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公開番号
2025023028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024206217,2020183541
出願日
2024-11-27,2020-11-02
発明の名称
汚泥かき寄せ装置
出願人
アクアインテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
21/18 20060101AFI20250206BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】安価な汚泥かき寄せ装置を提供する。
【解決手段】駆動軸16と、駆動軸16の一端側に配置され、第1かき寄せ部材12aが連結された第1プルロッド14aと、駆動軸16の他端側に配置され、汚泥をかき寄せる第2かき寄せ部材12bが連結された第2プルロッド14bと、駆動軸16の一端部分に接続された第1リンク機構15aと、駆動軸16の他端部分に接続された第2リンク機構15bとを備え、駆動軸16は、一端部分と他端部分の間にモータ17の回転駆動力が伝達される従動スプロケット182が固定され、一端部分と被伝達部の間に設けられた2つの第1軸受162および他端部分と被伝達部の間に設けられた2つの第2軸受162によって軸線周りに回転自在に支持され、2つの第1軸受162の間で第1カップリング163によって連結され、2つの該第2軸受162の間で第2カップリング163によって連結されたものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
受け入れた懸濁水に含まれている汚泥が池底面に沈殿する沈殿池に設けられ、該池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる汚泥かき寄せ装置において、
池幅方向に延在した駆動軸と、
前記駆動軸を回転させるモータと、
前記駆動軸の一端側に配置され、前記池幅方向と直交する往復移動方向に繰り返し移動することで前記池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる第1かき寄せ部材が連結された第1プルロッドと、
前記駆動軸の他端側に配置され、前記往復移動方向に繰り返し移動することで前記池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる第2かき寄せ部材が連結された第2プルロッドと、
前記駆動軸の一端部分に接続されて該駆動軸の一方向の回転運動を前記第1プルロッドの前記往復移動方向の直線運動に変換する第1変換装置と、
前記駆動軸の他端部分に接続されて該駆動軸の一方向の回転運動を前記第2プルロッドの前記往復移動方向の直線運動に変換する第2変換装置とを備え、
前記駆動軸は、前記一端部分と前記他端部分の間に前記モータの回転駆動力が伝達される被伝達部が固定され、該一端部分と該被伝達部の間に設けられた2つの第1軸受および該他端部分と該被伝達部の間に設けられた2つの第2軸受によって軸線周りに回転自在に支持され、2つの該第1軸受の間で第1カップリングによって連結され、2つの該第2軸受の間で第2カップリングによって連結されたものであることを特徴とする汚泥かき寄せ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、受け入れた懸濁水に含まれている汚泥が池底面に沈殿する沈殿池に設けられ、該池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる汚泥かき寄せ装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
沈殿池の池底部において往復移動方向に移動するかき寄せ部材を備え、そのかき寄せ部材を往復移動方向に繰り返し移動させることで、池底面に沈殿した汚泥を段階的にかき寄せていく、いわゆるレシプロ式の汚泥かき寄せ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の汚泥かき寄せ装置では、地上に設置されたモータを両方向に回転させることで、ピストンロッドが上下運動し、そのピストンロッドの下端に連結された概略三角形状をしたアングルアームが揺動中心軸を中心にして揺動することでプルロッドが往復移動方向に直線移動する。そして、そのプルロッドに取り付けられたかき寄せ部材がプルロッドとともに繰り返し往復移動方向に移動することで池底面に沈殿した汚泥がかき寄せられる。
【0003】
ところで、沈殿池には複数の水路が並列に形成されたものがある。このような複数水路を有する沈殿池の池底面に沈殿した汚泥を特許文献1に記載された汚泥かき寄せ装置によってかき寄せる場合、水路ごとに汚泥かき寄せ装置が配置されることになる。このため、水路の数に汚泥かき寄せ装置1台あたりの価格を乗じた費用がかかってしまう。また、1つの水路しかない沈殿池においても、池幅が広い沈殿池では、池幅方向に複数の汚泥かき寄せ装置を設置する場合がある。この場合にも複数水路がある場合と同様に、汚泥かき寄せ装置の台数が増加し、台数に応じた費用がかかってしまう。これに対し、揺動中心軸を池幅方向に延在させ、1つのモータで2つのプルロッドを往復移動方向に移動させることでモータの数を減らして上述したような沈殿池に設置される汚泥かき寄せ装置の価格を低下させる試みがなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-180247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、揺動中心軸は、プルロッドの往方向への移動と復方向への移動で異なる方向に回転するため、揺動中心軸には荷重の方向が繰り返し変動する交番荷重が加わる。このため、池幅方向に離れた2つのプルロッドの間に延在する長尺な揺動中心軸は、交番荷重に対して十分な強さを得るために軸径を相当程度太くする必要が生じて軸が高価になってしまう。また、長尺で重量が重い揺動中心軸を沈殿池まで運搬し、沈殿池に設置することは非常に困難な作業になるため運搬費用および設置費用も高価になってしまう。その結果、モータの数を減らせてもその他の費用が増加して結局は汚泥かき寄せ装置が高価になってしまう。一方、揺動中心軸を延在方向の途中で分割し、沈殿池への設置時に分割部分をカップリングによって連結することで、沈殿池までの運搬費用や沈殿池への設置費用を抑制することが考えられる。しかし、カップリングを用いる場合は、交番荷重が加わっても外れにくい高価なカップリングを用いることになるため、やはり汚泥かき寄せ装置が高価になってしまう。
【0006】
本発明は上記事情に鑑み、安価な汚泥かき寄せ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を解決する本発明の汚泥かき寄せ装置は、
受け入れた懸濁水に含まれている汚泥が池底面に沈殿する沈殿池に設けられ、該池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる汚泥かき寄せ装置において、
池幅方向に延在した駆動軸と、
前記駆動軸を回転させるモータと、
前記駆動軸の一端側に配置され、前記池幅方向と直交する往復移動方向に繰り返し移動することで前記池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる第1かき寄せ部材が連結された第1プルロッドと、
前記駆動軸の他端側に配置され、前記往復移動方向に繰り返し移動することで前記池底面に沈殿した汚泥をかき寄せる第2かき寄せ部材が連結された第2プルロッドと、
前記駆動軸の一端部分に接続されて該駆動軸の一方向の回転運動を前記第1プルロッドの前記往復移動方向の直線運動に変換する第1変換装置と、
前記駆動軸の他端部分に接続されて該駆動軸の一方向の回転運動を前記第2プルロッドの前記往復移動方向の直線運動に変換する第2変換装置とを備え、
前記駆動軸は、前記一端部分と前記他端部分の間に前記モータの回転駆動力が伝達される被伝達部が固定され、該一端部分と該被伝達部の間に設けられた2つの第1軸受および該他端部分と該被伝達部の間に設けられた2つの第2軸受によって軸線周りに回転自在に支持され、2つの該第1軸受の間で第1カップリングによって連結され、2つの該第2軸受の間で第2カップリングによって連結されたものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、安価な汚泥かき寄せ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態である汚泥かき寄せ装置が設置された沈殿池の下側部分を上方からみた平面図である。
図1の矢印Aの方向に沈殿池を見たA矢視図である。
図1に示す汚泥かき寄せ装置を側面から見た側面図である。
第2実施形態の汚泥かき寄せ装置が設置された沈殿池の下側部分を上方からみた、図1と同様の平面図である。
図4の矢印Bの方向に沈殿池を見たB矢視図である。
図4に示す汚泥かき寄せ装置を側面から見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本実施形態の説明では、本発明の汚泥かき寄せ装置を下水処理施設に設けられた沈殿池に設置した例を用いる。本実施形態の汚泥かき寄せ装置は、かき寄せ部材を往復移動方向に移動させることで汚泥をかき寄せるいわゆるレシプロ式の汚泥かき寄せ装置である。また、本実施形態の汚泥かき寄せ装置は、2つの水路を有する沈殿池に配置され、2つの水路それぞれに配置された汚泥かき寄せ部材を1つのモータで往復移動方向に移動させるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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