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公開番号
2024153966
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067505
出願日
2023-04-18
発明の名称
反応装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
B01J
8/04 20060101AFI20241023BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】触媒の劣化を低減できる反応装置を提供する。
【解決手段】反応装置は、入口から出口に向かって原料ガスが流れる反応器と、反応器の中に配置された触媒と、触媒を加熱する第1のヒータと、を備え、発熱を伴う化学反応によって生成ガスを得る。触媒が配置された範囲は、入口に近い上流部と、出口に近い下流部と、を含み、上流部と下流部とは原料ガスが流れる方向に隣接する。上流部の温度を検知する第1の温度計を備え、第1のヒータは下流部に配置され、かつ、上流部に配置されない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入口から出口に向かって原料ガスが流れる反応器と、前記反応器の中に配置された触媒と、前記触媒を加熱する第1のヒータと、を備え、発熱を伴う化学反応によって生成ガスを得る反応装置であって、
前記触媒が配置された範囲は、前記入口に近い上流部と、前記出口に近い下流部と、を含み、前記上流部と前記下流部とは前記原料ガスが流れる方向に隣接し、
前記上流部の温度を検知する第1の温度計を備え、
前記第1のヒータは、前記下流部に配置され、かつ、前記上流部に配置されない反応装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記上流部のうち前記第1の温度計が温度を検知する部分と異なる部分の温度を検知する第2の温度計を備え、
前記第2の温度計が温度を検知する部分は、前記第1の温度計が温度を検知する部分よりも前記出口の近くに位置する請求項1記載の反応装置。
【請求項3】
前記上流部を加熱する第2のヒータをさらに備える請求項1又は2に記載の反応装置。
【請求項4】
前記第2のヒータの制御を行う制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記原料ガスが流され始めてから所定の時間経過後、あるいは前記上流部の温度が所定の閾値を上回った場合の少なくとも一方を満たしたときに前記第2のヒータを停止する請求項3記載の反応装置。
【請求項5】
前記下流部は、前記触媒の前記出口に最も近い部分を含む請求項1又は2に記載の反応装置。
【請求項6】
前記原料ガスが流れる方向における前記上流部の長さは、前記原料ガスが流れる方向における前記下流部の長さ以上である請求項1又は2に記載の反応装置。
【請求項7】
前記原料ガスは二酸化炭素および一酸化炭素の少なくとも一方と水素とを含み、
前記化学反応は前記原料ガスからメタンを合成する反応である請求項1又は2に記載の反応装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は発熱を伴う化学反応によって生成ガスを得る反応装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
触媒が配置された反応器に原料ガスを流し、発熱を伴う化学反応によって生成ガスを得る反応装置では、反応熱によって反応場の温度が上昇すると、シンタリング等の触媒の劣化が生じ易くなる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-124665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術(特に図2)では、反応器の全長に亘ってヒータが配置されているため、ヒータの加熱によって、反応熱が大きい反応器の入口付近の触媒の劣化が促進されるという問題点がある。
【0005】
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、触媒の劣化を低減できる反応装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は、入口から出口に向かって原料ガスが流れる反応器と、反応器の中に配置された触媒と、触媒を加熱する第1のヒータと、を備え、発熱を伴う化学反応によって生成ガスを得る反応装置であって、触媒が配置された範囲は、入口に近い上流部と、出口に近い下流部と、を含み、上流部と下流部とは原料ガスが流れる方向に隣接する。上流部の温度を検知する第1の温度計を備え、第1のヒータは下流部に配置され、かつ、上流部に配置されない。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、上流部のうち第1の温度計が温度を検知する部分と異なる部分の温度を検知する第2の温度計を備え、第2の温度計が温度を検知する部分は、第1の温度計が温度を検知する部分よりも出口の近くに位置する。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、上流部を加熱する第2のヒータをさらに備える。
【0009】
第4の態様は、第3の態様において、第2のヒータの制御を行う制御部をさらに備え、制御部は、原料ガスが流され始めてから所定の時間経過後、あるいは上流部の温度が所定の閾値を上回った場合の少なくとも一方を満たしたときに第2のヒータを停止する。
【0010】
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、下流部は、触媒の出口に最も近い部分を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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