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公開番号2025003090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103574
出願日2023-06-23
発明の名称ガスケットおよびその製造方法
出願人NOK株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類F16J 15/10 20060101AFI20241226BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ガスケットの組付けを容易化する。
【解決手段】ガスケット30Aは、第1端部411を含む第1構成部41と、第2端部421を含む第2構成部42と、第1端部411と第2端部421とを連結する連結部61とを具備する。第1構成部41および第2構成部42の各々は、金属材料で形成された基材と、基材を被覆する弾性体とを含む。連結部61は、第1端部411における弾性体と第2端部421における弾性体とを連結する自己架橋エラストマーである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1端部を含む第1構成部と、
第2端部を含む第2構成部と、
前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部と
を具備するガスケットであって、
前記第1構成部および前記第2構成部の各々は、
金属材料で形成された基材と、
前記基材を被覆する弾性体とを含み、
前記連結部は、前記第1端部における前記弾性体と前記第2端部における前記弾性体とを連結する自己架橋エラストマーである
ガスケット。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第1端部は、第1端面を含み、
前記第2端部は、前記第1端面に接触する第2端面を含み、
前記連結部は、前記第1端面と前記第2端面との境界面を包囲する
請求項1のガスケット。
【請求項3】
前記第1構成部および前記第2構成部の各々は、
第1面と、
前記第1面とは反対側の第2面と、
前記第1面と前記第2面との間の内壁面と、
前記第1面と前記第2面との間の外壁面とを含み、
前記連結部は、前記第1面と前記第2面と前記内壁面とに接触し、
前記外壁面は前記連結部から露出する
請求項2のガスケット。
【請求項4】
前記第1端部は、前記第1構成部のうち前記第1端部以外の部分に対して屈曲した部分であり、第1端面を含み、
前記第2端部は、前記第2構成部のうち前記第2端部以外の部分に対して屈曲した部分であり、前記第1端面に対向する第2端面を含み、
前記連結部は、前記第1端面と前記第2端面との間に設置される
請求項1のガスケット。
【請求項5】
前記第1端部と前記第2端部とを包囲する保持部材
をさらに具備する請求項4のガスケット。
【請求項6】
第1端部を含む第1構成部と、第2端部を含む第2構成部とを具備するガスケットの製造方法であって、
前記第1構成部および前記第2構成部の各々は、
金属材料で形成された基材と、
前記基材を被覆する弾性体とを含み、
前記第1構成部と前記第2構成部とを準備する工程と、
前記第1端部における前記弾性体と前記第2端部における前記弾性体とを、自己架橋エラストマーにより形成された連結部により連結する工程と
を含むガスケットの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスケットおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
相対向する一対の構造体の間に設置されるガスケットが従来から提案されている。例えば、特許文献1には、複数の分割片の間隙を液状ガスケットにより封止した構造のガスケットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-76467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、ガスケットの組付けの段階で液状ガスケットを塗布する必要があり、液状ガスケットの保管等の管理が煩雑であるという課題がある。複数の分割片を例えば液状の接着剤等により接合する構成においても同様の課題が想定される。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、ガスケットの組付けを容易化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のひとつの態様に係るガスケットは、第1端部を含む第1構成部と、第2端部を含む第2構成部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部とを具備するガスケットであって、前記第1構成部および前記第2構成部の各々は、金属材料で形成された基材と、前記基材を被覆する弾性体とを含み、前記連結部は、前記第1端部における前記弾性体と前記第2端部における前記弾性体とを連結する自己架橋エラストマーである。
【0006】
本開示のひとつの態様に係るガスケットの製造方法は、第1端部を含む第1構成部と、第2端部を含む第2構成部とを具備するガスケットの製造方法であって、前記第1構成部および前記第2構成部の各々は、金属材料で形成された基材と、前記基材を被覆する弾性体とを含み、前記第1構成部と前記第2構成部とを準備する工程と、前記第1端部における前記弾性体と前記第2端部における前記弾性体とを、自己架橋エラストマーにより形成された連結部により連結する工程とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る密封機構の側面図である。
ガスケットの平面図である。
構成部の断面図である。
対比例における打抜加工の説明図である。
第1実施形態における打抜加工の説明図である。
連結部の近傍を拡大した平面図である。
図6におけるVII-VII線の断面図である。
初期状態にある連結部の平面図である。
ガスケットの製造工程の説明図である。
第2実施形態におけるガスケットの平面図である。
第2実施形態における連結部の近傍を拡大した平面図である。
図11におけるXII-XII線の断面図である。
密封機構にガスケットが設置された状態の断面図である。
第2実施形態におけるガスケットの製造工程の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A:第1実施形態
図1は、本開示の第1実施形態に係る密封機構100の断面図である。図1に例示される通り、第1実施形態の密封機構100は、第1部材10と第2部材20とガスケット30Aとを具備する。第1部材10と第2部材20とが分離された状態が図1には便宜的に図示されている。
【0009】
第1部材10は、接合面11に開口12が形成された中空の部材である。同様に、第2部材20は、接合面21に開口22が形成された中空の部材である。第1部材10と第2部材20とは、例えばボルト等の締結具(図示略)により相互に固定される。第1部材10の内部空間と第2部材20の内部空間とは相互に連通する。
【0010】
ガスケット30Aは、第1部材10と第2部材20との間に設置される環状のシール部材である。具体的には、第1部材10の接合面11と第2部材20の接合面21との間にガスケット30Aが挟持される。以上の構成において、密封機構100の内部空間はガスケット30Aにより封止される。
(【0011】以降は省略されています)

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