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公開番号
2024165122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081005
出願日
2023-05-16
発明の名称
定温液体供給装置
出願人
株式会社ディスコ
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B23Q
11/10 20060101AFI20241121BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】消費電力を抑制することができる定温液体供給装置を提供すること。
【解決手段】定温液体供給装置1は、入口4と加工装置100に出口5との間で液体8を循環させる循環経路10と、入口4からの液体8を収容するタンク11と、タンク11の液体8を送出するポンプ13と、液体8の温度を調整する温度調整ユニット15と、液体8の流量を測定する流出量測定部30と、液体8を循環経路10へ循環させるかを制御するソレノイドバルブ17と、コントローラ40とを備え、コントローラ40は、流出量測定部30で測定する流量がゼロであると、加工装置100に液体8を供給する通常モードからソレノイドバルブ17を制御することで液体8を循環経路10で循環させる待機モードへ切り替える第1判定部42を有し、待機モードでは、ポンプ13の送出量を通常モードよりも少なくして、ポンプ13の消費電力を下げる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体供給源からの液体を定温に調整して加工装置へ供給する定温液体供給装置であって、
該液体供給源からの液体を流入させる入口と、
該加工装置に液体を流出させる出口と、
該入口と該出口との間で液体を循環させる循環経路と、
該循環経路に配設され、該入口から流入する液体を収容するタンクと、
該循環経路において該タンクに隣接して配設され、該タンクの液体を送出するポンプと、
該循環経路に配設され、液体の温度を調整する温度調整ユニットと、
該出口から液体が流出する流出量を測定する流出量測定部と、
該循環経路に配設され、液体を該循環経路へ循環させるかを制御する開閉弁と、
少なくとも該ポンプと該温度調整ユニットとを制御するコントローラと、を備え、
該コントローラは、
該流出量測定部で測定する流出量がゼロであると判定した際、該加工装置に液体を供給する通常モードから、該開閉弁を制御することで液体を該循環経路で循環させる待機モードへ切り替えることを判定する第1判定部を有し、
該待機モードでは、該ポンプの送出量を該通常モードよりも少なくして、該ポンプの消費電力を下げることを特徴とする定温液体供給装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
該コントローラは、
該待機モードでは、該温度調整ユニットの稼動を停止することで、該温度調整ユニットの消費電力を下げることを特徴とする請求項1に記載の定温液体供給装置。
【請求項3】
該コントローラは、タイマーを有し、
該第1判定部は、該流出量測定部で測定する流出量がゼロである継続時間を該タイマーによって測定して該継続時間があらかじめ定められた所定の時間を超えた際、流出量がゼロであると判定して該通常モードから該待機モードへ切り替えることを判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定温液体供給装置。
【請求項4】
該温度調整ユニットの下流に配設され、液体の温度を測定する温度計をさらに備え、
該コントローラは、
該待機モード中に、該温度計で測定した温度があらかじめ定められた所定の閾値を超えた際、該ポンプの送出量を該通常モードの送出量とし、該温度調整ユニットを稼働することを判定する第2判定部を有することを特徴とする請求項2に記載の定温液体供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体供給源からの液体を定温に調整して加工装置へ供給する定温液体供給装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に研削装置や切削装置等の加工装置では、加工水やスピンドルの冷却水等の水温が一定温度に管理されている。一定温度の加工水や冷却水の供給によって、機械部品の熱膨張及び熱収縮による加工精度の悪化や、スピンドルのかじり等のように部品同士の接触によって装置自体を損傷させることを防止している。
【0003】
従来、加工装置に供給される水を一定温度に保つ定温水供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1等に示された定温水供給装置は、工場設備等から供給される水をタンクに貯水し、タンク内の水をポンプで加工装置に送水する流路の途中で温度調整手段によって一定温度に調整して加工装置に水を供給する。また、加工装置側で必要な水の量を適切に供給するため、定温水供給装置の流路を内部で循環できるように配管しておき、循環配管内の水を一定温度に調整する。そして、加工装置側で必要な水の量を循環配管から供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-051716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1等に示された定温水供給装置は、加工装置が使用されていない時間においてもいつでも一定温度の水が供給できるように、循環配管内の水を一定温度に保ちつつ循環し続けている。このため、特許文献1等に示された定温水供給装置は、ポンプや温度調整手段の稼動によって定温水供給装置の消費電力が高くなるという問題がある。
【0007】
そのため、水を定温に調整して加工装置へ供給する定温水供給装置において、加工装置の稼動が停止している際には、定温水供給装置の消費電力を抑えるべきという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、消費電力を抑制することができる定温液体供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の定温液体供給装置は、液体供給源からの液体を定温に調整して加工装置へ供給する定温液体供給装置であって、該液体供給源からの液体を流入させる入口と、該加工装置に液体を流出させる出口と、該入口と該出口との間で液体を循環させる循環経路と、該循環経路に配設され、該入口から流入する液体を収容するタンクと、該循環経路において該タンクに隣接して配設され、該タンクの液体を送出するポンプと、該循環経路に配設され、液体の温度を調整する温度調整ユニットと、該出口から液体が流出する流出量を測定する流出量測定部と、該循環経路に配設され、液体を該循環経路へ循環させるかを制御する開閉弁と、少なくとも該ポンプと該温度調整ユニットとを制御するコントローラと、を備え、該コントローラは、該流出量測定部で測定する流出量がゼロであると判定した際、該加工装置に液体を供給する通常モードから、該開閉弁を制御することで液体を該循環経路で循環させる待機モードへ切り替えることを判定する第1判定部を有し、該待機モードでは、該ポンプの送出量を該通常モードよりも少なくして、該ポンプの消費電力を下げることを特徴とする。
【0010】
前記定温液体供給装置において、該コントローラは、該待機モードでは、該温度調整ユニットの稼動を停止することで、該温度調整ユニットの消費電力を下げても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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