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公開番号
2025037623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144666
出願日
2023-09-06
発明の名称
二酸化炭素回収システム、船舶、及び二酸化炭素回収方法
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
25/16 20060101AFI20250311BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】貯留部から払い出された液化二酸化炭素を、より高い精度で計量する。
【解決手段】二酸化炭素回収システムは、二酸化炭素含有ガスから気体の二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収部と、前記二酸化炭素回収部により回収された気体の二酸化炭素を液化する液化部と、前記液化部により液化された液化二酸化炭素を貯留可能な複数の貯留部と、複数の前記貯留部のうちの一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに前記液化部で液化された液化二酸化炭素を、複数の前記貯留部のうち、液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に送り込む切替部と、前記貯留部から払い出される液化二酸化炭素を計量する計量部と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化炭素含有ガスから気体の二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収部と、
前記二酸化炭素回収部により回収された気体の二酸化炭素を液化する液化部と、
前記液化部により液化された液化二酸化炭素を貯留可能な複数の貯留部と、
複数の前記貯留部のうちの一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに前記液化部で液化された液化二酸化炭素を、複数の前記貯留部のうち、液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に送り込む切替部と、
前記貯留部から払い出される液化二酸化炭素を計量する計量部と、
を備える二酸化炭素回収システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に貯留された液化二酸化炭素を、一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に計量する
請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項3】
前記計量部は、
一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に貯留された液化二酸化炭素と、
一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に、前記液化部により液化されて複数の前記貯留部のうちの何れかに送り込まれた液化二酸化炭素と、を合わせて次回の払い出し時に計量する
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項4】
他の前記貯留部は、バッファータンクであり、
一部の前記貯留部は、液化二酸化炭素を払い出していないときに前記液化部により液化された液化二酸化炭素が送り込まれる回収タンクであり、
前記バッファータンクは、前記液化部から前記回収タンクに液化二酸化炭素に送り込む移送配管系統の途中に設けられ、
前記切替部は、前記回収タンクへの前記移送配管系統による液化二酸化炭素の送り込みを断続可能とされている
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項5】
複数の前記貯留部は、中空のタンク内を複数に区画することで形成されている
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項6】
前記計量部は、
前記貯留部内の液面レベルを検出するレベル計と、
前記貯留部内の温度を検出する温度計と、
前記貯留部内の圧力を検出する圧力計と、を備え、
前記計量部は、
前記レベル計と、前記温度計と、前記圧力計と、の検出結果に基づいて、前記貯留部に貯留されている液化二酸化炭素の質量を取得する
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項7】
前記貯留部から払い出される液化二酸化炭素の純度を検出する純度検出計を更に備え、
前記計量部は、前記純度検出計で検出された液化二酸化炭素の純度に基づいて、前記貯留部から払い出された液化二酸化炭素の質量を補正する
請求項6に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項8】
燃料を燃焼する燃焼装置と、
前記燃焼装置による燃料の消費量を検出可能な燃料計と、を更に備え、
前記計量部は、
前記燃料計で検出された燃料の消費量に基づいて、前記燃焼装置から排出される二酸化炭素量を取得し、
前記燃焼装置から排出される二酸化炭素量の取得結果と、前記貯留部から払い出された液化二酸化炭素の計量結果と、に基づいて、温室効果ガスの削減率を算出する
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項9】
船体と、
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収システムと、を備える
船舶。
【請求項10】
液化二酸化炭素を貯留可能な複数の貯留部のうち一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに、液化二酸化炭素を貯留可能な複数の前記貯留部のうち液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に液化二酸化炭素を送り込む工程と、
一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に、液化二酸化炭素を複数の前記貯留部のうちの何れかに送り込む工程と、
一部の前記貯留部から液化二酸化炭素を払い出しているときに他の前記貯留部に送り込まれた液化二酸化炭素を、前記一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に計量する工程と、を含む
二酸化炭素回収方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二酸化炭素回収システム、船舶、及び二酸化炭素回収方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化二酸化炭素(LCD)を貯蔵するタンク(LCD容器)と、容器から液化二酸化炭素を払い出すポンプ(カーゴ排出ポンプ、ブースターポンプ)と、を備えた船舶(液化二酸化炭素輸送船)が開示されている。このような船舶では、目的地に到着した後、タンク内の液化二酸化炭素をポンプにより払い出すことで、液化二酸化炭素を荷揚げしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-266068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、船舶等にあっては、温室効果ガスの排出量を削減するために、例えば、燃料を燃焼させる際に生じる排ガスから二酸化炭素を回収することがある。このように排ガスから回収された気体の二酸化炭素は、貯蔵スペースの観点から液化されてタンクに貯蔵される場合がある。
一般に、タンクからの液化ガスの荷揚げ量の計測は、タンク内の液面レベルを計測するレベルゲージにより行っている。しかしながら、上記のような船舶等においては、タンク内の液化二酸化炭素を荷揚げしている最中も、排ガスからの二酸化炭素回収が行われてタンク内に液化二酸化炭素が流入することがある。このため、タンクから払い出される液化二酸化炭素を高精度で計量することが困難になっている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、貯留部から払い出された液化二酸化炭素を、より高い精度で計量することができる二酸化炭素回収システム、船舶、及び二酸化炭素回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る二酸化炭素回収システムは、二酸化炭素回収部と、液化部と、複数の貯留部と、切替部と、計量部と、を備えている。前記二酸化炭素回収部は、二酸化炭素含有ガスから気体の二酸化炭素を回収する。前記液化部は、前記二酸化炭素回収部により回収された気体の二酸化炭素を液化する。複数の前記貯留部は、前記液化部により液化された液化二酸化炭素を貯留可能である。前記切替部は、複数の前記貯留部のうちの一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに前記液化部で液化された液化二酸化炭素を、複数の前記貯留部のうち、液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に送り込む。前記計量部は、前記貯留部から払い出される液化二酸化炭素を計量する。
【0007】
本開示に係る船舶は、船体と、上記したような二酸化炭素計量システムと、を備えている。
【0008】
本開示に係る二酸化炭素回収方法は、液化二酸化炭素を貯留可能な複数の貯留部のうち一部の前記貯留部が液化二酸化炭素を払い出しているときに、液化二酸化炭素を貯留可能な複数の前記貯留部のうち液化二酸化炭素を払い出していない他の前記貯留部に液化二酸化炭素を送り込む工程と、一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に、液化二酸化炭素を複数の前記貯留部のうちの何れかに送り込む工程と、一部の前記貯留部から液化二酸化炭素を払い出しているときに他の前記貯留部に送り込まれた液化二酸化炭素を、前記一部の前記貯留部からの液化二酸化炭素の払い出しを停止した後に計量する工程と、を含んでいる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の二酸化炭素回収システム、船舶、及び二酸化炭素回収方法によれば、貯留部から払い出された液化二酸化炭素を、より高い精度で計量することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の第一実施形態に係る二酸化炭素計量システムの構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る二酸化炭素計量システムにおいて、回収タンクが液化二酸化炭素を払い出している状態を示す図である。
本開示の実施形態に係る船舶に設けられた演算装置のハードウェア構成を示す図である。
本開示の実施形態に係る船舶に設けられた演算装置の機能ブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る二酸化炭素計量方法の手順を示すフローチャートである。
本開示の第二実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の第二実施形態に係る二酸化炭素計量システムの構成を示す図である。
本開示の第二実施形態に係る二酸化炭素計量システムにおいて、第一の回収タンクが液化二酸化炭素を払い出している状態を示す図である。
本開示の第二実施形態に係る二酸化炭素計量システムにおいて、第二の回収タンクが液化二酸化炭素を払い出している状態を示す図である。
本開示の第二実施形態に係る二酸化炭素回収方法の手順を示すフローチャートである。
本開示の第二実施形態に係る二酸化炭素回収方法の手順を示すフローチャートである。
本開示の第二実施形態の変形例に係る二酸化炭素計量システムの構成を示す図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係る二酸化炭素計量システムにおいて、第一の貯留区画が液化二酸化炭素を払い出している状態を示す図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係る二酸化炭素計量システムにおいて、第二の貯留区画が液化二酸化炭素を払い出している状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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