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公開番号
2024155000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069314
出願日
2023-04-20
発明の名称
光処理装置
出願人
ウシオ電機株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
B01J
19/12 20060101AFI20241024BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】処理効率を高めた光処理装置を提供する。
【解決手段】光処理装置は、搬送経路に沿って搬送される被処理体の表面に、紫外光を照射する光源と、前記光源を内部に配置するランプハウスであって、前記ランプハウスの内部に不活性ガスを供給するガス供給口、及び前記紫外光の出射方向に開口を有するランプハウスと、前記ランプハウスの外気を前記ランプハウスの内部に流入することを抑制する外気流入抑制部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送経路に沿って搬送される被処理体の表面に、紫外光を照射する光源と、
前記光源を内部に配置するランプハウスであって、前記ランプハウスの内部に不活性ガスを供給するガス供給口、及び前記紫外光の出射方向に開口を有するランプハウスと、
前記ランプハウスの外気を前記ランプハウスの内部に流入することを抑制する外気流入抑制部と、を備えることを特徴とする光処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記外気流入抑制部は、前記ランプハウスの搬送経路の上流空間の気体が、前記ランプハウスと前記ランプハウスに対向する搬送経路の間に位置するランプハウス近接空間に流入することを抑制する第一隔壁と、前記第一隔壁の近傍かつ前記第一隔壁より搬送方向上流に配置されたガイドローラとを備え、
前記ガイドローラは、前記被処理体を移動させるためのガイドローラ、又は、前記被処理体を搬送するベルトを移動させるためのガイドローラであることを特徴とする、請求項1に記載の光処理装置。
【請求項3】
前記第一隔壁と前記ガイドローラの表面との間隔は、前記被処理体又は前記ベルトと前記第一隔壁との間隔より小さいことを特徴とする、請求項2に記載の光処理装置。
【請求項4】
前記ガイドローラの直径は、前記被処理体又は前記ベルトと前記第一隔壁との間隔の5倍以上の大きさであることを特徴とする、請求項2に記載の光処理装置。
【請求項5】
前記外気流入抑制部は、前記ランプハウスと前記ランプハウスに対向する搬送経路の間に位置するランプハウス近接空間と、前記ランプハウス内の空間と、を部分的に隔てる第二隔壁を備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の光処理装置。
【請求項6】
前記ランプハウス近接空間と前記ランプハウス内の空間との間に、複数の素線が懸架された素線懸架部を含むことを特徴とする、請求項5に記載の光処理装置。
【請求項7】
前記素線懸架部は、前記複数の素線が異なる二方向に懸架されて互いに交差するメッシュ状、又は、前記複数の素線が同じ方向に並ぶアレイ状であることを特徴とする、請求項6に記載の光処理装置。
【請求項8】
前記複数の素線は、いずれの素線も、搬送経路に沿う方向と直交しないことを特徴とする、請求項7に記載の光処理装置。
【請求項9】
前記光処理装置は、前記ランプハウスの前記搬送経路の上流と下流にそれぞれ排気口を備え、
前記外気流入抑制部は、前記ランプハウスと前記被処理体との間で、前記搬送方向の上流に向かって前記不活性ガスが流れるように、前記搬送経路の上流が前記搬送経路の下流よりも排気量が大きくなるように構成される排気調整機構であることを特徴とする、請求項1に記載の光処理装置。
【請求項10】
前記ランプハウスに対向する搬送経路において、前記被処理体又は前記ベルトは、板によって支持され、
前記板のうち、前記被処理体又は前記ベルトに接する表面の少なくとも一部が、滑り性を高められた領域をなすことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の光処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物内装用材料(壁、天井、及び床等)、住宅設備、及び家具、並びに、車両用内装用材料及び外装用材料等の物品を保護するため、従来から、化粧材及び化粧シートと言われる保護材が使用されている。化粧材及び化粧シートには、耐擦傷性、耐汚染性及び耐候性といった表面特性や、加工特性などの、保護材としての物理的及び機械的特性に加えて、意匠性が要求されている。
【0003】
化粧材及び化粧シートの意匠性を向上させるため、化粧材及び化粧シートの表面につや消し効果を付与する方法が知られている。化粧材及び化粧シートの表面につや消し効果を付与すると、化粧材及び化粧シートの質感を高められる。つや消し効果を付与する方法として、化粧材及び化粧シートの表面に、アクリル系の光硬化樹脂又は熱硬化樹脂を塗布して塗布膜を形成し、紫外光を照射して塗布膜の表面に微細な凹凸を形成する処理を行ってから、塗布膜の全体を光硬化又は熱硬化させる方法が知られている。
【0004】
紫外光を照射して塗布膜の表面に微細な凹凸を形成する処理を行う光照射装置として、例えば、半導体や液晶素子を製造するための光処理装置が知られている。特許文献1に開示される光処理装置は、搬送経路に沿って搬送される被処理体の表面に紫外光を照射する光源と、前記光源を内部に配置するとともに、その内部に不活性ガスを供給するランプハウスと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-018164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
化粧材及び化粧シートのような大面積の被処理体に光を照射する場合、半導体や液晶を製造するための光処理装置よりも、処理効率を高めてスループットを向上させることが重要となる。本発明の課題は、処理効率を高めた光処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
光処理装置の処理効率を高めるためには、被処理体の搬送速度を高める必要がある。しかしながら、被処理体の搬送速度を高めると、光処理が進みにくくなる。本発明者らの鋭意研究の結果、光処理が進みにくくなる原因の一つが、ランプハウス内への空気の浸入であることを見出した。つまり、被処理体の搬送速度を高めると、ランプハウスの外気がランプハウス内に浸入し易くなる。外気は、通常、空気であるから、外気は多量の酸素を含む。ランプハウス内に多量の外気が浸入すると、光源と被処理体の間の酸素濃度が上昇し、酸素が光源から放射される紫外光を吸収して、被処理体における紫外光の照度が低下する。
【0008】
そこで、本発明者は、以下の光処理装置を創出した。
光処理装置は、
搬送経路に沿って搬送される被処理体の表面に、紫外光を照射する光源と、
前記光源を内部に配置するランプハウスであって、前記ランプハウスの内部に不活性ガスを供給するガス供給口、及び前記紫外光の出射方向に開口を有するランプハウスと、
前記ランプハウスの外気を前記ランプハウスの内部に流入することを抑制する外気流入抑制部と、を備える。外気流入抑制部を備えることにより、光源と前記被処理体の間の酸素濃度を低い状態に維持し、被処理体における紫外光の照度の低下を防ぐことができる。
【0009】
外気流入抑制部は、主に三種類のタイプ(以下に述べる、「第一の外気流入抑制部」、「第二の外気流入抑制部」及び「第三の外気流入抑制部」)を有する。前記光処理装置は、三種類のうち少なくともいずれか一つの外気流入抑制部を備えるとよい。
【0010】
第一の外気流入抑制部について説明する。第一の外気流入抑制部は、前記ランプハウスの搬送経路の上流の外気を、ランプハウスと、ランプハウスに対向する搬送経路との間に流入することを抑制することを目的とするものである。具体的には、第一の外気流入抑制部は、前記ランプハウスの搬送経路の上流空間の気体が、前記ランプハウスと前記ランプハウスに対向する搬送経路の間に位置するランプハウス近接空間(以降、単に「ランプハウス近接空間」と記載することがある。)に流入することを抑制する第一隔壁と、前記第一隔壁の近傍かつ前記第一隔壁より搬送方向上流に配置されたガイドローラとを備える。ここで、前記ガイドローラは、前記被処理体を移動させるためのガイドローラ、又は、前記被処理体を搬送するベルトを移動させるためのガイドローラである。
(【0011】以降は省略されています)
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