TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024173001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091104
出願日
2023-06-01
発明の名称
二酸化炭素固定構造
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B01J
19/00 20060101AFI20241205BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】二酸化炭素を効率的に削減する。
【解決手段】二酸化炭素固定構造100は、既存建物の解体作業で発生した破砕コンクリート90を用い新築建物180の下側に構築された人工地盤102と、人工地盤102内に配管され二酸化炭素を含んだ気体を人工地盤102に供給し破砕コンクリート90に二酸化炭素を固定させる供給管110と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
既存建物の解体作業で発生した破砕コンクリートを用い、新築建物の下側又は前記新築建物の地下階の周囲に構築された人工地盤と、
前記人工地盤内に配管され、二酸化炭素を含んだ気体又は液体を前記人工地盤に供給し、前記破砕コンクリートに前記二酸化炭素を固定させる供給管と、
を備える人工地盤への二酸化炭素固定構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記人工地盤内に前記供給管と間隔をあけて配管され、二酸化炭素が前記破砕コンクリートに固定された後の前記気体又は前記液体を前記人工地盤から回収する回収管を備えている、
請求項1に記載の人工地盤への二酸化炭素固定構造。
【請求項3】
前記人工地盤は、前記破砕コンクリートで構成された第一層と、前記第一層よりも透気性又は透水性が大きい第二層と、を有して構成され、
前記第二層には、複数の孔が形成された前記供給管及び前記回収管が埋設されている、
請求項2に記載の人工地盤への二酸化炭素固定構造。
【請求項4】
前記回収管で回収した前記気体又は前記液体に二酸化炭素を添加して前記供給管に送る循環器を備えている、
請求項2又は請求項3に記載の人工地盤への二酸化炭素固定構造。
【請求項5】
前記新築建物で発生した二酸化炭素を前記気体又は前記液体に添加して前記供給管に送る、
請求項2に記載の人工地盤への二酸化炭素固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素固定構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、既存の建物を解体する建物の解体工法に関する技術が開示されている。この先行技術では、建物の地上部を解体し解体ガラで地下構造部を埋め戻す工程と、埋め戻された解体ガラを退けながら地下部の柱と梁をバットレス形状となるように残して地下部を解体する工程と、地下部の柱と梁をバットレス形状となるように残した後、解体ガラを締め固めて施工地盤とする工程と、を行う。
【0003】
特許文献2には、鉄筋コンクリート建物等を解体した際に発生した廃材コンクリートから再生された砕石や、再生骨材製造時に発生した残渣を用いてアルカリ土類炭酸塩を生成して、気中の二酸化炭素の固定を図るようにした二酸化炭素の固定化方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、廃コンクリートを破砕して得た再生砕石や再生骨材製造時に副次生成された残渣を固定化のための材料として材料集積場等の屋内に集積する。集積した状態で材料の表面にシャワー散水等を行って移動しながらの撹拌を行う。これにより、材料を湿潤状態と乾燥状態とを繰り返した条件下に所定期間暴露し、材料中に気中の二酸化炭素を取り込み固定化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-189960号公報
特開2009-28581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2のように、建物を解体作業で発生した破砕コンクリートには、炭酸カルシウムとなっていないカルシウム分が存在する。よって、破砕コンクリートに二酸化炭素を固定することが可能である。しかし、例えば、破砕コンクリートの運搬、具体的には、建物の解体現場から再生工場のへの運搬や再生工場から新たな建築現場への運搬によってエネルギーが消費され、これにより二酸化炭素が発生し放出される。
【0006】
本発明は、上記事実を鑑み、二酸化炭素を効率的に削減することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様は、既存建物の解体作業で発生した破砕コンクリートを用い、新築建物の下側又は前記新築建物の地下階の周囲に構築された人工地盤と、前記人工地盤内に配管され、二酸化炭素を含んだ気体又は液体を前記人工地盤に供給し、前記破砕コンクリートに前記二酸化炭素を固定させる供給管と、を備える人工地盤への二酸化炭素固定構造である。
【0008】
第一態様の二酸化炭素固定構造では、既存建物を解体して発生した破砕コンクリートで構築された人工地盤に二酸化炭素を含む気体又は液体を供給管で人工地盤に供給して破砕コンクリートに二酸化炭素を固定することで、二酸化炭素が削減される。このように、破砕コンクリートで構築した人工地盤に二酸化炭素を固定することで、破砕コンクリートの運搬距離が削減されるので、二酸化炭素が効率的に削減される。
【0009】
第二態様は、前記人工地盤内に前記供給管と間隔をあけて配管され、二酸化炭素が前記破砕コンクリートに固定された後の前記気体又は前記液体を前記人工地盤から回収する回収管を備えている、第一態様に記載の人工地盤への二酸化炭素固定構造である。
【0010】
第二態様の二酸化炭素固定構造では、二酸化炭素が破砕コンクリートに固定された後の気体又は液体を回収管で回収するので、供給管から供給された二酸化炭素を含む気体又は液体が人工地盤の広範囲に行き渡り易くなる。よって、二酸化炭素を効率的に破砕コンクリートに固定させるこができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
担持光触媒
6日前
個人
トリチウム水濃縮装置
1か月前
株式会社フルヤ金属
触媒
1日前
有限会社レイノ
嘔吐物の処理剤
13日前
NOK株式会社
除湿装置
1か月前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路
6日前
住友金属鉱山株式会社
蒸気回収機構
6日前
松本油脂製薬株式会社
泡消火薬剤用消泡剤
8日前
CYC株式会社
工業炉用煤塵除去装置
15日前
東洋紡エムシー株式会社
濾材およびフィルター
今日
住友化学株式会社
混合物の製造方法
1か月前
三菱重工業株式会社
脱硫装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素の固定方法
1か月前
ヤマシンフィルタ株式会社
カプセルフィルタ
14日前
株式会社フルヤ金属
担持触媒の作製方法
1日前
株式会社丸山製作所
液体浄化装置
13日前
国立大学法人広島大学
二酸化炭素吸放出材
1日前
東洋リビング株式会社
除湿ユニットおよび保管庫
7日前
トヨタ自動車株式会社
吸着システム及び吸着方法
6日前
大同化学株式会社
ワックスソリューション液の製造方法
7日前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
1日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
1日前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
1か月前
株式会社レゾナック
ノズル、送液装置、及び送液システム
今日
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
1か月前
JFEスチール株式会社
炭酸ガスの固定化方法
1か月前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
1か月前
旭化成メディカル株式会社
多孔質膜
7日前
日本特殊陶業株式会社
反応装置
1か月前
国立大学法人北海道大学
酸素還元触媒の製造方法
7日前
日産自動車株式会社
気体分離膜及びその製造方法
8日前
CKD株式会社
ガス製造装置、及びガス製造方法
22日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
脱気機構
15日前
株式会社タクマ
脱臭装置
今日
続きを見る
他の特許を見る