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公開番号2024173537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023099086
出願日2023-06-16
発明の名称異変判定システム
出願人株式会社西電通
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類G08B 25/04 20060101AFI20241205BHJP(信号)
要約【課題】本発明は、住人の生活スタイルに影響を及ぼさずに、住人に異変が発生したかを的確に判定することができ、各住人の状況に応じた最適なタイミング(通常の生活スタイル等により住人毎の設定に可変すること)で対応することができるとともに起動または停止が不要な異変判定システムを提供する。
【解決手段】異変判定システム1は、住居Hの出入口の開門を検知する出入検知装置2と、住居H内の複数の活動エリアAの少なくとも一つにおいて住人Tの存在を検知する存在検知装置3と、出入検知装置2により検知される開門情報及び存在検知装置3により検知される存在情報300を時間軸TLに沿って記録する情報記録部40と、情報記録部40で記録される記録情報に基づき、住人Tに異変が発生したか否かを判定する異変判定部41と、を備えて、各住人Tに対して適切な対応が可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
住居の出入口の開門を検知する出入検知部と、
前記住居内の複数の活動エリアの少なくとも一つにおいて住人の存在を検知する存在検知部と、
前記出入検知部により検知される開門情報及び前記存在検知部により検知される存在情報を時間軸に沿って記録する情報記録部と、
前記情報記録部で記録される記録情報に基づき、前記住人に異変が発生したか否かを判定する異変判定部と、を備える、異変判定システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記記録情報に基づき、前記住居における前記住人の行動を判定する行動判定部をさらに備え、
前記行動判定部は、前記記録情報のうち、
前記存在情報、前記開門情報の順でそれぞれ記録されていると前記住人が外出したと判定し、
前記開門情報、前記存在情報の順でそれぞれ記録されていると前記住人が帰宅したと判定し、
前記存在情報、前記開門情報の順でそれぞれ記録されたのち所定の間隔内で前記存在情報が再度記録されていると前記住人が暫時的に開門したと判定し、
前記異変判定部は、前記行動判定部で判定される行動判定情報に基づき、前記住人に異変が発生したか否かを判定する、請求項1に記載の異変判定システム。
【請求項3】
前記記録情報に基づき、前記住人の活動パターンを解析する情報解析部をさらに備え、
前記異変判定部は、前記情報解析部で解析される活動パターン情報に基づき、前記住人に異変が発生したか否かを判定する、請求項1又は2に記載の異変判定システム。
【請求項4】
前記異変判定部は、前記記録情報に基づき、異変の虞の度合いを示す異変スコアを設定し、
前記異変スコアに基づき、前記住人に異変が発生したか否かを判定する、請求項3に記載の異変判定システム。
【請求項5】
前記住居は、前記住人へ異変の有無を問いかけて該住人からの応答を取得する問いかけ手段、及び前記複数の活動エリアの少なくとも一つのエリア内を撮像する撮像手段を設け、
前記問いかけ手段による問いかけに対する前記住人からの応答が取得できなかった場合、前記問いかけ手段で撮像を開始する旨を前記住人に対して伝達したのち、前記撮像手段による撮像を開始する状況確認部をさらに備える、請求項4に記載の異変判定システム。
【請求項6】
前記異変判定部により前記住人に異常が発生したと判定された場合に、前記出入口の解錠又は施錠の操作を行う出入口制御部をさらに備える、請求項5に記載の異変判定システム。
【請求項7】
前記住居は、前記出入口付近において、前記住人が異変の発生を外部に知らせる報知手段を設ける、請求項6に記載の異変判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住人の異変を的確に判定し、これにより適切な対応が可能となる異変判定システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
国民の平均年齢が年々増加する近年、集合住宅等に居住する居住者のうち、65歳以上の高齢者が占める割合も増加している。そのなかで、一人で暮らしている高齢な居住者に起きた異変をどのように確認するかが課題となっている。
【0003】
以前より、住人の行動と、ジャーポットなどの所定の機器の操作との組み合わせパターンを記録し、それぞれを検知して記録したパターンと一致するか否かを判定し、異なる場合、住人に異常が発生したと判定して通報するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-034869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のシステムは、住居から出入する際に住人自身で当該システムを起動または停止させる必要があった。しかし、住人からすると、通常の生活スタイルにない行動であるため、当該システムの起動または停止を忘れてしまうことがある。そうすると、当該システムの効果が発揮できなくなる。
【0006】
また、従来のシステムは、予め記憶されたパターン通りの行動を行わないと、異常が発生していないにも拘らず、異常が発生したと判定されてしまうことがある。パターン以外の行動を行うと通報されてしまう虞から、住人は自身の活動を制限してしまい、生活スタイルに影響を及ぼすものとなっていた。また、管理者からすると、上述したような通報が誤報であることを知り得る術がないため、通報があったら現場に赴かなくてはならなかった。
【0007】
このため、実際には異常を判定するために十分に余裕を持った時間設定、例えば数時間以上に設定せざるを得なかった。しかし、異常が起こった際には、長時間経過しなければ、住人に異常が発生したと判定しないことから、救助が手遅れになってしまう虞があった。
【0008】
本発明に係る目的は、住人の生活スタイルに影響を及ぼさずに、住人に異変が発生したかを的確に判定して、状況に応じた最適なタイミングで迅速に対応することができるとともに、起動または停止が不要な異変判定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、かかる現況に鑑み、鋭意検討した結果、出入口である玄関での開門の検知と、住居内での存在の検知とを組み合わせることで、住人の外出、帰宅、在宅を確認し、住人に異変が発生したかを判定することができること、並びに従来のようなシステムの起動または停止が不要になることを見出し、本発明に至ったものである。
【0010】
本発明に係る異変判定システムは、住居の出入口の開門を検知する出入検知部と、前記住居内の複数の活動エリアの少なくとも一つにおいて住人の存在を検知する存在検知部と、前記出入検知部により検知される開門情報及び前記存在検知部により検知される存在情報を時間軸に沿って記録する情報記録部と、前記情報記録部で記録される記録情報に基づき、前記住人に異変が発生したか否かを判定する異変判定部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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