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公開番号2024179391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098204
出願日2023-06-15
発明の名称乗物用ドアトリム
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 13/02 20060101AFI20241219BHJP(車両一般)
要約【課題】側突時の力が乗員に伝わり難い乗物用ドアトリムの提供。
【解決手段】乗物のドア1を構成するドアパネル2の乗物室内側に配される本体部12と、本体部12からドアパネル2の上端部3A,4Aよりも上方に延びた上部14と、ドアパネル2の上方に配され、乗員が把持可能な把持部20と、を備え、把持部20は、上部14から下方に窪む部分21を備え、把持部20は、ドアパネル2の上端部3A,4Aに他部材30を介して下方から支持された支持部25を備える、乗物用ドアトリム100。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物のドアを構成するドアパネルの乗物室内側に配される本体部と、
前記本体部から前記ドアパネルの上端部よりも上方に延びた上部と、
前記ドアパネルの上方に配され、乗員が把持可能な把持部と、を備え、
前記把持部は、前記上部から下方に窪む部分を備え、
前記把持部は、前記ドアパネルの前記上端部に直接又は他部材を介して下方から支持された支持部を備える、乗物用ドアトリム。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記他部材は、前記ドアパネルの前記上端部と前記支持部との間に配され、前記乗物のウィンドウに当接する樹脂部材であり、
前記支持部は、前記ドアパネルの前記上端部に対し、前記樹脂部材を介して下方から支持されている、請求項1に記載の乗物用ドアトリム。
【請求項3】
前記樹脂部材は、前記本体部に対して取り付けられる取付部を備えている、請求項2に記載の乗物用ドアトリム。
【請求項4】
前記本体部は、
乗物室内側面を構成する内側部と、
前記内側部の乗物室外側に配され、前記取付部が取り付けられる取付基部を備え、
前記取付基部は、前記ドアパネルの乗物室内側面の延長線上に配されている、請求項3に記載の乗物用ドアトリム。
【請求項5】
前記支持部は、前記把持部の底壁部における下面側から下方に延びた形とされる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用ドアトリム。
【請求項6】
前記上部は、
第1上部と、
前記第1上部の後方に配され、前記第1上部よりも上方に延びた第2上部と、を備え、
前記把持部は、前記第2上部から下方に窪んでいる、請求項1または請求項2に記載の乗物用ドアトリム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用ドアトリムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗物用ドアトリムとして、特許文献1に記載の技術が知られている。具体的に、特許文献1に記載の乗物用ドアトリムは、ドアパネルの車幅方向内側面に固定される樹脂製のパネルにおいて、プルハンドルが取り付けられた第1上面部と、第1上面部の車幅方向内端部から下方へ延びる第1側面部と、を備える。このプルハンドルには、乗員がドアを開閉する際に手を引っ掛けて掴むことが可能な凹部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-30483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、ドアの側方からの衝突(側突と呼ぶ)があり、第1側面部に乗員が接した場合、ドアパネルと第1側面部との間でプルハンドルが突っ張る形となり、ドアパネルから車室内側の方向に加わる力が、プルハンドルを介して第1側面部から乗員に伝わり易くなる虞がある。一方、プルハンドルのように、例えば乗員が乗物を乗り降りする際に把持される部分は、少なくとも上方から加わる力に耐え得るよう、十分な強度を有することが望まれる。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、側突時の力が乗員に伝わり難い乗物用ドアトリムを提供することを目的の一つとする。また、乗員に把持される部分の強度を向上できる乗物用ドアトリムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、乗物のドアを構成するドアパネルの乗物室内側に配される本体部と、前記本体部から前記ドアパネルの上端部よりも上方に延びた上部と、前記ドアパネルの上方に配され、乗員が把持可能な把持部と、を備え、前記把持部は、前記上部から下方に窪む部分を備え、前記把持部は、前記ドアパネルの前記上端部に直接又は他部材を介して下方から支持された支持部を備える、乗物用ドアトリムである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、側突時の力が乗員に伝わり難い乗物用ドアトリムの提供が可能となる。また、乗員に把持される部分の強度を向上できる乗物用ドアトリムの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るドアトリムを車室内側から視た図
ドアの断面図(図1のII-II線に相当する断面)
ドアの断面図(図1のIII-III線に相当する断面)
側突した場合のドアの断面図(図3と同じ位置の断面)
実施形態2に係るドアの断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の乗物用ドアトリムは、乗物のドアを構成するドアパネルの乗物室内側に配される本体部と、前記本体部から前記ドアパネルの上端部よりも上方に延びた上部と、前記ドアパネルの上方に配され、乗員が把持可能な把持部と、を備え、前記把持部は、前記上部から下方に窪む部分を備え、前記把持部は、前記ドアパネルの前記上端部に直接又は他部材を介して下方から支持された支持部を備える。
【0010】
(2)(1)に記載の乗物用ドアトリムにおいて、前記他部材は、前記ドアパネルの前記上端部と前記支持部との間に配され、前記乗物のウィンドウに当接する樹脂部材であり、前記支持部は、前記ドアパネルの前記上端部に対し、前記樹脂部材を介して下方から支持されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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