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公開番号
2024172722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090632
出願日
2023-06-01
発明の名称
ポール及びポール装置
出願人
未来工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
12/00 20060101AFI20241205BHJP(建築物)
要約
【課題】設置後に機能部材の配置向きを簡単に変更できるポールを提供する。
【解決手段】ポールPは、筒状の壁部2を備え、機能部材及びケーブルが通過する貫通孔6が壁部2に4つ形成されたポール本体1と、壁部2に沿う枠状を成し、ポール本体1に外嵌して取着され、4つの貫通孔6のうちの3つと重合配置されてこれを閉塞する周壁11を備えた取着体10と、からなる。取着体10の周壁11は、更に、4つの貫通孔6のうちの1つと重合配置されて機能部材及びケーブルが通過可能な通過口14を有する。取着体10は、ポール本体1を軸として回動させた異なる4つの向きで取着可能であるとともに、ポール本体1への取着の向きを変更することで、機能部材の取り付けられる通過口14が重合する貫通孔6を変更することができる。これにより、設置後、機能部材の配置向きを変更するときに、ポールPを設置しなおす必要がない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
設置面に立設されて、前記設置面の上方に電気機器や水栓器具などの機能部材が設置されるポールであって、
前記機能部材に接続される配線・配管材が通される中空部を内側に形成する筒状の壁部を備え、前記機能部材が設置される貫通孔が前記壁部に少なくとも2つ形成されたポール本体と、
前記壁部に沿う枠状を成し、前記ポール本体に取着され、前記少なくとも2つのうち一部の貫通孔と重合してこれを閉塞する周壁を備えた取着体と、からなり、
前記周壁は、前記一部の貫通孔を閉塞した状態で、前記少なくとも2つのうち前記一部を除く他の貫通孔と重合配置されて当該他の貫通孔内を通過する前記機能部材及び前記配線・配管材の少なくとも一方が通過する通過口を有し、
前記取着体は、前記ポール本体を軸として回動させた異なる少なくとも2つの向きで取着可能であるとともに、前記ポール本体への取着の向きを変更することで、前記通過口が重合配置される前記貫通孔を変更可能であることを特徴とするポール。
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【請求項2】
前記少なくとも2つの貫通孔は、前記ポール本体の、多角形状の外周面が軸方向に連続する多角柱状を成す箇所に設けられ、
前記壁部の少なくとも2つの面に前記貫通孔がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポール。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記ポール本体の軸方向の同一位置であって、前記壁部の外周方向の異なる位置に複数形成されており、
前記周壁は、前記通過口を1つのみ有し、当該通過口が前記複数のうち1つの貫通孔と重合配置された状態で、残りの前記貫通孔の全てを閉塞することを特徴とする請求項1に記載のポール。
【請求項4】
前記少なくとも2つの貫通孔は、同一形状であり、前記ポール本体の軸方向の同一位置であって、前記壁部の外周方向の異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のポール。
【請求項5】
前記取着体の周壁は、前記ポール本体に外嵌可能であり、かつ、前記ポール本体の上端を挿入可能とすべく少なくとも下端側が開放していることを特徴とする請求項4に記載のポール。
【請求項6】
前記ポール本体に前記取着体が外嵌された状態で、前記ポール本体の壁部及び前記取着体の周壁の互いに重合する箇所に両者を貫通するようにビスが挿通される挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のポール。
【請求項7】
前記ポール本体は、上端が外方に開放し、
前記取着体は、前記周壁の上端側に、前記ポール本体の上端を覆う覆い部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のポール。
【請求項8】
設置面に立設される中空筒状のポール本体と、前記ポール本体に外嵌される周壁を備えた取着体と、からなり、
前記ポール本体は、前記設置面の上方に電気機器や水栓器具などの機能部材を設置すべく、前記機能部材が設置される複数の貫通孔が、軸方向の同一位置であって外周方向の異なる位置に形成され、前記機能部材に接続される配線・配管材が通される中空部を内側に形成する筒状の壁部を備え、
前記取着体は、
前記周壁において前記複数のうち1つの貫通孔と重合する位置のみに、当該1つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる1つの通過口が形成された単口取着体と、
前記周壁において前記複数のうち2つ以上の貫通孔と重合する位置に、当該2つ以上の貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる2つ以上の前記通過口が形成された複口取着体と、の二種類からなり、
前記二種類の取着体を択一的に前記ポール本体に外嵌させることで、前記貫通孔を介した前記ポール本体の内部と外部との連通箇所の数を変更できることを特徴とするポール装置。
【請求項9】
設置面に立設される中空筒状のポール本体と、前記ポール本体に外嵌される周壁を備えた取着体と、からなり、
前記ポール本体は、前記設置面の上方に電気機器や水栓器具などの機能部材を設置すべく、前記機能部材が設置される3つ以上の貫通孔が、軸方向の同一位置であって外周方向の異なる位置に形成され、前記機能部材に接続される配線・配管材が通される中空部を内側に形成する筒状の壁部を備え、
前記取着体は、
前記周壁において前記3つ以上のうち対向配置された2つの貫通孔と重合する位置に、当該2つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる2つの通過口が対向して形成された対向取着体と、
前記周壁において前記3つ以上のうち貫通方向が異なる2つの貫通孔と重合する位置に、当該2つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる前記2つの通過口が交差方向を向くように形成された交差取着体と、の二種類からなり、
前記二種類の取着体を択一的に前記ポール本体に外嵌させることで、前記貫通孔を介した前記ポール本体の内部と外部との2つの連通箇所の配置方向を変更できることを特徴とするポール装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外などの設置面に立設され、設置面の上方に電気器具や水栓器具などの機能部材が設置されるポール及びポール装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
屋外で防水コンセントやインターホンなどの電気器具や水栓器具を設置するためにポールが設置されている。ポールは、下端が土中に埋設され、あるいは地表に露出した状態で設置面に立設されている。この種のポールとして、例えば特許文献1に記載の給電柱が知られている。この給電柱は、下端が土中に埋設された状態で立設され、中空筒状に形成されており、下端側に設けられた長溝の導入孔からケーブル保護管が内部に配管されてケーブル保護管内のケーブルが上端側の機器配置部に配置されるコンセント等の機器に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-205235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、ポールは、設置面に立設する際に、コンセント等の機器などの機能部材の配置向きが決定される。しかし、従来のポールは、一旦設置した後は、機能部材の設置向きを変更することはできず、設置向きを変更するには再度立設しなおす必要があった。ところが、ポールの下端が土中に埋設されて立設されているときは、地面を掘り起こして立設し直さなければならず、大変面倒な作業となっていた。また、ポールを地表に露出した状態で設置面に立設しているときも、設置のためのアンカーボルトを打ち直したりしなければならず、同様に大変面倒な作業を要した。
【0005】
そこで、本発明は、設置後に機能部材の配置向きを簡単に変更できるポール及びポール装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のポールは、設置面に立設されて、前記設置面の上方に電気機器や水栓器具などの機能部材が設置されるものであって、
前記機能部材に接続される配線・配管材が通される中空部を内側に形成する筒状の壁部を備え、前記機能部材が設置される貫通孔が前記壁部に少なくとも2つ形成されたポール本体と、
前記壁部に沿う枠状を成し、前記ポール本体に取着され、前記少なくとも2つのうち一部の貫通孔と重合してこれを閉塞する周壁を備えた取着体と、からなり、
前記周壁は、前記一部の貫通孔を閉塞した状態で、前記少なくとも2つのうち前記一部を除く他の貫通孔と重合配置されて当該他の貫通孔内を通過する前記機能部材及び前記配線・配管材の少なくとも一方が通過する通過口を有し、
前記取着体は、前記ポール本体を軸として回動させた異なる少なくとも2つの向きで取着可能であるとともに、前記ポール本体への取着の向きを変更することで、前記通過口が重合配置される前記貫通孔を変更可能なものである。
【0007】
請求項2のポールは、特に、前記少なくとも2つの貫通孔が、ポール本体の、多角形状の外周面が軸方向に連続する多角柱状を成す箇所に設けられ、壁部の少なくとも2つの面に貫通孔がそれぞれ形成されている。
請求項3のポールは、特に、貫通孔が、ポール本体の軸方向の同一位置であって、壁部の外周方向の異なる位置に複数形成されており、周壁が、通過口を1つのみ有し、当該通過口が複数のうち1つの貫通孔と重合配置された状態で、残りの前記貫通孔の全てを閉塞する。
請求項4のポールは、特に、少なくとも2つの貫通孔が、同一形状であり、ポール本体の軸方向の同一位置であって、壁部の外周方向の異なる位置に形成されている。
【0008】
請求項5のポールは、特に、取着体の周壁が、ポール本体に外嵌可能であり、かつ、ポール本体の上端を挿入可能とすべく少なくとも下端側が開放している。
請求項6のポールは、特に、ポール本体に取着体が外嵌された状態で、ポール本体の壁部及び取着体の周壁の互いに重合する箇所に両者を貫通するようにビスが挿通される挿通孔が形成されている。
請求項7のポールは、特に、ポール本体の上端が外方に開放し、取着体は、周壁の上端側に、ポール本体の上端を覆う覆い部を備えている。
【0009】
請求項8のポール装置は、設置面に立設される中空筒状のポール本体と、前記ポール本体に外嵌される周壁を備えた取着体と、からなり、
前記ポール本体は、前記設置面の上方に電気機器や水栓器具などの機能部材を設置すべく、前記機能部材が設置される複数の貫通孔が、軸方向の同一位置であって外周方向の異なる位置に形成され、前記機能部材に接続される配線・配管材が通される中空部を内側に形成する筒状の壁部を備え、
前記取着体は、
前記周壁において前記複数のうち1つの貫通孔と重合する位置のみに、当該1つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる1つの通過口が形成された単口取着体と、
前記周壁において前記複数のうち2つ以上の貫通孔と重合する位置に、当該2つ以上の貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる2つ以上の前記通過口が形成された複口取着体と、の二種類からなり、
前記二種類の取着体を択一的に前記ポール本体に外嵌させることで、前記貫通孔を介した前記ポール本体の内部と外部との連通箇所の数を変更できるものである。
【0010】
請求項9のポール装置は、請求項8に記載のポール本体と、前記ポール本体に外嵌される周壁を備えた取着体と、からなり、
前記取着体は、
前記周壁において前記3つ以上のうち対向配置された2つの貫通孔と重合する位置に、当該2つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる2つの通過口が対向して形成された対向取着体と、
前記周壁において前記3つ以上のうち貫通方向が異なる2つの貫通孔と重合する位置に、当該2つの貫通孔を介して前記ポール本体の内部と外部とを連通させる前記2つの通過口が交差方向を向くように形成された交差取着体と、の二種類からなり、
前記二種類の取着体を択一的に前記ポール本体に外嵌させることで、前記貫通孔を介した前記ポール本体の内部と外部との2つの連通箇所の配置方向を変更できるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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