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公開番号
2024132411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043161
出願日
2023-03-17
発明の名称
ねじ締め機
出願人
日東精工株式会社
代理人
主分類
B23P
19/06 20060101AFI20240920BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ドライバビットを容易に着脱可能なねじ締め機を提供する。
【解決手段】
ワークWに螺入されるねじSと篏合可能なドライバビット18を回転駆動させる回転駆動源13と、前記回転駆動源13を支持するとともに前記ドライバビット18と平行に伸びるガイドロッド21が固定されたモータ台11と、前記ガイドロッド21に沿って摺動自在に構成された摺動台21と、前記摺動台21に固定されるとともに前記ドライバビット18の先端部を収容可能に構成されたスクリューガイド23を有し、前記回転駆動源13とドライバビット18との間には、ドライバビット18を着脱自在に保持する保持軸14が設けられ、前記保持軸14は、ドライバビット18との接続部分がモータ台11と摺動台21との間に位置するとともに、外部に露出していることを特徴とするねじ締め機による。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークに螺入されるねじと篏合可能なドライバビットを回転駆動させる回転駆動源と、
前記回転駆動源を支持するとともに前記ドライバビットと平行に伸びるガイドロッドが固定されたモータ台と、
前記ガイドロッドに沿って摺動自在に構成された摺動台と、
前記摺動台に固定されるとともに前記ドライバビットの先端部を収容可能に構成されたスクリューガイドを有するねじ締め機において、
前記回転駆動源とドライバビットとの間には、ドライバビットを着脱自在に保持する保持軸が設けられ、
前記保持軸は、ドライバビットとの接続部分がモータ台と摺動台との間に位置するとともに、外部に露出していることを特徴とするねじ締め機。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記スクリューガイドには、負圧発生手段が連続していることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機
【請求項3】
前記スクリューガイドに対する前記ドライバビットの相対位置を検出可能な検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
【請求項4】
前記モータ台と前記摺動台との間には、摺動台をモータ台から離反する方向に押圧する押圧ばねが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のねじ締め機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじを締結するねじ締め機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されたねじ締め機のように、回転駆動源の駆動を受けて回転可能に構成されたドライバビットと前記ドライバビットを収容するスクリューガイドを備え、前記スクリューガイドには、負圧発生手段が接続されているものが知られている。このようなねじ締め機は、前記負圧発生手段が駆動することにより、スクリューガイドの下端開口部にねじを吸着保持できるため、ねじを所定の締結位置まで搬送できる等の利点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平03-117569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のねじ締め機は、スクリューガイドがドライバビットの全体を収容する構造であった。そのため、ドライバビットを交換する際、毎度スクリューガイドも取り外す必要があり、交換時間が長くなる等の問題を有していた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、ドライバビットを短時間で交換可能なねじ締め機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、ワークに螺入されるねじと篏合可能なドライバビットを回転駆動させる回転駆動源と、前記回転駆動源を支持するとともに前記ドライバビットと平行に伸びるガイドロッドが固定されたモータ台と、前記ガイドロッドに沿って摺動自在に構成された摺動台と、前記摺動台に固定されるとともに前記ドライバビットの先端部を収容可能に構成されたスクリューガイドを有するねじ締め機において、前記回転駆動源とドライバビットとの間には、ドライバビットを着脱自在に保持する保持軸が設けられ、前記保持軸は、ドライバビットとの接続部分がモータ台と摺動台との間に位置するとともに、外部に露出していることを特徴とする。なお、前記スクリューガイドには、負圧発生手段が連続していることが好ましい。また、前記スクリューガイドに対する前記ドライバビットの相対位置を検出可能な検出手段を備えることが好ましい。さらに、前記モータ台と前記摺動台との間には、摺動台をモータ台から離反する方向に押圧する押圧ばねが設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明のねじ締め機によれば、保持軸とドライバビットとの接続部分が露出しているため、スクリューガイドを外すことなくドライバビットを容易に交換できる。結果、ドライバビットの交換時間が短縮化され、作業者の負担が低減する等の利点を有する。なお、スクリューガイドに負圧発生手段が連続しているため、ねじを吸着保持できる等の利点も有する。また、検出手段がスクリューガイドに対するドライバビットの相対位置を検出することにより、ワークWの上面に対するねじの頭部高さを算出できるため、締結完了時、ねじがワークに着座しているか高精度に確認可能等の利点も有する。さらに、スクリューガイドが押圧ばねによって付勢されているため、ねじ締め機より下方に締結箇所が位置する下締め以外においてもスクリューガイドが自重により摺動することなくねじを締結可能等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るねじ締め機の構造を示す正面図である。
本発明に係るねじ締め機の構造を示す側面図である。
本発明に係るねじ締め機の構造を示す断面側面図である。
図3の状態から次の状態に移行した状態を示す断面側面図である。
本発明に係るねじ締め機の構造を示す要部拡大一部断面側面図であり、(a)は図3のA部を拡大図であり、(b)は(a)状態から次の状態に移行した状態を示す拡大図である。
本発明に係るねじ締め機の他の実施形態の構造を示す断面側面図である。
図6の状態から次の状態に移行した状態を示す断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1ないし図4において10は、ねじSをワークWに締め付けるねじ締め機である。このねじ締め機10は、図2に示すようにモータ台11を有しており、このモータ台11上には、中空筒状のハウジング12が載置されている。このハウジング12上には、回転駆動源の一例であるACサーボモータ13(以下、締結モータ13という)が配置されており、この締結モータ13は、その出力軸が下方を向き、前記ハウジング12内に挿通されるよう設置されている。この締結モータ13の出力軸には、一体に回転可能な保持軸14が連結されおり、この保持軸14は、前記前記ハウジング12より長く、当該ハウジング12を回転自在に貫通して下方に突出する長さに設定されている。
【0010】
前記保持軸14は、その下部に連結部141が形成されており、この連結部141の下面には、六角柱形状に構成された有底の保持孔142が形成されている。この保持孔142には、径方向に貫通する封入孔143が形成されているとともに、前記封入孔143の内部には、鋼球15が封入されており、封入孔143は、当該鋼球15が保持孔142の内周側に脱落しないようその内周側の開口部が当該鋼球15の直径より若干小さい径に構成されている。一方、鋼球15の直径は、封入孔143の長さ寸法より大きく構成されており、鋼球15は、封入孔143の外周側の開口部あるいは、内周側の開口部の何れか一方から常時はみ出るように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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