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公開番号
2024154557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068431
出願日
2023-04-19
発明の名称
直接空気回収装置のリサイクル方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20241024BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】多孔質担体から使用済みの二酸化炭素吸収剤を除去し、多孔質担体を再利用可能な直接空気回収装置のリサイクル方法。
【解決手段】本開示の一態様に係る直接空気回収装置のリサイクル方法は、二酸化炭素吸収剤が担持された多孔質担体を備える直接空気回収装置のリサイクル方法である。多孔質担体は、水酸基を有する無機材料から構成されており、二酸化炭素吸収剤は、親水性ポリマーであり、直接空気回収装置を所定温度に加熱して、使用済みの二酸化炭素吸収剤を多孔質担体から除去した後、当該多孔質担体上に新たな二酸化炭素吸収剤を担持させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化炭素吸収剤が担持された多孔質担体を備える直接空気回収装置のリサイクル方法であって、
前記多孔質担体は、水酸基を有する無機材料から構成されており、
前記二酸化炭素吸収剤は、親水性ポリマーであり、
前記直接空気回収装置を所定温度に加熱して、使用済みの二酸化炭素吸収剤を前記多孔質担体から除去した後、当該多孔質担体上に新たな二酸化炭素吸収剤を担持させる、
直接空気回収装置のリサイクル方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
ハニカム構造を有する基材をさらに備え、
前記多孔質担体が、前記基材上に形成されたコーティング膜である、
請求項1に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項3】
前記基材が、セラミックから構成されている、
請求項2に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項4】
前記多孔質担体が、ハニカム構造を有する基材である、
請求項1に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項5】
前記多孔質担体が、シリカゲルから構成されている、
請求項1から4のいずれか一項に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項6】
前記親水性ポリマーが、アミン系ポリマーである、
請求項1から4のいずれか一項に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項7】
前記所定温度が、500℃以上である、
請求項6に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
【請求項8】
使用済みの二酸化炭素吸収剤を前記多孔質担体から除去した後、当該多孔質担体上に新たな二酸化炭素吸収剤を担持させる前に、
前記多孔質担体を水蒸気雰囲気下に保持する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の直接空気回収装置のリサイクル方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は直接空気回収装置のリサイクル方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
温室効果ガスである二酸化炭素を削減するため、空気中の二酸化炭素を直接回収する直接空気回収(DAC:Direct Air Capture)装置が知られている。直接空気回収装置では、多孔質担体に二酸化炭素吸収剤が担持されている。
二酸化炭素吸収剤としては、例えば特許文献1に開示されているように、アミンを含有する二酸化炭素吸収剤が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-055886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直接空気回収装置では、二酸化炭素吸収剤が使用によって劣化するため、定期的に直接空気回収装置すなわち二酸化炭素吸収剤が担持された多孔質担体ごと交換している。
これに対し、発明者らは、多孔質担体から使用済みの二酸化炭素吸収剤を除去し、多孔質担体を再利用する直接空気回収装置のリサイクルを検討している。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、多孔質担体から使用済みの二酸化炭素吸収剤を除去し、多孔質担体を再利用可能な直接空気回収装置のリサイクル方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る直接空気回収装置のリサイクル方法は、
二酸化炭素吸収剤が担持された多孔質担体を備える直接空気回収装置のリサイクル方法であって、
前記多孔質担体は、水酸基を有する無機材料から構成されており、
前記二酸化炭素吸収剤は、親水性ポリマーであり、
前記直接空気回収装置を所定温度に加熱して、使用済みの二酸化炭素吸収剤を前記多孔質担体から除去した後、当該多孔質担体上に新たな二酸化炭素吸収剤を担持させるものである。
【0007】
本開示の一態様では、多孔質担体は、水酸基を有する無機材料から構成されており、二酸化炭素吸収剤は、親水性ポリマーであり、直接空気回収装置を所定温度に加熱して、使用済みの二酸化炭素吸収剤を前記多孔質担体から除去した後、当該多孔質担体上に新たな二酸化炭素吸収剤を担持させる。このような構成によって、多孔質担体から使用済みの二酸化炭素吸収剤を除去し、多孔質担体を再利用できる。
【0008】
ハニカム構造を有する基材をさらに備え、前記多孔質担体が、前記基材上に形成されたコーティング膜でもよい。このような構成によって、多孔質担体の使用量を削減できる。
前記基材が、セラミックから構成されていてもよい。
【0009】
前記多孔質担体が、ハニカム構造を有する基材でもよい。このような構成によって、基材上に多孔質担体のコーティング膜を別途形成する必要がない。
【0010】
前記多孔質担体が、シリカゲルから構成されていてもよい。
また、前記親水性ポリマーが、アミン系ポリマーでもよい。
さらに、前記所定温度が、500℃以上でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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