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公開番号
2024176896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095755
出願日
2023-06-09
発明の名称
車両用呼吸統制システム
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61B
5/08 20060101AFI20241212BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】車室内において、各人にあった呼吸統制を行うことが可能となる車両用呼吸統制システムを提供する。
【解決手段】車室内の1または複数の座席シート(2A~2D)のそれぞれに設けられて着座者の生体情報を取得する生体情報取得部(114)と、座席シート(2A~2D)の着座者の生体情報に基づいて呼吸させるための呼吸タイミングを着座者のそれぞれに提示する提示部(111)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車室内の1または複数の座席シートのそれぞれに設けられて着座者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記座席シートの着座者の前記生体情報に基づいて呼吸させるための呼吸タイミングを前記着座者のそれぞれに提示する提示部と、
を備えた、
車両用呼吸統制システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
1または複数の前記座席シートのそれぞれに設けられて着座者の有無を検知する着座者検知部を備え、
前記提示部は、
前記着座者検知部によって検知された前記着座者に対して前記呼吸タイミングを提示する、
請求項1に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項3】
複数の前記座席シートは、運転席と助手席とを含み、
車両の走行中と駐車中とを含む運転状態を検知する運転状態検知部と、
制御装置と、
を備え、
前記提示部は、
複数の前記座席シートのそれぞれに設けられて前記呼吸タイミングを触覚刺激により提示する触覚刺激提示部と、
メータパネルに設けられた第1表示部と、
インストルメントパネルの前記運転席と前記助手席との間に設けられたナビゲーションシステムの第2表示部と、
を有し、
前記制御装置は、
前記運転状態検知部を介して、前記走行中であると検知した場合は、前記運転席と前記助手席の着座者に対して、前記触覚刺激提示部を介して前記呼吸タイミングを触覚刺激により提示すると共に、前記第1表示部を介して、前記運転席の着座者の呼吸精度を含む視覚簡易情報を提示し、前記第2表示部を介して、前記助手席の着座者の呼吸精度を含む視覚簡易情報を提示する、
請求項2に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記運転状態検知部を介して、前記駐車中であると検知した場合は、前記第1表示部を介して、前記運転席の着座者の前記呼吸タイミングを表す視覚詳細情報を提示し、
前記第2表示部を介して、前記助手席の着座者の前記呼吸タイミングを表す視覚詳細情報を提示する、
請求項3に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記運転状態検知部を介して、前記駐車中であると検知し、かつ、前記着座者検知部を介して、前記助手席に着座者がいないと検知した場合は、前記第1表示部に替えて前記第2表示部を介して、前記運転席の着座者の前記呼吸タイミングを表す前記視覚詳細情報を提示する、
請求項4に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項6】
複数の前記座席シートは、左後部座席と右後部座席とを含み、
前記提示部は、
前記左後部座席と前記右後部座席とのそれぞれに設けられた前記触覚刺激提示部と、
前記運転席のシートバックの背面に設けられた第3表示部と、
前記助手席のシートバックの背面に設けられた第4表示部と、
を有し、
前記制御装置は、
前記第3表示部と前記第4表示部とに画像が表示されている場合は、前記左後部座席と前記右後部座席の着座者に対して、前記触覚刺激提示部を介して前記呼吸タイミングを触覚刺激により提示すると共に、前記第3表示部を介して、前記右後部座席の着座者の呼吸精度を含む視覚簡易情報を提示し、前記第4表示部を介して、前記左後部座席の着座者の呼吸精度を含む視覚簡易情報を提示する、
請求項3に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記第3表示部と前記第4表示部とに画像が表示されていない場合は、前記第3表示部を介して、前記右後部座席の着座者の前記呼吸タイミングを表す視覚詳細情報を提示し、前記第4表示部を介して、前記左後部座席の着座者の前記呼吸タイミングを表す視覚詳細情報を提示する、
請求項6に記載の車両用呼吸統制システム。
【請求項8】
前記触覚刺激提示部は、
前記座席シートに配置されると共に空気の供給および排出によって膨張および収縮が可能な少なくとも1つの空気袋を有する加圧器と、
空気を吐出する空気ポンプと、
前記空気ポンプの吐出空気の供給先を前記加圧器に切り替える供給弁と、
前記加圧器内の空気を排出する状態と排出しない状態とに切り替える排気弁と、
を有し、
前記制御装置は、
前記空気ポンプの運転または停止と、前記供給弁および前記排気弁の切り替えにより発生される加圧器による着座者への押圧力として前記触覚刺激を提示する、
請求項3から7のいずれか1項に記載の車両用呼吸統制システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、呼吸統制システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カメラにて被観察者の顔の皮膚部分を含む検出領域の映像データを取得し、処理部にて映像データから人の脈波の情報を含む生体情報を取得する。そして、処理部は、生体情報を用いて心拍変動バイオフィードバックを行うための、被観察者の呼吸を補助する呼吸アシスタントを含む情報表示画面を表示する生体情報表示装置の構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-163211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の生体情報表示装置では、車室空間内において、複数人の呼吸統制を行う構成については、開示されていない。また、人によって理想の呼吸リズムは違うため、各人にあった呼吸リズムを提供する必要がある。更に、車両などの運転中において、運転手に呼吸統制を行うための呼吸リズムを視覚情報によって提示する場合は、安全性を損なう可能性がある。
【0005】
本開示は、上述の問題点を鑑みたものであり、車室内において、各人にあった呼吸統制を行うことが可能となる車両用呼吸統制システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の車両用呼吸統制システムは、車室内の1または複数の座席シートのそれぞれに設けられて着座者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記座席シートの着座者の前記生体情報に基づいて呼吸させるための呼吸タイミングを前記着座者のそれぞれに提示する提示部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、車室内において、各人にあった呼吸統制(呼吸のタイミングの制御)を行うことが可能となる車両用呼吸統制システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車両用呼吸統制システムの概略構成を示すブロック図である。
運転席、助手席、左後部座席、および、右後部座席に配置される4つの座席シートの外観の一例を示す斜視図である。
本実施形態に係る車両用呼吸統制システムが備えるECUの機能ブロック図である。
ECUが実行する運転席と助手席に着座した着座者の呼吸統制を行う第1呼吸統制処理の一例を示すフローチャートである。
図4の第1駐車中処理の一例を示すフローチャートである。
メータパネルに設けられた第1表示部に表示された視覚詳細情報の表示画面の一例を示す図である。
インストルメントパネルに設けられたナビゲーションシステムの第2表示部に表示された視覚詳細情報の表示画面の一例を示す図である。
インストルメントパネルに設けられてナビゲーションシステムの第2表示部に表示された呼吸統制時の呼吸精度を評価した表示画面の一例を示す図である。
図4の第1走行中処理の一例を示すフローチャートである。
メータパネルに設けられた第1表示部に表示された視覚簡易情報の表示画面の一例を示す図である。
図4の第2駐車中処理の一例を示すフローチャートである。
図4の第2走行中処理の一例を示すフローチャートである。
インストルメントパネルに設けられたナビゲーションシステムの第2表示部に表示された視覚簡易情報の表示画面の一例を示す図である。
ECUが実行する左後部座席と右後部座席に着座した着座者の呼吸統制を行う第2呼吸統制処理の一例を示すフローチャートである。
左後部座席と右後部座席の着座者の正面のディスプレイに表示された視覚簡易情報の表示画面の一例を示す図である。
左後部座席と右後部座席の着座者の正面のディスプレイに表示された視覚詳細情報の表示画面の一例を示す図である。
左後部座席と右後部座席の着座者の正面のディスプレイに表示された呼吸統制時の呼吸精度を評価した表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。
【0010】
[車両用呼吸統制システム1の概略構成]
本実施形態に係る車両用呼吸統制システム1の概略構成について図1~図3に基づいて説明する。図1は、車両用呼吸統制システム1の概略構成を示すブロック図である。図2は、運転席、助手席、左後部座席、および、右後部座席に配置される4つの座席シート2A~2Dの外観の一例を示す斜視図である。図3は、車両用呼吸統制システム1が備えるECU(Electronic Control Unit)の機能ブロック図である。なお、本実施形態における前後左右上下の方向は、図2に示すように、乗員(図略)が座席シート2A~2Dに着座した状態で見た方向と一致するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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