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公開番号
2024151611
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065093
出願日
2023-04-12
発明の名称
フィルター装置
出願人
株式会社テイエルブイ
代理人
主分類
B01D
46/42 20060101AFI20241018BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】フィルター部の詰まりを容易かつ確実に把握することができるフィルター装置の提供。
【解決手段】
筒状フィルター10の上蓋12には、蒸気を供給する供給管が接続され、蒸気は笛筒14を通過して円筒空間11aに流入する。蒸気が笛筒14を通過するとき、笛筒14によって音が発生するようになっている。これに対して、フィルター面11に目詰まりが生じた場合、蒸気から生じたドレンは円筒空間11aの底部に滞留する。これによってドレン70の水面上部の空間域が縮小されるため、笛筒14が生成する音は所定の周波数の警報音として外部に漏出する。この警報音によって、オペレータは筒状フィルター10の目詰まりを認識する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
気相と液相とが混合する混相流を透過させ、当該混相流に混入している異物を捕捉するフィルター装置であって、
前記混相流が流入する流入口部、
前記流入口部に連通する内部空間を有し、前記混相流を外部に向けて透過させるフィルター部、
前記流入口部に配置されており、前記混相流の流入を受けて音を発生させる音発生手段、
を備えており、
前記フィルター部は、前記内部空間に前記液相が滞留したとき、前記音が外部に向けて警報音として漏出するように構成されている、
ことを特徴とするフィルター装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
請求項1に係るフィルター装置において、
前記フィルター部は、焼結フィルターを含んで構成されている、
ことを特徴とするフィルター装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に係るフィルター装置において、
前記警報音を検出し、検出した警報音を示す警報音データを出力する検出手段、
前記警報音データを取り込み、所定の報知処理を実行する報知手段、
を備えたことを特徴とするフィルター装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願に係るフィルター装置は、蒸気等の混相流を透過させ、混相流に混入している異物を捕捉するフィルター装置についての技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
フィルター装置を備えるシステムとしては、後記特許文献1に開示されているクリーンオーブンがある。このクリーンオーブン1は、外槽3と内槽2とからなる二槽構造になっており、内槽2と外槽3との間に通気路13が形成されている。この通気路13を通じて、空気や窒素などの不活性ガスを内槽2に循環させる。
【0003】
そして通気路13には、気体を循環させるためのファン5、循環する気体を加熱するためのヒータ4が設けられている。さらに、内槽2の気体流入側には、送り込まれる気体から塵埃を除去し、清浄化するためのフィルター6が取り付けられている。
【0004】
ヒータ4で加熱された空気は、ファン5により、フィルター6を通過する。フィルター6を通過することによって加熱空気は清浄化された上、内槽2の内側に送り込まれる。そして、加熱空気は内槽2内の被処理物の周囲を通過し、内槽2の他方側から通気路13に排出され、再度、ヒータ4で加熱されて、内槽2に送り込まれる。こうして、高温の空気が内槽2を循環することによって、被処理物を高温の環境下に置き、所定の熱処理加工を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-156089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前述の特許文献1に開示されたクリーンオーブン1のフィルター6については、塵埃が付着して目詰まりが生じた場合、この目詰まりの発生を容易に把握することができないという問題がある。特に微細な塵埃を捕捉するために、網目の小さなフィルターを用いている場合、目詰まりが生じ易く、容易かつ確実にフィルターの詰まりを把握することが求められる。
【0007】
そこで本願に係るフィルター装置は、これらの問題を解決するため、フィルター部の詰まりを容易かつ確実に把握することができるフィルター装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願に係るフィルター装置は、
気相と液相とが混合する混相流を透過させ、当該混相流に混入している異物を捕捉するフィルター装置であって、
前記混相流が流入する流入口部、
前記流入口部に連通する内部空間を有し、前記混相流を外部に向けて透過させるフィルター部、
前記流入口部に配置されており、前記混相流の流入を受けて音を発生させる音発生手段、
を備えており、
前記フィルター部は、前記内部空間に前記液相が滞留したとき、前記音が外部に向けて警報音として漏出するように構成されている、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願に係るフィルター装置においては、フィルター部は、内部空間に液相が滞留したとき、音発生手段によって発生した音が外部に向けて警報音として漏出するように構成されている。
【0010】
このため、フィルター部に異物による詰まりが生じ、混相流から分離した液相がフィルター部の内部空間に滞留したとき、警報音が外部に漏出する。したがって、フィルター部の詰まりを容易かつ確実に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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