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公開番号2024174457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092290
出願日2023-06-05
発明の名称ガスの回収装置および回収方法
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類B01D 53/047 20060101AFI20241210BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】装置を小型化できるガスの回収装置および回収方法を提供する。
【解決手段】回収装置は、第1ガスと、吸着容量が第1ガスよりも大きい第2ガスと、を含む混合ガスの第1ガスを圧力スイング吸着により回収するものであって、第1ガスが吸着される第1吸着剤および第2ガスが吸着される第2吸着剤を収容する吸着塔と、混合ガスが加圧された高圧ガスを吸着塔に供給する第1の供給管と、第1吸着剤から脱離した第1ガスを含むガスを吸着塔から分離した後、第2吸着剤から脱離した第2ガスを含むガスを吸着塔から分離する脱離部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ガスと、吸着容量が前記第1ガスよりも大きい第2ガスと、を含む混合ガスの前記第1ガスを圧力スイング吸着により回収する回収装置であって、
前記第1ガスが吸着される第1吸着剤および前記第2ガスが吸着される第2吸着剤を収容する吸着塔と、
前記混合ガスが加圧された高圧ガスを前記吸着塔に供給する第1の供給管と、
前記第1吸着剤から脱離した前記第1ガスを含むガスを前記吸着塔から分離した後、前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを含むガスを前記吸着塔から分離する脱離部と、を備える回収装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記吸着塔から分離するときの、前記第2ガスを含む前記ガスの圧力は、前記第1ガスを含む前記ガスの圧力よりも低い請求項1記載の回収装置。
【請求項3】
前記第1吸着剤から脱離した前記第1ガスを含む前記ガスを前記吸着塔から分離する第1の脱離管と、
前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを含む前記ガスを前記吸着塔から分離する第2の脱離管と、を備え、
前記第1の供給管および前記第1の脱離管は前記吸着塔に接続され、
前記第1の供給管から前記吸着塔に供給された前記高圧ガスは、前記第2吸着剤を通って前記第1吸着剤に入り、
前記第1吸着剤から脱離した前記第1ガスは、前記第2吸着剤を通らずに前記第1の脱離管に入る請求項1又は2に記載の回収装置。
【請求項4】
前記吸着塔から分離した前記第1ガスを含む低圧ガスを前記吸着塔に供給する第2の供給管と、
前記第2の供給管から前記吸着塔に前記低圧ガスを供給する洗浄部と、を備え、
前記低圧ガスは、前記第1の吸着剤を通って前記第2の吸着剤に入る請求項1又は2に記載の回収装置。
【請求項5】
前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを含む前記低圧ガスを前記吸着塔から分離する第2の脱離管を備え、
前記第2の供給管および前記第2の脱離管は前記吸着塔に接続され、
前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを含む前記低圧ガスは、前記第1吸着剤を通らずに前記第2の脱離管に入る請求項4記載の回収装置。
【請求項6】
前記第1吸着剤から脱離した前記第1ガスを含む前記ガスを前記吸着塔から分離する第1の脱離管と、
前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを含む前記ガスを前記吸着塔から分離する第2の脱離管と、
前記第1の脱離管に接続された第1の真空ポンプと、
前記第2の脱離管に接続された第2の真空ポンプと、を備える請求項1又は2に記載の回収装置。
【請求項7】
前記第1の真空ポンプの吸込み側の到達圧力は、前記第2の真空ポンプの吸込み側の到達圧力よりも高い請求項6記載の回収装置。
【請求項8】
前記第1吸着剤の嵩は、前記第2吸着剤の嵩よりも大きい請求項1又は2に記載の回収装置。
【請求項9】
第1ガスと、吸着容量が前記第1ガスよりも大きい第2ガスと、を含む混合ガスの前記第1ガスを圧力スイング吸着により回収する方法であって、
前記第1ガスが吸着される第1吸着剤および前記第2ガスが吸着される第2吸着剤を収容する吸着塔に、前記混合ガスが加圧された高圧ガスを供給する吸着工程と、
前記第1吸着剤から脱離した前記第1ガスを回収した後、前記第2吸着剤から脱離した前記第2ガスを前記吸着塔から分離する脱離工程と、を備える回収方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は複数のガスを含む混合ガスから特定のガスを回収する回収装置および回収方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のガスを含む混合ガスから特定のガスを回収する技術に関し、特許文献1に、二酸化炭素と水分とを含む混合ガスから二酸化炭素を回収する技術において、二酸化炭素の回収器の上流に乾燥機を配置し、乾燥機で混合ガスを零下20℃程度に冷やして水分を除去する先行技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-74657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術では結露によって水分量を減らす乾燥機を二酸化炭素の回収器の上流に配置するため、装置が大型化するという問題点がある。
【0005】
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、装置を小型化できるガスの回収装置および回収方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は、第1ガスと、吸着容量(単位吸着剤量当りに吸着するガス量)が第1ガスよりも大きい第2ガスと、を含む混合ガスの第1ガスを圧力スイング吸着により回収する回収装置であって、第1ガスが吸着される第1吸着剤および第2ガスが吸着される第2吸着剤を収容する吸着塔と、混合ガスが加圧された高圧ガスを吸着塔に供給する第1の供給管と、第1吸着剤から脱離した第1ガスを含むガスを吸着塔から分離した後、第2吸着剤から脱離した第2ガスを含むガスを吸着塔から分離する脱離部と、を備える。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、吸着塔から分離するときの、第2ガスを含むガスの圧力は、第1ガスを含むガスの圧力よりも低い。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、第1吸着剤から脱離した第1ガスを含むガスを吸着塔から分離する第1の脱離管と、第2吸着剤から脱離した第2ガスを含むガスを吸着塔から分離する第2の脱離管と、を備え、第1の供給管および第1の脱離管は吸着塔に接続され、第1の供給管から吸着塔に供給された高圧ガスは、第2吸着剤を通って第1吸着剤に入り、第1吸着剤から脱離した第1ガスは、第2吸着剤を通らずに第1の脱離管に入る。
【0009】
第4の態様は、第1又は第2の態様において、吸着塔から分離した第1ガスを含む低圧ガスを吸着塔に供給する第2の供給管と、第2の供給管から吸着塔に低圧ガスを供給する洗浄部と、を備え、低圧ガスは第1の吸着剤を通って第2の吸着剤に入る。
【0010】
第5の態様は、第4の態様において、第2吸着剤から脱離した第2ガスを含む低圧ガスを吸着塔から分離する第2の脱離管を備え、第2の供給管および第2の脱離管は吸着塔に接続され、第2吸着剤から脱離した第2ガスを含む低圧ガスは、第1吸着剤を通らずに第2の脱離管に入る。
(【0011】以降は省略されています)

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