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公開番号2024172287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089895
出願日2023-05-31
発明の名称乗物シート用歯車装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F16H 1/28 20060101AFI20241205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 歯車装置において、部品点数の削減及び小型化が可能な歯車装置の一例を開示する。
【解決手段】 歯車装置5は、歯車ケーシング7にウォームホィール12が回転中心軸線方向に変位することを規制する第1規制部71B及び第2規制部72Dが設けられ、当該第1規制部71B及び第2規制部72Dは、ウォームホィール12と滑り接触可能である。これにより、当該歯車装置5では、遊星歯車装置の保持器(「キャリア」ともいう。)に相当する部品が存在しない構成となる。したがって歯車装置5の部品点数削減及び小型化が可能となり得る。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置において、
第1歯車と一体的に回転する回転体であって、当該第1歯車と同軸線上に配置された回転体と、
前記第1歯車と噛み合って回転する第2歯車であって、当該第1歯車の回転中心軸線と平行な回転中心軸線を有する第2歯車と、
前記第2歯車と同軸線上に配置され、当該第2歯車と一体的に回転する第3歯車と、
前記第1歯車と同軸線上に配置され、前記第3歯車と噛み合って回転する第4歯車と、
前記回転体、前記第1~第4歯車を収納する歯車ケーシングと、
前記歯車ケーシングに設けられ、前記回転体が回転中心軸線方向に変位することを規制する規制部であって、当該回転体と滑り接触可能な規制部と
を備える乗物シート用歯車装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記歯車ケーシングは、前記回転体側を覆うケーシング本体、及び前記第4歯車側を覆うケーシングカバーを有して構成されており、
前記規制部は、前記ケーシング本体及び前記ケーシングカバーそれぞれに設けられていること特徴とする請求項1に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項3】
前記ケーシング本体には、前記ケーシングカバーが前記第1歯車の回転中心軸線を中心として回転することを規制する回転規制部が設けられている請求項2に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項4】
前記第2歯車と前記第3歯車との間に設けられ、凹凸の無い円周面を有する円柱部と、
前記歯車ケーシングに設けられ、前記円柱部を挟んで前記第1歯車と反対側から当該円柱部の円周面に滑り接触する滑り軸受部と
を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項5】
前記第3歯車を挟んで前記円柱部と反対側に設けられたボス部と、
前記歯車ケーシングに設けられ、前記ボス部の円周面全域と滑り接触可能な第2の滑り軸受部と
を備える請求項4に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項6】
前記回転体は、ウォームと噛み合うウォームホィールであり、
当該ウォームホィールの側面には、当該ウォームホィールの歯幅方向に陥没した凹部が設けられており、
前記凹部の底部に前記規制部と滑り接触する被接触部が設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物シート用歯車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の遊星歯車装置では、太陽歯車を有する回転体、ギヤ収容部に固定された内歯歯車、ギヤ収容部に収容され、太陽歯車と内歯歯車とに噛合され、太陽歯車の周りを自転しながら公転する遊星歯車、ギヤ収容部に略収容され、遊星歯車を支持する支持軸と前記支持筒部に回転可能に支持されて遊星歯車の公転と共に回転する出力軸とを有するキャリア部材、並びにギヤ収容部の開口部を閉塞するハウジングカバーを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-156749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、乗物シート用歯車装置において、部品点数の削減及び小型化が可能な歯車装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、第1歯車(13)と一体的に回転する回転体(12)であって、当該第1歯車(13)と同軸線上に配置された回転体(12)と、第1歯車(13)と噛み合って回転する第2歯車(14)であって、当該第1歯車(13)の回転中心軸線(Lo)と平行な回転中心軸線(L1)を有する第2歯車(14)と、第2歯車(14)と同軸線上に配置され、当該第2歯車(14)と一体的に回転する第3歯車(15)と、第1歯車(13)と同軸線上に配置され、第3歯車(15)と噛み合って回転する第4歯車(16)と、回転体(12)、第1~第4歯車(13~16)を収納する歯車ケーシング(7)と、歯車ケーシング(7)に設けられ、回転体(12)が回転中心軸線方向に変位することを規制する規制部(71B、72D)であって、当該回転体(12)と滑り接触可能な規制部(71B、72D)とである。
【0006】
これにより、当該乗物シート用歯車装置では、遊星歯車装置の保持器(「キャリア」ともいう。)に相当する部品が存在しない構成となる。したがって、乗物シート用歯車装置の部品点数削減及び小型化が可能となり得る。
【0007】
なお、当該乗物シート用歯車装置は、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、歯車ケーシング(7)は、回転体(12)側を覆うケーシング本体(71)、及び第4歯車(16)側を覆うケーシングカバー(72)を有して構成されており、規制部(71B、72D)は、ケーシング本体(71)及びケーシングカバー(72)それぞれに設けられていることが望ましい。
【0008】
ケーシング本体(71)には、ケーシングカバー(72)が第1歯車(13)の回転中心軸線(Lo)を中心として回転することを規制する回転規制部(71C)が設けられていることが望ましい。
【0009】
当該乗物シート用歯車装置は、第2歯車(14)と第3歯車(15)との間に設けられ、凹凸の無い円周面を有する円柱部(14C)と、歯車ケーシング(7)に設けられ、円柱部(14C)を挟んで第1歯車(13)と反対側から当該円柱部(14C)の円周面に滑り接触する滑り軸受部(72B)とを備えることが望ましい。これにより、第2歯車(14)及び第3歯車(15)の姿勢及び位置を適切な位置に保持でき得る。
【0010】
上記の構成においては、第3歯車(15)を挟んで円柱部(14C)と反対側に設けられたボス部(15A)と、歯車ケーシング(7)に設けられ、ボス部(15A)の円周面全域と滑り接触可能な第2の滑り軸受部(72C)とを備えることが望ましい。これにより、第2歯車(14)及び第3歯車(15)の姿勢及び位置を適切な位置に確実に保持でき得る。
(【0011】以降は省略されています)

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