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公開番号2024178568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023096791
出願日2023-06-13
発明の名称乗物用シートのクッション体
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20241218BHJP(車両一般)
要約【課題】クッション感がよく表面の感触も良好な乗物用シートのクッション体を低コストで提供する。
【解決手段】自動車用シート1のクッション体であるクッションパッド10は、シート幅方向中央部分の略平坦な部分であるメイン部11が、着座面に近い側から表面層17、中間層16、裏面層15と並ぶいずれも発泡樹脂製の3層構造とされている。裏面層15は成形型を用いた発泡成形により形成されたものである。表面層17と中間層16はスラブ状の発泡樹脂である。各層の硬度は、中間層16、裏面層15、表面層17の順に硬く、各層の厚みは、裏面層15、表面層17、中間層16の順に厚く形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートのクッション体であって、
シート幅方向中央部分の略平坦な部分であるメイン部が、着座面に近い側から表面層、中間層、裏面層と並ぶいずれも発泡樹脂製の3層構造とされ、
前記裏面層は成形型を用いた発泡成形により形成されたものであり、
前記表面層と前記中間層はスラブ状の発泡樹脂であり、
各層の硬度は、前記中間層、前記裏面層、前記表面層の順に硬く、
各層の厚みは、前記裏面層、前記表面層、前記中間層の順に厚く形成されている乗物用シートのクッション体。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記クッション体は、シートバックに適用されるバックパッドであり、
前記中間層における着座乗員の腰部に対応する第1部分がその他の部分である第2部分に比べて高硬度とされている乗物用シートのクッション体。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1部分と前記第2部分との連結部は、厚み方向に対して傾斜した面とされているか、又は厚み方向に見たとき等ピッチで折れ曲がる線が厚み方向に延びた面とされている乗物用シートのクッション体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートのクッション体に関する。詳しくは、複層構造をした乗物用シートのクッション体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗物に装備される乗物用シートにおいて、着座乗員の体重を支えながら接触部分の柔らかい感触を保つために複層構造のクッション体が使用されることがある。特許文献1に記載されたシート用クッション体においては、体圧・荷重分散性、ストローク感、ハネ感、タッチ感等のシート性能を付与しながら、底突き感、ヘタリ等の発生を妨げて耐久性能を保つために、高硬度の樹脂発泡フォームと低硬度の樹脂発泡フォームとの間に布材を中間層として介在させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-142571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載されたシート用クッション体においては、中間層である布材が樹脂発泡フォームに比べて面内方向へ伸びにくいものであるので、局部的に座圧が高まる部分が生じて座り心地に違和感を覚えるおそれがあった。また、中間層である布材を高硬度の樹脂発泡フォームと低硬度の樹脂発泡フォームに対して、それぞれ一体化するために2回の発泡樹脂成形が必要となり成形型の必要数が増加してコスト高につながりやすいという問題もあった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、クッション感がよく表面の感触も良好な乗物用シートのクッション体を低コストで提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートのクッション体であって、シート幅方向中央部分の略平坦な部分であるメイン部が、着座面に近い側から表面層、中間層、裏面層と並ぶいずれも発泡樹脂製の3層構造とされ、前記裏面層は成形型を用いた発泡成形により形成されたものであり、前記表面層と前記中間層はスラブ状の発泡樹脂であり、各層の硬度は、前記中間層、前記裏面層、前記表面層の順に硬く、各層の厚みは、前記裏面層、前記表面層、前記中間層の順に厚く形成されていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、乗物用シートのクッション体は、発泡樹脂製の3層構造なので各層の面内方向への伸びは、著しく異なるものではなく局部的に座圧が高まる部分が生じて座り心地に違和感を覚えるおそれを抑制できる。また、3層構造の部分はシート幅方向中央部分の略平坦な部分であるメイン部であるので、スラブ状の中間層と表面層は、成形型により発泡成形された裏面層に対して接着によって一体化でき成形型の必要数を低減できるのでコスト高となるのを抑制できる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記クッション体は、シートバックに適用されるバックパッドであり、前記中間層における着座乗員の腰部に対応する第1部分がその他の部分である第2部分に比べて高硬度とされていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、バックパッドは、中間層において、着座乗員の腰部に対応する第1部分がその他の部分である第2部分より高硬度に形成されているので、着座乗員の腰部を背部等のその他の部分より強く支持することができる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記第1部分と前記第2部分との連結部は、厚み方向に対して傾斜した面とされているか、又は厚み方向に見たとき等ピッチで折れ曲がる線が厚み方向に延びた面とされていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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