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公開番号2024132416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043166
出願日2023-03-17
発明の名称ねじ締め機
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類B23P 19/06 20060101AFI20240920BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ワッシャが移動時にずれないねじ締め機を提供する。
【解決手段】
本発明は、非円形形状のワッシャS1を有するねじSを締結するねじ締め機において、前記ねじSの頭部と嵌合可能なドライバビット33と、前記ドライバビット33を内包するスクリューガイド35と、前記ドライバビット33を回転駆動させる回転駆動源32を備え、前記スクリューガイド35の下端には、前記ワッシャS1と嵌合可能な保持部材38が装着されていることを特徴とするねじ締め機10による。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ワッシャを有するねじを締結するねじ締め機において、
前記ねじの頭部と嵌合可能なドライバビットと、前記ドライバビットを内包するスクリューガイドと、前記ドライバビットを回転駆動させる回転駆動源を備え、
前記スクリューガイドの下端には、前記ワッシャの回転を規制する保持部材が装着されていることを特徴とするねじ締め機。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ワッシャの外径が非円形形状であり、前記保持部材は、ワッシャと嵌合するよう構成されていること特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
【請求項3】
前記保持部材は、割り締め部材によって固定されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
【請求項4】
前記保持部材には、前記ねじの頭部を収容可能な頭部収容孔および前記ねじのワッシャと嵌合可能な嵌合凹部が形成され、
頭部収容穴には、負圧発生手段が連続していることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじを締結するねじ締め機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子ねじ等の非円形形状のワッシャを有するねじを締結するねじ締め機として、特許文献1に開示されたねじ締め機が知られている。このねじ締め機は、ねじの頭部と嵌合可能なドライバビットと、このドライバビットを内包するように配置されたスクリューガイドを備えている。このねじ締め機は、スクリューガイドに負圧発生手段が接続されており、この負圧発生手段が駆動することにより、スクリューガイドの下端開口部にねじを吸着保持可能であった。また、スクリューガイドは、ねじを吸着した際、その下端面にワッシャを当接させた状態で保持することが可能でねじをワークまで搬送して締結することが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2823651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のねじ締め機は、ねじのワッシャがスクリューガイドの下端面に当接しているものの、ワッシャがスクリューガイドに対して規制されておらず、回転可能かつ移動可能な構造であった。そのため、平坦面にねじを締結する際、回転するねじの頭部や軸部とワッシャとの間で生じる摩擦により、ワッシャが回転する等の問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、締結箇所に関係なくワッシャが回転しないねじ締め機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、ワッシャを有するねじを締結するねじ締め機において、前記ねじの頭部と嵌合可能なドライバビットと、前記ドライバビットを内包するスクリューガイドと、前記ドライバビットを回転駆動させる回転駆動源を備え、前記スクリューガイドの下端には、前記ワッシャの回転を規制する保持部材が装着されていることを特徴とする。なお、前記ワッシャの外径が非円形形状であり、前記保持部材は、ワッシャと嵌合するよう構成されていることが好ましい。また、前記保持部材は、割り締め部材によって固定されていることが好ましい。さらに、前記保持部材には、前記ねじの頭部を収容可能な頭部収容孔および前記ねじのワッシャと嵌合可能な嵌合凹部が形成され、頭部収容穴には、負圧発生手段が連続していることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明のねじ締め機によれば、保持部材がワッシャの回転を規制するため、締結箇所に関係なくワッシャを向きに揃えて締結可能等の利点がある。なお、保持部材が嵌合可能なワッシャに嵌合することにより、保持部材にねじが保持された後に当該ねじのワッシャがずれ動くことが防止できる等の利点もある。また、前記保持部材は、割り締め部材によって固定されているため、保持部材の向きを変更してもスクリューガイドに対する保持部材の高さが変更されず、なおかつ何れの向きを変更しても保持部材の固定が緩まない。このため、ワッシャを任意の向きで締結可能等の利点もある。さらに、前記保持部材には、負圧発生手段に連続する頭部収容孔および嵌合凹部が形成されているため、ねじを吸着保持できるとともに搬送途中でワッシャが位置ずれすることがない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るねじ締め機の構造を示す側面図である。
本発明に係るねじ締め機の構造を示す要部拡大側面図であり、(a)は図1のA部拡大図であり、(b)は図1のA部拡大断面図である。
本発明に係るねじ締め機の動作を示す要部拡大側面図であり、(c)は図2の(a)の状態から次の状態に移行した状態を示すA部拡大図であり、(d)は(c)の状態から次の状態に移行した状態を示すA部拡大図である。
本発明に係るねじ締め機の動作を示す要部拡大平面図であり、(e)は分離機構の構造を示す一部断面平面図であり、(f)は(e)の状態から次の状態に移行した状態を示す一部断面平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1ないし図4において10は、ねじSをワーク(図示せず)に締め付けるねじ締め機10である。このねじ締め機10は、昇降制御ユニット20と、この昇降制御ユニット20の駆動を受けて昇降するドライバユニット30と、このドライバユニット30にねじSを供給する供給ユニット40を備え、これらは、制御ユニット(図示せず)にその駆動が制御されている。なお、前記ねじSは、脚部に平面視四角形状のワッシャS1が装着された端子ねじであり、前記ワッシャS1には、屈曲部が上方に突き出すよう構成された側面視への字形状に構成されている。
【0010】
前記昇降制御ユニット20は、図1に示すように鉛直方向に延びる固定プレート21を備えており、この固定プレート21の上下端部には、水平方向に延びる上板22および下板23が一体に固定されている。この上板22および下板23の間には、固定プレート21と平行に延びるガイドロッド24が設けられており、このガイドロッド24には、ドライバ台25が昇降自在に装着されている。また、前記上板22には、昇降駆動源の一例であるACサーボモータ26(以下、昇降モータ26という)が載置されており、この昇降モータ26の出力軸には、ボールねじ27が一体に回転可能に連結されている。このボールねじ27は、前記上板22および下板23の間に設けられており、このボールねじ27には、その回転によって昇降可能な前記ドライバ台25が連結されている。このドライバ台25には、前記ドライバユニット30が連結されている。このため、昇降モータ26の回転駆動により、前記ドライバ台25およびこれに連結されるドライバユニット30が昇降する。
(【0011】以降は省略されています)

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