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公開番号
2024173088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091220
出願日
2023-06-01
発明の名称
浮体
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63H
21/38 20060101AFI20241205BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】天然ガスを燃料として用いた場合において、エンジンを安定して動作させること。
【解決手段】浮体は、浮体本体と、浮体本体に設けられたオットーサイクルエンジンと、浮体本体に設けられて、天然ガスを貯留可能な天然ガスタンクと、天然ガスタンクから天然ガスをオットーサイクルエンジンに供給する燃料供給ラインと、浮体本体に設けられ、オットーサイクルエンジンに供給する天然ガスに二酸化炭素と窒素との少なくとも一方を供給するメタン価改善部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
浮体本体と、
前記浮体本体に設けられたオットーサイクルエンジンと、
前記浮体本体に設けられて、天然ガスを貯留可能な天然ガスタンクと、
前記天然ガスタンクから前記天然ガスを前記オットーサイクルエンジンに供給する燃料供給ラインと、
前記浮体本体に設けられ、前記オットーサイクルエンジンに供給する前記天然ガスに二酸化炭素と窒素との少なくとも一方を供給するメタン価改善部と、を備える
浮体。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記浮体本体に設けられ、燃料を燃焼させる燃焼装置と、
前記浮体本体に設けられて、前記燃焼装置の排ガス中の二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収部と、をさらに備え、
前記メタン価改善部は、前記二酸化炭素回収部で回収された前記二酸化炭素を供給する
請求項1に記載の浮体。
【請求項3】
前記メタン価改善部は、前記オットーサイクルエンジンの負荷が、所定の基準負荷以上となった場合に、二酸化炭素ガスと窒素ガスとの少なくとも一方を供給する
請求項1に記載の浮体。
【請求項4】
前記メタン価改善部は、前記天然ガスタンクから前記オットーサイクルエンジンに供給される前記天然ガスのメタン価が、定められた基準メタン価未満である場合に、二酸化炭素ガスと窒素ガスとの少なくとも一方を供給する
請求項1に記載の浮体。
【請求項5】
前記オットーサイクルエンジンは、発電機用エンジンである
請求項1に記載の浮体。
【請求項6】
前記浮体本体が、船体であり、
前記オットーサイクルエンジンは、前記船体を推進させるための駆動力を発生させる主機である
請求項1又は2に記載の浮体。
【請求項7】
前記メタン価改善部は、二酸化炭素を貯留可能な二酸化炭素タンクを備える
請求項1又は2に記載の浮体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、浮体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化天然ガスを燃料として用いる内燃機関を備えた浮体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-147221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、液化天然ガスを燃料とする内燃機関(エンジン)が、オットーサイクルエンジンである場合、液化天然ガスのメタン価が低いと、負荷が高くなったときに、ノッキング、失火といった現象が生じやすくなる。このため、液化天然ガスを燃料として用いた場合において、エンジンを安定して動作させることが望まれている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、液化天然ガスを燃料として用いた場合において、エンジンを安定して動作させることができる浮体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る浮体は、浮体本体と、オットーサイクルエンジンと、液化天然ガスタンクと、燃料供給ラインと、メタン価改善部と、を備えている。前記オットーサイクルエンジンは、前記浮体本体に設けられている。前記液化天然ガスタンクは、前記浮体本体に設けられて、液化天然ガスを貯留可能である。前記燃料供給ラインは、前記液化天然ガスタンクから前記液化天然ガスを前記オットーサイクルエンジンに供給する。前記メタン価改善部は、前記浮体本体に設けられている。前記メタン価改善部は、前記オットーサイクルエンジンに供給する前記液化天然ガスに二酸化炭素と窒素との少なくとも一方を供給する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の浮体によれば、液化天然ガスを燃料として用いた場合において、エンジンを安定して動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る浮体を備えた浮体の側面図である。
本開示の第一実施形態における、オットーサイクルエンジンに供給する液化天然ガスに二酸化炭素を混合させるための構成を示すブロック図である。
オットーサイクルエンジンにおける、空気と燃料ガス(液化天然ガス)との混合比である空燃比と、エンジンの負荷と、ノッキング、及び早期失火が生じる領域との相関を示す図である。
本開示の第二実施形態における、オットーサイクルエンジンに供給する液化天然ガスに二酸化炭素を混合させるための構成を示すブロック図である。
本開示の実施形態の第一変形例における、オットーサイクルエンジンに供給する液化天然ガスに二酸化炭素を混合させるための構成を示すブロック図である。
本開示の実施形態の第二変形例における、オットーサイクルエンジンに供給する液化天然ガスに二酸化炭素を混合させるための構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
以下、本開示の実施形態に係る浮体について、図1~図6を参照して説明する。
(浮体の構成)
図1に示すように、本開示の実施形態の浮体1は、浮体本体2と、上部構造6と、主機7と、発電機用エンジン8と、液化天然ガスタンク10と、メタン価改善部20Aと、を少なくとも備えている。なお、この実施形態の浮体1は、主機等により航行可能な船舶を一例として説明する。浮体1の船種は、特定の船種に限られない。浮体1の船種としては、バルク船、自動車運搬船(PCTC:Pure Car and Truck Carrier)、液化ガス運搬船、フェリー、RORO船、客船等を例示できる。この実施形態では浮体1が船舶である場合について説明するが、浮体1は船舶に限られず、主機等による航行が不能なFSU(Floating Storage Unit)、FSRU(Floating Storage and Regasification Unit)等であってもよい。
【0010】
浮体本体2は、船体であり、その外殻をなす一対の舷側3A、3Bと、船底4と、上甲板5と、を有している。舷側3A、3Bは、左右舷側をそれぞれ形成する一対の舷側外板を備えている。船底4は、これら舷側3A、3Bを接続する船底外板を備えている。これら一対の舷側3A、3B及び船底4により、浮体本体2の外殻は、船首尾方向FAと垂直な断面においてU字状を成している。この実施形態で例示する上甲板5は、外部に露出する全通甲板である。浮体本体2には、例えば船尾2b側の上甲板5上に、居住区を有する上部構造6が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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