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公開番号
2024173161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091392
出願日
2023-06-02
発明の名称
メガネレンチ
出願人
株式会社ディスコ
代理人
インフォート弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B25B
13/10 20060101AFI20241205BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】簡単な構造で、六角部材への取り付けが容易であり、六角部材の六面(六角)全てを支持して回転させることが可能な工具を得る。
【解決手段】六角部材(31)に係合させ回転させるメガネレンチ(10)であって、連結部(11)によって接続される一対の第1部材(12)と第2部材(13)とで構成され、第1部材と第2部材とは、連結部より後端側にハンドル(16、17)を備え、連結部より先端側に六角部材に係合する係合部(14、15)を備え、第1部材と第2部材とを連結部で接続させ第1部材の係合部と第2部材の係合部とを連結させ六角部材の全六面に係合する係合穴(26)を形成し、六角部材を係合穴で囲った状態で係合穴の中心を中心にハンドルを回転させることにより六角部材を回転させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
六角ボルトの頭部または六角ナットの六角部材に係合させ回転させるメガネレンチであって、
連結部によって接続される一対の第1部材と第2部材とで構成され、
該第1部材と該第2部材とは、該連結部より後端側にハンドルを備え、該連結部より先端側に該六角部材に係合する係合部を備え、
該第1部材と該第2部材とを該連結部で接続させ該第1部材の該係合部と該第2部材の該係合部とを連結させ該六角部材の全六面に係合する係合穴を形成し、該六角部材を該係合穴で囲った状態で該係合穴の中心を中心に該ハンドルを回転させることにより該六角部材を回転させる、メガネレンチ。
続きを表示(約 62 文字)
【請求項2】
該第1部材と該第2部材とは、該連結部を支点に回動可能に構成される請求項1記載のメガネレンチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メガネレンチに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
六角ボルトの頭部や六角ナットのように外周面が六角形状の六角部材を回転させる工具として、スパナやメガネレンチが用いられている。特許文献1や特許文献2に開示のように、スパナには切り欠きがあり、切り欠きを通して六角部材にスパナを係合させるので、六角部材に対する取り付け方向の自由度が高い。例えば、六角部材の回転軸方向に工具を移動させることができない構造上の制約がある場合に、六角部材の側方からスパナを係合させることができる。
【0003】
その一方で、切り欠きを有するスパナは、六角部材の六面(六角)のうち一部には係合しないので、スパナで六角ナットを回転させる際に、六角部材に局所的な負荷が集中して六角部材の角を丸めてしまう(なめてしまう)おそれがある。例えば、六角部材が合成樹脂で形成された薄型の六角ナットである場合、スパナで回転させると角が破損しやすいという問題がある。
【0004】
メガネレンチは、六角部材の六面(六角)を全て支持する状態で係合するので、スパナに比べて、六角部材に対する負荷を分散させて回転させることができる。しかし、六角部材の回転軸方向にメガネレンチを移動させて係合させる必要があり、六角部材が配管の途中に配置された六角ナットである場合などにおいて、メガネレンチを取り付けできない場合があった。
【0005】
特許文献3には、六角部材に対して側方から取り付けが可能であり、取り付けた状態で六角部材の六面(六角)全てを支持する構造のパイプレンチが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-094610号公報
特開2006-224248号公報
登録実用新案第3205597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献3のパイプレンチは、本体に対して2個の結合ブロックを介して嵌着ブロックを支持し、さらに本体と嵌着ブロックとの間に弾性部材を設置して、本体に対して嵌着ブロックを開閉動作可能に支持させており、構造が複雑であるという問題があった。
【0008】
したがって、簡単な構造で、六角部材への取り付けが容易であり、六角部材の六面(六角)全てを支持して回転させることが可能な工具を得るという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、六角ボルトの頭部または六角ナットの六角部材に係合させ回転させるメガネレンチであって、連結部によって接続される一対の第1部材と第2部材とで構成され、該第1部材と該第2部材とは、該連結部より後端側にハンドルを備え、該連結部より先端側に該六角部材に係合する係合部を備え、該第1部材と該第2部材とを該連結部で接続させ該第1部材の該係合部と該第2部材の該係合部とを連結させ該六角部材の全六面に係合する係合穴を形成し、該六角部材を該係合穴で囲った状態で該係合穴の中心を中心に該ハンドルを回転させることにより該六角部材を回転させる。
【0010】
好ましい一形態として、該第1部材と該第2部材とは、該連結部を支点に回動可能に構成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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