【請求項4】
前記導電性弾性体部は、前記内周側部材に接触可能に形成された、前記軸線周りに環状の導通リップを有しており、
前記密封装置は、前記導通リップと前記内周側部材との間に介在する導電性を有する潤滑剤を更に有している、
ことを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
【請求項5】
前記導通リップは、前記潤滑剤を保持するための溝を少なくとも1つ有しており、
前記溝は、前記軸線周りに環状の溝であり、前記導通リップの前記内周側部材に接触する部分に形成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
【請求項6】
前記環状の空間を密封するための、前記軸線周りに環状の部材である密封装置本体部を更に備え、
前記導電性弾性体部は、前記密封装置本体部に取り付け可能になっている、
ことを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
【請求項7】
前記導電性弾性体部は、環状の補強環と、前記補強環に取り付けられた前記導電性を有する弾性材料から形成された本体部とを有しており、
前記本体部は、前記内周側部材に接触可能に形成された、前記軸線周りに環状の導通リップを有しており、
前記導通リップは、前記補強環の内周側の部分の内周側に設けられている、
ことを特徴とする請求項6に記載の密封装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性密封装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、電気自動車(EV:Electric Vehicle)等の電動モータが搭載されている車両では、モータから発生する誘導電流等によって電磁波ノイズが発生することがある。このような電磁波ノイズは、AMラジオや他の無線通信機器に通信障害をもたらす場合がある。また、このような電磁波ノイズによって、ベアリング等の金属部品に電食が生じる場合がある。このため、従来から、このような電磁波ノイズの除去のための工夫がなされている。例えば、モータの回転軸をシールするオイルシールを導電性ゴムからなるオイルシールとし、電磁波ノイズを回転軸からハウジングに逃がす技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-244180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電磁波ノイズによる問題の対策を図るための、このような導電性ゴムを有する従来のオイルシールに対しては、より高速で回転する回転軸に対しても導電性能を維持することができる構成が求められている。
【0005】
本発明の課題は、高速で回転する内周側部材に対しても導電性能を維持することができる密封装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る密封装置は、互いに相対回転する内周側部材と外周側部材との間の環状の空間を密封するための密封装置であって、軸線周りに環状の部材である、導電性を有する弾性材料から形成された部分を有する導電性弾性体部を備え、前記導電性弾性体部は、前記内周側部材及び前記外周側部材に接触可能になっており、前記内周側部材と前記外周側部材との間に導電回路を形成可能になっており、周速60m/s以下の前記相対回転における、前記導電回路のインピーダンスは、0.01Ω以上100Ω以下である、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の一態様に係る密封装置において、前記導電回路は、前記相対回転に基づく前記導電性弾性体部と前記内周側部材との接触を解消させる力を受けても、前記内周側部材との電気的な接触を維持しようとするようになっている。
【0008】
本発明の一態様に係る密封装置において、前記導電性弾性体部は、-40°以上200°以下の耐熱性を有している。
【0009】
本発明の一態様に係る密封装置において、前記導電性弾性体部は、前記内周側部材に接触可能に形成された、前記軸線周りに環状の導通リップを有しており、前記密封装置は、前記導通リップと前記内周側部材との間に介在する導電性を有する潤滑剤を更に有している。
【0010】
本発明の一態様に係る密封装置において、前記導通リップは、前記潤滑剤を保持するための溝を少なくとも1つ有しており、前記溝は、前記軸線周りに環状の溝であり、前記導通リップの前記内周側部材に接触する部分に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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