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公開番号2024168122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084553
出願日2023-05-23
発明の名称酸素還元触媒の製造方法
出願人国立大学法人北海道大学
代理人個人,個人
主分類B01J 27/24 20060101AFI20241128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】酸素還元時にH2O2の生成が抑制された酸素還元触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】ラマンスペクトルにおいて、1550~1620cm-1の範囲にピーク頂を有するピークを1つ以上有するFe-N-C化合物を、マイクロ波加熱または誘導加熱により700~1200℃の温度に加熱することを含む、酸素還元触媒の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ラマンスペクトルにおいて1550~1620cm
-1
の範囲にピーク頂を有するピークを1つ以上有するFe-N-C化合物を、マイクロ波加熱または誘導加熱により700~1200℃の温度に加熱することを含む、酸素還元触媒の製造方法。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記Fe-N-C化合物を、前記マイクロ波加熱により前記温度に加熱することを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記温度までの平均昇温速度が2℃/秒以上である、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記温度における加熱時間が300秒以下である、請求項1または2に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は酸素還元触媒の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
固体高分子燃料電池等の酸素還元触媒として、現在、高価で希少な白金が用いられている。一方、低コスト化のために、白金を代替する酸素還元触媒の研究が盛んである。
【0003】
特許文献1は、所定の窒素含有炭素材料の製造方法を開示している。特許文献1によれば、当該窒素含有炭素材料は、遷移金属を含み、高い酸素還元活性を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-256093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されるような窒素含有炭素材料のうち、遷移金属がFe、CoまたはMnの材料は高い酸素還元活性を示し、その中でもFeの材料(以下「Fe-N-C化合物」とも称する)は、特に高い酸素還元活性を示し得る。しかしながら、Fe-N-C化合物からなる酸素還元触媒は、酸素還元時にH



を多く生成し、その分解生成物(ヒドロキシラジカル)が上記触媒を失活させるという問題があった。
【0006】
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、酸素還元時に従来よりもH



の生成を抑制できる酸素還元触媒の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様1は、
ラマンスペクトルにおいて1550~1620cm
-1
の範囲にピーク頂を有するピークを1つ以上有するFe-N-C化合物を、マイクロ波加熱または誘導加熱により700~1200℃の温度に加熱することを含む、酸素還元触媒の製造方法である。
【0008】
本発明の態様2は、
前記Fe-N-C化合物を、前記マイクロ波加熱により前記温度に加熱することを含む、態様1に記載の製造方法である。
【0009】
本発明の態様3は、
前記温度までの平均昇温速度が2℃/秒以上である、態様1または2に記載の製造方法である。
【0010】
本発明の態様4は、
前記温度における加熱時間が300秒以下である、態様1~3のいずれか1つに記載の製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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