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公開番号
2024136414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047525
出願日
2023-03-24
発明の名称
クーラントタンク
出願人
光精工株式会社
代理人
個人
主分類
B23Q
11/00 20060101AFI20240927BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】スラッジの堆積量を減少させ得るとともに小型化を可能にするクーラントタンクを提供する。
【解決手段】クーラントタンクは、タンクユニット20、循環ポンプ30および供給ポンプ40を備え、比較的クリーンなクーラント液Ceを加工機Mに送る。タンクユニット20のタンク21ではクーラント液Cの渦流が発生するため、タンク21内にスラッジの沈殿や堆積が生じにくくなる。また循環ポンプ30および供給ポンプ40は、いずれもタンク21内のほぼ中央部に設けられることから、タンク21の中央部に無駄なスペースができない。さらにタンク21のほかにクリーンタンクを設ける必要もない。そのため、クーラント清浄システム10では、このようなクーラントタンクを用いることにより、二槽式ではなく一槽式のクーラント清浄システム10を構成することが可能になる。したがって、スラッジの堆積量を減少させ、かつ、小型化にすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スラッジが混入したダーティなクーラント液を清浄するクーラント清浄システムであり前記スラッジの混入量が少ないクリーンなクーラント液を分離する分離装置を有するシステム、に用いられるクーラントタンクであって、
前記ダーティなクーラント液が外部から流入するタンク本体と、
前記タンク本体内のほぼ中央部に設けられ前記タンク本体内のクーラント液を吸引して前記分離装置に圧送し前記クリーンなクーラント液を前記タンク本体の内周縁部に戻して前記タンク本体内に渦流を発生させる第1ポンプと、
前記タンク本体内のほぼ中央部に設けられ前記渦流の渦中心に流れる前記スラッジの混入量が前記ダーティなクーラント液よりも少ない比較的クリーンなクーラント液を吸引して前記外部に送る第2ポンプと、
を備える、ことを特徴とするクーラントタンク。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記第2ポンプの吸引口は、前記第1ポンプの吸引口よりも前記タンク本体の底面の反対側に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載のクーラントタンク。
【請求項3】
前記第2ポンプの吸引口は、前記第1ポンプの吸引口よりも前記タンク本体の底面の側に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載のクーラントタンク。
【請求項4】
前記タンク本体は、前記タンク本体の底面に対する垂直方向視による外観形状が矩形である、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のクーラントタンク。
【請求項5】
前記タンク本体は、前記垂直方向視による内側四隅をそれぞれ覆う曲面部を有する、ことを特徴とする請求項4に記載のクーラントタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラッジが混入したクーラント液を清浄するクーラント清浄システムに用いられるクーラントタンクに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
スラッジが混入したクーラント液を清浄するクーラント清浄システムとして、例えば、下記の特許文献1に開示される「クーラント清浄装置」がある。この装置では、円形状を有するクーラントタンク内においてスラッジが混入したクーラント液に渦流を発生させ得るように構成するとともにクーラントタンクの中央にジェットポンプを配置する。これにより、クーラントタンクの中央の底面にスラッジを集積させて、その集積したスラッジをジェットポンプでタンク外の磁気分離器に圧送した後、当該クーラントタンクに戻すことでクーラント液の清浄を可能にしている。
【0003】
また、このようなクーラント清浄システムには、下記特許文献2に開示される「クーラント再生システム」もある。このシステムでは、クーラントタンク内にスラッジが混入したクーラント液を流す環状流路を設けるとともに流路の途中にクーラント液を吸引するポンプを配置する。これにより、スラッジが混入したクーラント液は、環状流路で旋回流として流れている状態でクーラントタンクに貯留されるため、スラッジがタンクの底に沈殿しにくくなる。また、ポンプで吸引されたクーラント液は、タンク外の濾過機に送られてスラッジが分離され除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-40936号公報
特開2010-214487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のクーラント清浄装置では、タンク外の磁気分離器に圧送されたクーラント液は、クーラントタンクに戻された後、当該クーラントタンクの外周面に併設された別のクリーンタンクを介してクリーンポンプに吸引されて工作機械等に供給される。そのため、このクーラント清浄装置は、クーラントタンクに加えてクリーンタンクを必要とすることから、二槽式になってしまい、装置の全体形状が大型になるという問題がある。
【0006】
また、上記特許文献2のクーラント再生システムは、クーラントタンク内に環状流路を形成するため、その中央の環内に無駄なスペースが生じてしまう。また流路中には、クーラント液を吸引するポンプが存在することから、ポンプの存在が環状流路内を流れるクーラント液の流れを妨げてその付近にスラッジが堆積し得る。つまり、このシステムは、クーラントタンクの中央以外にポンプを配置したことに起因し、中央に無駄なスペースが生じることに加えてクーラント流の障害やスラッジの堆積が発生し得るという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、スラッジの堆積量を減少させ得るとともに小型化を可能にするクーラントタンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載された請求項1の技術的手段を採用する。この手段によると、クーラントタンクは、タンク本体、第1ポンプおよび第2ポンプを備え、スラッジが混入したダーティなクーラント液を清浄するクーラント清浄システムに用いられる。このシステムは、スラッジの混入量が少ないクリーンなクーラント液を分離する分離装置を有する。クーラントタンクの第1ポンプは、外部からダーティなクーラント液が流入するタンク本体内のほぼ中央部に設けられ、タンク本体内のクーラント液を吸引して分離装置に圧送しクリーンなクーラント液をタンク本体の内周縁部に戻してタンク本体内に渦流を発生させる。第2ポンプは、タンク本体内のほぼ中央部に設けられ渦流の渦中心に流れるスラッジの混入量がダーティなクーラント液よりも少ない比較的クリーンなクーラント液を吸引して外部に送る。
【0009】
これにより、スラッジの混入量が少ない比較的クリーンなクーラント液を外部(例えば、クーラント液を必要としている加工機等)に送ることが可能になる。また、タンク本体内では、クーラント液の渦流が発生するため、スラッジの沈殿や堆積が生じにくくなる。また、第1ポンプおよび第2ポンプは、いずれもタンク本体内のほぼ中央部に設けられることから、上記特許文献2のクーラント再生システムで生じたような無駄なスペースができない。さらに、タンク本体のほかにクリーンタンクを設ける必要もないため、このようなクーラントタンクを用いることで、上記特許文献1のクーラント清浄装置のような二槽式ではなく、一槽式の清浄装置や清浄システムを構成することが可能になる。
【0010】
また、特許請求の範囲に記載された請求項2の技術的手段を採用する。この手段によると、第2ポンプの吸引口は、第1ポンプの吸引口よりもタンク本体の底面の反対側に位置する。これにより、クーラント液の渦流によってスラッジがタンク本体のほぼ中央部において底面の側で回流する場合には、ほぼ中央部の底面の側に存在するスラッジは第1ポンプの吸引口を介して吸引されるため、第2ポンプの吸引口の付近ではスラッジが減少する。典型的には、スラッジは、クーラント液に対して比重が大きいためクーラント液中では沈むことから、クーラント液の比重に対してスラッジの比重が十分に大きい(重い)ときには、このようにスラッジが底面の側で回流し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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