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公開番号
2024161824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076891
出願日
2023-05-08
発明の名称
アンモニア除害システム、浮体及びアンモニア供給方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/92 20060101AFI20241113BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】アンモニアの除害効率をさらに高める。
【解決手段】アンモニア除害システムは、アンモニア含有ガスが流通するガス流通ラインと、ガス流通ラインから供給されるアンモニア含有ガスに含まれるアンモニアを加圧状態で第一吸収液に吸収させる第一希釈部と、第一希釈部内の気相の気体を一次処理ガスとして、第一希釈部の外部に送出可能な第一送出ラインと、第一送出ラインを通して供給される一次処理ガスに含まれるアンモニアを、第一希釈部よりも低い圧力下で第二吸収液に吸収させる第二希釈部と、第一送出ラインに設けられ、第一希釈部から第二希釈部への一次処理ガスの供給を調整する調整弁と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニア含有ガスが流通するガス流通ラインと、
前記ガス流通ラインから供給される前記アンモニア含有ガスに含まれるアンモニアを加圧状態で第一吸収液に吸収させる第一希釈部と、
前記第一希釈部内の気相の気体を一次処理ガスとして、前記第一希釈部の外部に送出可能な第一送出ラインと、
前記第一送出ラインを通して供給される前記一次処理ガスに含まれるアンモニアを、前記第一希釈部よりも低い圧力下で第二吸収液に吸収させる第二希釈部と、
前記第一送出ラインに設けられ、前記第一希釈部から前記第二希釈部への前記一次処理ガスの供給を調整する調整弁と、を備える
アンモニア除害システム。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記第一希釈部は、前記第一希釈部内の気相と前記第一希釈部内の液相とを気液平衡状態とする
請求項1に記載のアンモニア除害システム。
【請求項3】
前記調整弁の開閉動作を制御する制御装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記第一希釈部内の気相のアンモニア濃度が既定値を下回った際に、前記調整弁を閉状態から開状態に遷移させる
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項4】
前記第二希釈部は、大気圧下で、前記一次処理ガスに含まれるアンモニアを前記第二吸収液に吸収させる
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項5】
前記第一希釈部をバイパスし、前記ガス流通ラインと前記第一送出ラインとを接続するバイパスラインをさらに備える
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項6】
前記第二希釈部内の気相の気体を二次処理ガスとして、前記第二希釈部の外部に送出可能な第二送出ラインと、
前記第二送出ラインを通して供給される前記二次処理ガスに含まれるアンモニアの濃度を低下させる第三希釈部、をさらに備える
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項7】
前記アンモニア含有ガスは、不活性ガスを含むパージガスである
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項8】
前記アンモニア含有ガスは、アンモニアを貯蔵可能なタンクで生成されたボイルオフガスである
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項9】
前記第二希釈部の外部から前記第二希釈部内に、アンモニア含有ガスを吸引するガス吸引部、をさらに備える
請求項1又は2に記載のアンモニア除害システム。
【請求項10】
前記ガス吸引部は、前記ガス流通ラインから前記第二希釈部内に、前記ガス流通ラインを流通する前記アンモニア含有ガスを吸引する
請求項9に記載のアンモニア除害システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アンモニア除害システム、浮体及びアンモニア供給方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶等の浮体においては、積荷としてアンモニアを運搬することがある。また、浮体に設けられた主機等の燃料としてアンモニアを用いることがある。このようなアンモニアを取り扱う浮体は、アンモニアを貯蔵するタンク、及びタンクに接続されたアンモニアの流通する配管等を備えている。
【0003】
液化アンモニアを貯蔵するタンクは、外部からの入熱により、タンク内の液化アンモニアが蒸発したボイルオフガスとして、アンモニアガスが生成されることがある。この場合、タンク内の圧力が、アンモニアガスの生成により過度に上昇することを抑えるため、生成されたアンモニアガスを、タンクの外部に排出することがある。
【0004】
また、例えば、何らかのトラブルが生じた場合等に、配管内を、窒素等の不活性ガスによってパージすることで、配管内のアンモニアを排出することがある。この場合、配管内からは、アンモニアと不活性ガスとを含んだパージガスが排出される。
【0005】
アンモニアは、周囲環境へ影響を及ぼす可能性が有る。このため、タンクや配管内から排出される、ボイルオフガス(アンモニアガス)や、パージガスを、浮体が浮かぶ周囲の水中や大気中にそのまま放出することは好ましくない。
【0006】
特許文献1には、アンモニアガスを大気中に放出する前に無害化処理するアンモニアガスの除害システムが開示されている。この除害システムでは、アンモニアを含む気体を、スクラバやクーリングタワー等の閉鎖空間に導き、水に充分接触させることで、アンモニア成分を水に吸収させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-026555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、浮体に設けられるアンモニア除害システムは、限られたスペースに設置する必要があることから、アンモニアの除害効率をさらに高めることが求められている。
【0009】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、アンモニアの除害効率をさらに高めることができるアンモニア除害システム、浮体及びアンモニア供給方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示に係るアンモニア除害システムは、ガス流通ラインと、第一希釈部と、第一送出ラインと、第二希釈部と、調整弁と、を備えている。前記ガス流通ラインは、アンモニア含有ガスが流通する。前記第一希釈部は、前記ガス流通ラインから供給される前記アンモニア含有ガスに含まれるアンモニアを加圧状態で第一吸収液に吸収させる。前記第一送出ラインは、前記第一希釈部内の気相の気体を一次処理ガスとして、前記第一希釈部の外部に送出可能とされている。前記第二希釈部は、前記第一送出ラインを通して供給される前記一次処理ガスに含まれるアンモニアを、前記第一希釈部よりも低い圧力下で第二吸収液に吸収させる。前記調整弁は、前記第一送出ラインに設けられている。前記調整弁は、前記第一希釈部から前記第二希釈部への前記一次処理ガスの供給を調整する。
(【0011】以降は省略されています)
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